あッ!ござるは、後々出します。
登場ライバー
猫又おかゆ 水宮枢 風間いろは
PM7:30
昼の騒動も過ぎ去り、店を閉めようとする…そこに1人、客がやってきた。
「申し訳ございませんが、閉店となりますので、また明日にでも…お前か。」
「そっかー、閉店かー、じゃあ、裏口から入るね。」
「いいよ。ほらっ、入った入った。」
「はーい。」
「相変わらず、調子いいな。お前、」
薄暗いカフェに電気をつけ、適当な席に座る。
「で、何の用だ?」
「昼頃にあった騒動、止めたのキミでしょ。」
「まあ、そうだな。…それだけか?」
「まーねー。あと単純に、最近どうしてるかなーって」
「普通だよ、全然。経営は、まあ、お前の店ほどうまくいってないけど。」
「そりゃあ、ぼくの店は、この町名物のおにぎり屋さんだからねー」
「俺もカフェやったりとかで、頑張ってるんだけどな…どうしたもんか。」
「んー、バイトでも雇ってみたら?」
「バイトねえ、そんな給料弾めないし、やってくれる子いなさそうだし。」
「いや、いるでしょ。枢とか。」
「バカか。あいつ大学生だし、なんか、アイドルがどうのこうの言ってたし、やる暇ないだろ。」
「よく言うよねえ。頼めばやってくれること、ちゃんと分かってるクセに。」
「何言ってんだよ。」
「枢も枢でかわいそうだよねえ。」
「…何のことだか。」
「そう、そういうとこ。そういうとこがかわいそうって言ってるの。」
「別に…傷つけようとしてるわけじゃ…「ウ”ー」ん?メール?」
「誰から?」
「噂をすればだ。」
「えっ、ねえ、なんて来た?なんて来た?」
「そんな喰いつかなくても…ほら、」
そう言って、携帯を渡す。
「さて…どうしたもんかなあ。」
「えっとお、これでいいかな?」
「…ん?おい、お前、何勝手にいじってる。」
「オッケー、じゃあ、頼くん。」
「何だよ…」
「明後日、枢とのデート頑張ってね♪」
「まじで?」
「うん、マジ。ほら、見る?」
そう言っておかゆはスマホの画面を見せる。
『頼さん、明後日暇ですか?』
『うん、暇だけど。』
『じゃあ、明後日一緒に遊びません?』
『いいよー、二人っきりであそぼー。』
『そっ、そうですね。』
『早く会いたいなあ。』
「…お前…やったな。」
「じゃ、頑張ってねー。」
そう言うと、おかゆはそそくさと出ていった。
「どうしてくれんだか。」
一方そのころ
「頼さんと、お出かけ、二人っきり、えへへ。しかも、早く会いたいって言ってくれた。」
「…大丈夫か、あいつ?」
「ん?またメール…
『どうした?』
『いや…なんか、妹が変な笑い方してるんだけど…』
『多分それ、知り合いのせいだ。』
『そうなの?てっきりお前関係かと。』
『いや、それはそう。』
『悪い、話が読めない。』
『水宮が、俺を遊びに誘ったんだけど、それを知り合いが面白がって、余計な一言付け加えて、勝手に返信しちゃったんだよね。』
『なるほど。まあ、付き合ってやってくれ。』
『分かってるよ。』
『余計な一言ってなんだ?』
『二人っきりとか早く会いたいとか』
『勝手に返信した奴、分かってやってるだろ。』
『そりゃあ、お前も知ってる奴だし。』
『…おかゆか。』
【だーいせーかーい】のスタンプを送信する。
『あいつなら仕方ない。』
『まあ、今度水宮と一緒におにぎりでも奢ってもらえ。』
『そうするわ。』
『んじゃ、』
『じゃあなー』
次の日
AM10:30
開店から数時間後、本屋に顔見知りが来店した。
「
「よお、いろは。いらっしゃい。」
「あっ、いたいた。」
「何かあったか?」
「いや、ただ暇だったから。」
「そうか…ま、ゆっくりしてってくれ。」
「はーい。」
ドオォン
誰かが、店のドアを蹴破るように開ける。
「頼!」
「どうした、正爾?」
「おかゆのおにぎり屋に強盗が出た。行って来い。」
相変わらずの治安である。
「…分かった。いろは。」
「どうしたでござるか?」
「打ちこわしが起こった、付き合え。」
「そんな古い言い方しなくても、普通に強盗で良いでござるよ。」
「ま、行くぞ。」
「分かったでござるー」
「あいつも呑気だなあ。」
「で、どうするでござるか?」
「俺は勝手口から入るから、お前は表から入って、注意を引いてくれ。」
「了解でござる」
「おい!さっさと金を出せ!」
(うー、頼くん、早く来てー)
「そこまでにするでござる。」
「あ”、何だてめえ。」
(えっ?だれ?)
「大丈夫ですか?」
「おっ、頼ちゃん。助けに来てくれたのかい。」
「はい。状況は?」
「今、おじいさんが対応してるけど、銃を持ってて、撃たれたらどうしましょう…」
「分かりました。…あっ!すいません。台所にある、包丁、1丁お借りしても?」
「ええ、いいけど、あんまり乱暴しないでね。」
「はい。少なくとも、一般人に加害は絶対加えませんので。」
「おい、ジジイ!遅えんだよ!…チッ、うぜえなあ。」
「早く、白銀自警団にに…」
「おい!てめえ、なに、通報してんだ!」
「ヒィ!これはちが…」
「もういい。さっさとくたばれ!」
そう言い、客の1人に発砲しようとするが、
「それ以上は、やめろ。」
ガン!
包丁の持ち手を使い、思いっ切り叩き、気絶させる。
「あ”、誰だ?」
(残りは銃持ちが、1人。ナイフが3人。)
「いろは!」
そう言って、いろはの目の前に包丁をぶん投げる、が。
「相変わらず、武器の配達が雑でござる。」
いろはは頭を傾け、寸でのところで包丁を避け、右手でその持ち手を掴む。
「銃持ちを頼む。それ以外は俺がやる。」
「…背中、預けるでござるよ。」
「流れ弾、こっちや店の人たち、商品棚とかに寄越すんじゃねえぞ。」
「はいはい。分かってるでござるよ。」
「なんなんだ、こいつ等。さっさと、死にやがれ。」
パアン!
スッパ!…ジャキン!
いろはは、銃口から放たれた熱々の鉛玉を2回斬り、四等分にする。
「周りに被害が出ないって、気を使うなあ。」
「何だ、何だ、お前は!」
「…さっさと終わらせよ。」
そう言うと、いろはは居合の構えをとる。
(うまく行ってくれでござるよお。)
「峰筋」
気づくと、いろはの姿はない。いろはが後ろにいることに気づく間もなく、全身に激痛が走り、男は気絶した。
俺は獲物を持っていない為、周りの被害を考えて外に出る。
「ほら、来いよ。」
道の真ん中辺りで振り返り、目の前にいる男を挑発した。
「こいつ!ゥオラ!」
「フッ…ん”!…オラァ!」
逆手で持ち、降ってくるナイフを左手で受け止めると、右拳で腹に1発。休む間もなく、がら空きの脇腹に蹴りを食らわせるとその男は気絶する。
「ふっ、ふざけんな!」
今度は、ナイフを持った奴が、後ろから襲いかかってくるが後ろ蹴りを放つ。ナイフは靴に刺さった状態で静止した。
「グッ……‥」
「………はあ、オラッ!」
脚に力を込めると、相手は5m程吹っ飛ぶ。
「ふう……貫通しなくてよかったよ。」
そんな事を言いながら、靴に刺さったナイフを抜く。
最後の1人は、正面から刺しに来た。
グサッ!
右手を囮にし、刺さった状態で引き寄せる。
ドガアァン!
腹に膝を打ち込むと、男は気絶した。
「……やっぱり、ちと痛いなあ」
右手に刺さったナイフを抜く。十数秒もすれば、傷は塞がった。
「そっちは、終わっでござるかあ?」
「ああ、終わったよ。」
「頼くーん、助かったよー」
「呑気だな」
「えっとお、君は?」
「拙者、風間いろは。侍でござる。」
「お侍さんなんだあ、珍しいねー」
「風間家当主でござる。」
「3代目だけどな。」
「それは、言わなくていいでござるよお」
「…?3代目?」
「あー、こいつ、800歳とかだから。」
「えっ?800!人間だよね?」
「そうでござるよー」
「どういうこと?」
「まあ、色々あんだよ。もしかしたらその内話す。」
「あのー、強盗が出たっていうのはここかなー?」
「あっはい。もうそこで伸びてますけど。」
「確保、感謝します。って君か!」
「まあ、この商店街で起きた事件なんで。」
「フレアー。さっさと運ぶよー」
「はいはい。君も、無理しすぎないでね。」
「ここの治安が良くなれば解決なんですけどね。…というか、2日連続で、銃を所持してる連中なんですけど、同じ金型だし。」
「本当?分かった、調べてみる。」
「お願いします。」
5人は白銀自警団の隊長格2人に連れて行かれた。抱えられて、主にノエルさんだったけど。
扉を開けると、呼び鈴が鳴る。
「帰ったぞー」
「少し、疲れたでござる。」
「やっぱり困ったときは、実質締め上げ屋の
「締め上げ屋なのか、頼り屋なのかはっきりしろ。……つうか、うちは本屋だ!」
多少なりとも、治安の悪いこの商店街も、住人からしてみれば、彼がいれば安心らしい。
妙にバトル多いけど、気にしないでください。
主人公の人脈の広さも気にしないでください。