現代カードは王国のルールに勝てるのか   作:デュエルしろよ

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 儀式は変わらず、効果破壊によるダメージとフィールドパワーによる攻撃力上昇も無しで行こうと思います。


王国編
vs騎甲虫


 スマホでマスターデュエルをしてたよな?

 

 それがなんで船の上にいるんだ?しかも凄く頑丈そうなスーツケースを持って。

 

 中身なんだろ…うわ大量のカードだマスターデュエルばっかりしてたから紙のカード久しぶり…こんな頑丈そうな作りだったっけ?曲げるのもキツイのだが。

 

 開けといて何だけどこれ開けて良いやつだろうか、もしかして知らず知らずのうちに闇バイトしてた?

 

 いやでも遊戯王カードを運搬する闇バイトってなんだ、それこそ遊戯王のアニメにありそうな、え、まさかだよな。

 

 辺りをキョロキョロと見渡しても船の上だから遊戯王の世界かどうかなんてわからないよな少なからず歩いてる人たちはデュエルディスクをつけてないから誰も彼もがやるような時代ではなさそう。

 

「こうすればよかったんだ!」

 

 こ、この声って、急いで声のした方に向かうとそこにはエクゾディアを海に投げ捨てる羽賀と遊戯達がいた。まじで遊戯王の世界かよ!?

 

 て、あぁ!城之内飛び込んだぁ!アニメ見てたから大丈夫だと分かってても暗い海に飛び込むのはヤメロォ!

 

「船員さん海に人が落ちました!」

 

 と、とりあえず船員さんに城之内が海に飛び込んだことを伝えてこの場を去ろう、朝までにデッキを作っておかないといけないことに気づいた。

 

 転生の特典とでも言っているかのようにスーツケースには最古から最新のカードとマスターデュエルで使っていたデッキが入っていたが、そのまま使うわけにはいかない。

 

 だってこれ王国向かうでしょ、王国編じゃん、既存のアニメルールである4000ライフですらないじゃん

 ライフ2000

 

 直接攻撃なし

 

 生贄召喚なし(⭐︎5以上も生贄無しで通常召喚可能)

 

 戦う場所によって効果が違う(常にフィールド魔法の森や海が発動しているような状態)

 

 魔法・罠がそれぞれ1ターンに1回制限

 

 融合召喚したモンスターは召喚したターンは攻撃できない

 

 融合召喚は場のモンスターでしか出来ない

 

 属性や種族、フレーバーテキストの設定が反映される

 

 なぁにこれぇ⭐︎今と違い過ぎて笑っちゃうよ、嘘だねもう笑ってるよ。

 

 まずはライフ2000だがこれは別段この後のルールでも4000が限度なので正直あんまり変わらないって感じだ、ただ事故死率は単純に上がるからそこは気をつけないといけない。

 

 はい次ぃ、直接攻撃禁止ですねぇお前本当に遊戯王か?まぁデュエルモンスターズらしいけどアニメだと。

 

 これは単純に効果除去して場をまっさらにしたところで肝心なトドメがさせません、おい、デュエルしろよ(強制)だね。

 

 戦闘してライフポイントを削らないとダメなので地味に火力が低いデッキがキツイことになる、逆に言えばこっちがピンチの時は守備で出し続けて粘ることも出来る、出せないと強制敗北だ。

 

 お次はこれだぁ!融合召喚した時だけぞくに言う召喚酔いがあるんですねぇ、ペガサスはティアラメンツや烙印を予知していた?これもこっちが有利な状況で呼び出してもトドメがさせない制約なので困りますねぇ。

 

 続いて、融合への嫌がらせかな?場のモンスターでしか融合出来ない。

 

 これは『融合』のカードがしっかり場のみになっていたし他の融合カードも手札からの記載が無くなっていた、戦闘推奨しまくりのルールなのにこれのおかげで強いモンスター同士の融合しか普通にやろうとしたら出来ないだろう。

 

 生贄召喚無しはどっちも有利に働くって感じだろうか、3体生贄が指定されてたり、生贄召喚で効果を発動するカードは効果や召喚のコストとして処理するんだろう『融合』と違って特に記載変化がない。

 

 戦う場所によって効果が違う、これに関しては分かるかボケとしか言いようがない、純粋なパワーアップだったり潜水して一切攻撃出来ないとかその時々過ぎて困る。あえて言うなら出来そうなら出来るんだろう。

 

 属性と種族の相性、フレーバーテキストを適用についてはもうキレそう

 

 これもその時々過ぎるが、使う時と使わない時があるのでよく分からない、まぁ使っても意味ない時は使ってないだけなんだろうが、これが本当にカードゲームか?とは言いたくなる。

 

 ただカードゲームとして見ないとそこまでおかしくない気がする。

 

 ようはTRPGを対戦カードゲームに落とし込んだと思えば違和感が無いように思える、言ったもんか勝ちに見えるのもTRPG特有のゲームマスターが面白いアイデアだからルールブックにはのっていないが採用するみたいな感じで機械が勝手に処理してくれるのかもしれない。

 

 もちろんされた側はたまったもんじゃ無いが。

 

 後普通にシンクロ、エクシーズ、ペンデュラム、リンクは使えないよなぁ、たとえ使用出来たとしても毎回対戦相手から、インチキ扱いされるのはつれぇよ。

 

 これらを考慮してデッキを作りたいけど………どうするのが正解なんだ?

 

―――

 

 遊戯を倒す前に景気付けにとスーツケースを持ったおっさんがノコノコ森にやって来たからデュエルを仕掛けたけど。

 

「ひょひょひょ、まさかおじさんも昆虫族使いとはおもわなかったよ!」

 

「私もまさか最初の相手が羽蛾選手だとは思わなかったよ、光栄ですね」

 

 お互いの場には昆虫族が1体づつ並んでいるが僕の場にはさらに『進化の繭』が存在する!あいつのターンが終われば僕のプチモスは究極完全態になるんだ!

 

「私は『騎甲虫ライト・フラッパー』召喚!召喚に成功したのでそのまま効果を発動!墓地からビートルーパーモンスターを2体手札に加えます!そしてバトル!『騎甲虫ライト・フラッパー』で『ヘラクレス・ビートル』を攻撃!」

 

 く、僕の『ヘラクレス・ビートル』が!?でもこのターンは凌ぐことが出来たぞ!ついに!ついにだ!

 

「僕のターンドロー!さぁ!ついに来たぞ!『進化の繭』から完全態が羽化するぞぉ!!」

 

 繭が粘着質な音を奏でながら崩れていく、砂埃が起こりそれが鎮まった時、今度は乾いた羽音が騒音として響き始め、音の正体が飛翔して姿を表す。

 

「『究極完全態・グレート・モス』召喚!」

 

「これが『究極完全態・グレート・モス』かっこいいですね!」

 

「ひょひょひょ、同じ昆虫を使うだけあってわかってるじゃないか!だがもちろんカッコいいだけじゃないぜ!『究極完全態・グレート・モス』で攻撃!」

 

 『究極完全態・グレート・モス』は昆虫特有の素早い羽ばたきをさらに加速させ突風を巻き起こす、そして風には1つの物を狙うなど出来ない。

 

「私の場のモンスターが全部やられた!?」

 

「『究極完全態・グレート・モス』の攻撃は全てのモンスターを破壊するのさ!」

 

「『和睦の使者』を発動していたが破壊されたか…効果扱いでもあるのか?」

 

 僕の『究極完全態・グレート・モス』が半端なトラップの防御を突破できないなんてありえないのさ!まぁダメージまでは与えられなかったみたいだけどまぁ良い次のターンでお終いさあんたは、ただ念には念を。

 

「僕はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

「俺のターン!ドロー!俺は正面から『究極完全態・グレート・モス』を倒したかったんだ!」

 

 何!?いやそもそも何故僕が『究極完全態・グレート・モス』を使うことを知っているんだ!これは海馬の『青眼の白龍』を倒すために用意したとっておきでこれが初お披露目だというのに!

 

「ひょひょ、どうやって倒すと言うんだい、攻撃力3500なんだぜぇ?」

 

「言ったろ、正面から倒すって!もちろん超えるさ!その攻撃力!」

 

 何を言うかと思えば条件一切無しで僕の『究極完全態・グレート・モス』を超えるのは不可能さ、フィールドパワーがあればまだ可能性があるけど同じ昆虫だから無意味だってわかってるはずだ。

 

「俺は『騎甲虫スカウト・バギー』を召喚!召喚に成功した時こいつは同族をデッキから呼び寄せることが出来る!来い、もう1体の『騎甲虫スカウト・バギー』!」

 

 攻撃力1000のモンスターを2体並べた?1体何をするつもりだ。

 

「さらに俺は自分と相手の墓地のモンスターを1体づつデッキの1番下に戻すことで『騎甲虫スティンギー・ランス』を特殊召喚!さらに昆虫族が召喚されたことにより!手札から『騎甲虫スケイル・ボム』追加で特殊召喚!」

 

 4体を一気に召喚しやがった、だけどいくら数を並べようとも僕の『究極完全態・グレート・モス』で一掃してやるだけさ!

 

「並べただけ…だと思うなよ!フィールドにモンスターを並べたんだ。やるんだよ、融合を!」

 

 融合だって!?4体全て使うだなんて聞いたことがないぞ!

 

「私は『騎甲虫隊上陸態勢』を発動!!!」

 

 しかも専用の融合カードだと!?4体の騎甲虫が空高く見えなくなる………?何も起こらないぞ!まさかこけ脅し………ひょ?

 

―――

 

 王国に影が被さる、まるでこれからの王国で起きる暗雲を示唆しているかのようだ。

 

 そしてその暗雲はペガサスかはたまた遊戯かもしくはどちらともか、ただ少なからず。

 

 今の影も暗雲を呼び寄せるのもスーツケースを持った謎の男であるのは確かだ。

 

 

―――

 

 嘘だろ嘘だろ嘘だろ!?大きいってレベルじゃないぞ!?

 

「『超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス』召喚!!!」

 

 攻撃力4000!?まさか本当に正面から僕の『究極完全態・グレート・モス』倒す気でいるなんて!

 

「融合モンスターは召喚したターンは攻撃できないから俺はこれでターンエンドだ」

 

 驚いてしまったが融合は最初攻撃出来ないんだった危ない危ないひやっとしたぜ、そうそう、ひやっとしただけでなんにも不利になんかなっていないだってさぁ!

 

「攻撃力を超えて来たのは驚いたけど、融合モンスターにしたのはまずかったねぇひょひょひょ」

 

「どういうことだ?」

 

「まだ気づいていないみたいだね!『超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス』の攻撃力を見てみな!」

 

「………!?何故攻撃力が下がり続けているんだ!」

 

 どれだけ『究極完全態・グレート・モス』より強いモンスターを出そうとも、倒せなければ『究極完全態・グレート・モス』が出す鱗粉により攻撃力がどんどん下がっていくのさ!

 

「他のカードの効果を受けないはず!………そうか、攻撃力が下がる効果、鱗粉を使った妨害なんて『究極完全態・グレート・モス』のテキストには書かれていないからか!」

 

「さぁ僕のターンドロー!念の為伏せていたけど不要だったみたいだね!僕はトラップカード『援軍』を発動!『究極完全態・グレート・モス』の攻撃力をさらに500アップする!そしてそのまま『究極完全態・グレート・モス』で『超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス』を攻撃!」

 

「ちょっとまてよ、まだ俺の『超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス』の攻撃力が下がり切ってないだろ、もうちょっと待とうぜ」

 

 何を言っているんだこいつは?下がり切るのを待つだって、わざわざそんなことする必要なんてないはずだ、単なる時間稼ぎか?まぁいいや臆することはないさ相手は何も伏せカード無しなんださっさと止めをさしちまえ!

 

「融合に使用したモンスターってどこにいくんだろうな?」

 

 急にそんなこと聞いて負けそうで頭が混乱でもしてるのか?

 

「そんなの墓地に決まってるだろ!」

 

「本当にそうかな?私は融合カードと言っても専用の『騎甲虫隊上陸態勢』を使った、そう素材にした騎甲虫達は上陸場所を知らせる為に空高く飛んでいった、じゃあその後は?まさか戦闘中だっていうのにそのまま帰るわけにはいかないよな!」

 

 まさかあの『超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス』の背中の建物にいるっていうのか?だけど…。

 

「それがどうしたって言うんだ!」

 

「どうしたもこうしたもあるか、素材にした騎甲虫達の中には『騎甲虫スケイル・ボム』がいた、そして今『騎甲虫スケイル・ボム』は自分と同じ部隊を呼んで大量の『騎甲虫スケイル・ボム』が今あの建物に配置されているだろうさ」

 

 『騎甲虫スケイル・ボム』?確か場にいた姿は………まさか!

 

「大量の燃料(鱗粉)をありがとうよ!デュエルリングが真っ黄色になるほどの燃料が倒したいモンスターから出ているなんてサイコーだぜ!!!」

 

 今すぐ鱗粉をまくのをやめさせて回避行動を!

 

「もうおっせぇんだよ!!!着火!!!!」

 

 大量の爆弾と鱗粉が合わさり視界が全て真っ白になったのを最後に僕は意識を失った。

 

―――

 

 か、か、かったぞぉぉぉぉ!!!

『サンダー・ボルト』内蔵で永続で毎ターン攻撃力1000下がり続ける効果を受けない耐性を破ってくる脳筋昆虫の『究極完全態・グレート・モス』君は強敵でしたねぇ(震え

 

 まさかテキストに書いてない効果だから、カードの効果を受けないの耐性をぶち破ってくるとか思わないじゃん!やけくそでそれっぽいこと言ってみたら通ったから良かったけれど!

 

 ………てかなんだよ『超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス』に搭乗している兵の中に爆弾使える奴いるからその爆弾を使って鱗粉による粉塵爆発を起こして倒すって。

 

 言ったもん勝ちっつうのも分かるね、何が通るかわかんないがそれっぽければというか出来そうなら本当に何でも言えば通りそうだ。

 

 そう考えると『青眼の白龍』が最高打点なのはドラゴンで人間みたいに汎用的な動きが出来ないからその分攻撃力が高いのかもしれない『ブラック・マジシャン』って人間でかつ魔法も使えて攻撃力も2500ってイカれてますねぇ!遊戯と戦うことがあれば『ブラック・マジシャン』を完封しないと負けるなこれは。

 

「うぅ、ここは?」

 

「お、起きたか羽蛾選手、映像とはいえ凄い迫力だったからね大丈夫かい?」

 

「負けたのか僕は………もってけ、スターチップ1個、勝負する前に賭けてた数だ」

 

「潔いね」

 

「同じ昆虫族使いに負けたんだ、むしろ気分がいいねひょひょひょ…まぁ出来ればその使ってたカード見せて欲しいなぁって思うけどね」

 

「船でカード捨ててんのみてるから見せんぞ、奪うつもりだろ」

 

「ギ、ギクゥ!」

 

 ある意味強くなるのに1番貪欲なのこいつな気がして来た、まぁカードの精霊とかが存在しているからこういった行為もデッキの引きの良さに影響して土壇場で勝てないんだろうけど………………この場面、もし私が何かカードを渡せば遊戯とデュエルする時羽蛾は引くことができるんじゃないか?主人公補正ならぬ悪役補正とでも言おうか勝つかはわからないが使って主人公の壁にはなるはずだ。

 

「………………おもしろそうですね」

 

「ひょ、ひょえ?」

 

「流石にデッキを丸ごと渡したりは出来ませんが良いカードをあげましょう」

 

 あぁ、悪事に手を染めるってこんな快感なのかこれから先のデュエルがより楽しくなって来た。

 

―――

 

「遊戯!お前にとっておきを見せてやるよ!!」

 

「何!?『進化の繭』以外にも隠してる奴があるっていうのか!」

 

「『進化の繭』ただそれだけじゃ破壊されてしまうかも知れない、ならどうする?守るのか?いいやあのおじさんは『早め』たら良いと言ってこれをくれたのさ!」

 

「『超進化の繭』を発動!自分の『進化の繭』を装備したプチモスを生贄に捧げて現れよ!『究極完全態・グレート・モス』!」

 

「何だと!?進化の過程をカード効果ですっ飛ばしたっていうのか!」

 

「その通りさ遊戯!これでお前は6ターン猶予があるはずがそれがなくなりしかも完全態になったグレートモスを相手しないといけなくなった!これに勝てるかな遊戯!!」

 

―――

 

「僕が負けるなんてぇ!そんなぁ〜!せっかく『超進化の繭』をもらったのに!」

 

「羽蛾、いったい誰なんだそのカードをくれたおじさんっていうのは」

 

「…それはいえないね、これでも口は硬い方なんだ」

 

「軽そうな見た目してるって自覚あったのね」

 

「ひょひょひょ、ただ言えることもあるよ、遊戯、ペガサス、どっちも覚悟しておいた方が良いよ」

 

『禁じられた一滴は既に垂らされているってことをね』




口調が安定してないのでデュエル中に気分が上がると俺で口が悪くなっていくことにしました。
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