俺たちの住む商店街は治安が悪い   作:有苑

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現在進行中の小説の箸休めです。
文量も少なめです。

ちなみに、人外とかそういうのは世間的にも周知の事実な世界観です。

登場ライバー

水宮枢 輪堂千速 雪花ラミィ 獅白ぼたん


日常

AT8:00

 

今日がやってくる、昇りくる朝日に照らされて。だんだんと商店街の一本道は明るくなっていく。

その商店街に、ポツンと立つ一軒の本屋にもまた、今日がやってくる。

 

「「「おはようございます。」」」

 

「おお、おはよう。」

 

朝っぱら、商店街の一本道は、主に学生が登校する道となる。ひとえに学生と言っても、小学生もいれば、高校生もいる。これはこの町の学校が、小中高大全て近い位置にある所為である。まあ、賑やかなのは良い事だ。

 

(らい)さん、おっ、おはようございます。」

 

「おう、おはよう。水宮、」

 

「はっ、はい!おはようございます。」

 

「…2回言う意味はなかったと思うぞ。」

 

「そ、そうですねえ…あはは。」

 

水宮枢。俺の友人の妹だ。一目見ての特徴は目と髪色だろう、あと身長。

 

「今何か、失礼なこと考えませんでした?」

 

「…そんなことより、早く行かなくていいのかい?」

 

「ねえ、絶対今話しそらしましたよね!…ふんッだ。すぅはこれから伸びるんだもんッ。」

 

「大学2年生になって“これから”かい。」

 

「だってパパンもママンも、それにお兄ちゃんだって背高いし。」

 

「まあ、そうだな。髪と目の色って、母親譲りだっけ?」

 

「そうですね、エルフなので。」

 

「で、お父さんは普通の人間だけど、お前ら兄妹は、エルフの形質が強いと。」

 

「はい。多分年齢もそうです。」

 

「どれぐらい生きれるんだ?」

 

「多分、800歳ぐらい…ですかね。まあ、成長に関しては、途中で止まるみたいな感じなんですけども。ていうか、そういう話、お兄ちゃんから聞かないんですか?」

 

「まあ、種族の話はあんまりしないなあ。俺そういう時、感性ズレてるし。」

 

「そうですか。」

 

「そろそろ行かんのか?」

 

「何ですかーそれ、まるですぅとあんまり話したくないみたいな。」

 

「そんなんじゃない。…ほら、そろそろお前さんの友人が来るから。」

 

「あとどれぐらいですか?」

 

「…5秒もしたら、そこの角曲がって見えるようになる。」

 

「…あっ!すうちゃーん」

 

「あっ、千速。おはよー。」

 

「10秒か…」

 

「あれ?すうちゃーん、誰と話してたのかなー?」

 

「なッ、なんでもない!」

 

「すうちゃんも、見た目の割には乙女なんだねー」

 

「だーかーらー、違うって!…見た目の割にって何だよ!おい!」

 

今日も賑やかである。

 

 

 

AM11:30

 

商店街にポツンと立つ本屋は、昼から夜にかけて、カフェも営業しているため、忙しくなってくる。

 

「店長ー、これと…じゃあ、これで。」

 

「かしこまりました。カプチーノと、苺のタルトですね。少々お待ちください。」

 

2分後

 

「お待たせしました。こちら、カプチーノと、苺のタルトです。ごゆっくりどうぞ。」

 

「いつも思いますけど、早いですよね。…もしかして、未来でも見えてるんですかー?」

 

「いえ、多少なりとも勘が良いことは自負しておりますが、未来予知なんていうそんなたいそうな事、俺にはできません。…ん?」

 

数秒後、店の外から、激しい怒鳴り声と共に衝突音がが聞こえた。

 

「何!?今の。」

 

「お気になさらず、ごゆっくり。様子を見てきます。」

 

「あっ、はい。」

 

 

外に出ると、数名の巨漢たちと2人の女性が睨み合っていた。

 

「ちょっと、周りの人に迷惑だから、やめてくれますか?」

 

「何だあ、ゴラァ。女の癖に偉そうに。」

 

「あのー、店にいる人たちにも迷惑なので、どこか別のとこでやってくれません?」

 

その姿に女性の1人が反応する。

 

「あれ?店長さん。」

 

「誰かと思えばぼたん…と?」

 

「ああ、えっと…こいつ、雪花ラミィ。」

 

「えっと、じゃあ、雪花で良い?よろしく。」

 

「あっ、よろしく…です。」

 

「あ”?んだオメエ…めんどくせえな、オラッどけ!」

 

一番前にいた巨漢が雪花を蹴ろうとするが

 

「…やめてやれ。」

 

即座に間に入り、足を止める。

 

「あっ、えっと、ありがとう。」

 

「ぼたん、こいつ連れて下がって。」

 

「…分かった。」

 

「あっ、気をつけて。そいつら力強いから。」

 

「うっぜえな、オラッ!」

 

パアンッ!

 

男は懐から銃を取り出し撃つ。しかし、分かり切っていたように避ける。

 

「…はあ、あのさあ、お前らみたいなのがいるせいで、この町が危険とか言われる羽目に何だ…よッ!」

 

突然走り出したかと思うと、飛び上がり、男の頬に膝蹴りを食らわせる。

 

「グハッ!」

 

周りからすれば、気づいたら終わっていたようなものだろう。

 

(何…今の。目で追えなかった。ラミィもエルフだと強い方なんだけど…)

 

「お前ら、痛い思いしたくなかったら、こいつ連れてどっか行け。」

 

「はっ、はいぃ!」

 

「ねえ、ししろん。強くない?あの人。」

 

「そりゃあ、この町でも割と上位だし。」

 

「人間…だよね?」

 

「多分…普通に…うん。」

 

「ぼたん。」

 

「何?店長。」

 

「せっかくだし、俺の店寄ってく?」

 

「…そうするわ。ラミィ、行くぞ。

 

「うっ、うん。」

 

当たり前の日常、それは当然、この町にもある。それを守るのは、商店街にポツンと立つ本屋を構える、とある男のおかげかもしれない。




ごめん、ぼたんエミュが滅茶苦茶下手だ俺。
後タイトル関係ねえし、ほぼ短編だから仕方ねえんだけどさ。
次回もお楽しみに。
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