前世オルティナ、今世TSアイク   作:久保サカナ

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シャドウズのことばかり話題にしてしまいますが万紫千紅も楽しみです!



掲示板要素は今回もお休みです、覇者の剣本編決着編です

多少のアンチ・ヘイト表現あります


初代女王改めTS主人公だけど元老院は悪い文明!破壊する!! その6

 

 

そして、舞台は骸黒の民の本拠地である地下空間に移る。

 

連れ去られたティーナを救うべく光を放つ覇者の剣に導かれるアルとガントとキルマーであったが話題で「アルの本当の親」が出たのだ、しかしアルは笑って「ハルトムートの記憶なんて何もない。オレの親はオヤジ1人さ」とバッサリである。

 

 

 

「ハルトムートは本当にさぁ…アトスの爺さんとかエリウッドのおっさんとかを見習って欲しいぜ!」

 

「エリウッドも一度はやらかしてるけどな」

 

「「((気になる…))」

 

 

 

ここで、モルガンの手によりかつてのアルと父マグゥの在りし日の回想が入った。

 

巨木すら粉砕する父の奥義を見て目を輝かせる幼き日のアル、血が繋がらずとも確かに絆はそこにあったのだ。

 

しかし、敵の本拠地でこの回想とはまるでこれからの2人の運命を暗示しているようであった…

 

そして、最奥部に辿り着いた一行を迎えるのは骸黒の民のボス、アウダモーゼであった、傍らには囚われのティーナもいる。

 

骸黒の民の奪った神将器も宙に存在するのだ、烈火の剣をプレイしたエムブレマーには辛い光景である。

 

 

 

「エムブレマーだった個人的には汚い手でデュランダルとアルマーズとフォルブレイズとアーリアルに触っているの許せないな」

 

「その気持ちよくわかるぞ」

 

「そのデュランダルとアルマーズとフォルブレイズとアーリアルいう武器には何か謂れがあるのですか?」

 

「いやこの戦争から20年前の出来事なんだが今は割愛するぞ」

 

「「((気になる…))」」

 

 

 

記憶の中のアルはアウダモーゼの甘言に惑わされず「お前が何だろうとどうでもいい!オレたちはティーナを連れて帰る!!」と啖呵を切り、一同は戦闘に入るのだった。

 

しかし、アウダモーゼは「片角」と呼ばれる骸黒の民にデュランダルを与えてアルにけしかけた。

 

アウダモーゼは語る…「遥か太古…人が生まれる前の時代、初めての竜がこの世に生まれた。大いなる自然と生命の結晶、それこそが始祖竜!無垢であるが故に最強の存在。アルはその血を引いているのだぞ」と。

 

だからこそアルを復活させてその力でこの世に君臨するのが目的であると、そうしてティーナに手をあげるアウダモーゼに怒り心頭のアルは「片角」の仮面を粉砕するのであった。

 

しかしその下にあったのは………

 

 

 

神 息 の 颶 風 (ウルディア・ア・ラグラード) !!

 

 

 

まさか…

 

まさか…

 

そ…そんな…!!

 

 

 

「オ…オヤジ!?」

 

 

 

そう、仮面の下から現れたのはアルの育ての親、マグゥであった。

 

アウダモーゼは戦意を失うアルを嘲笑うかのようにマグゥは骸黒の民であったこと、始祖竜の力を手に入れる最後の鍵を開くために戻って来たことを告げるのだった。

 

必死になってマグゥを説得しようとするアル、しかしマグゥの猛攻は止まなかった。

 

ガントがアルを庇うもマグゥの力は強大だ、アルは初めて父親の剣を受け止めたのだった。

 

 

 

「あんなに強かったオヤジの剣受け止めちまった…ほめてくれよ…なあ…目を覚ましてくれよ…オヤジ…オヤジ、オレ…強くなっただろ?」

 

 

 

しかし、アウダモーゼによって洗脳されたマグゥはアルの決死の呼びかけにも反応しない。

 

悪辣にして悪趣味なアウダモーゼはマグゥでキルマーとガントを殺すように命じてアルが飛び込んで来た瞬間に洗脳を解き、アルに父親を刺させたのだ。

 

これにはエルランもゼルギウスも絶句である、しかしその2人を見るアルの瞳は冷徹であった。

 

 

 

「何を他人事のように見てるんだ?テメェらも野望と戦火でテリウスを焼くならばアウダモーゼと同じだ、これが野望と欲望で他人の人生と家族を踏み躙るということだぜ?実際、アイクが必死になって説得しているのにさっきから全然聞いてねぇじゃねぇか!!!」

 

「アル…辛かっただろうな…俺も辛いよ」

 

「オルティナ…私は!」

 

「オルティナ様…違うのです!」

 

 

 

そして、記憶の中のアルは「始祖竜を甦らせる最後の鍵」である絶望に身を浸し始祖竜に覚醒、巨大な竜に化身するのであった。

 

だが、その始祖竜の力を神将器を使ったアウダモーゼによって吸い出されてしまう。

 

絶望に膝をつくアルであったがそんなアルに声をかける者がいた、生きていたマグゥである、彼は骸黒の民の正体…かつての人竜戦役に於いて地下に追われて復讐を誓った者であること、そして始祖竜を利用しようとしたこと、しかし自分は裏切って逃げたことを話したのだった。

 

 

 

「復讐をセリノスの大虐殺、あるいは印付きの迫害に、始祖竜を女神に置き換えると…ホラ不思議だな?テメェらになっただろう?テメェらもアウダモーゼも同じ穴のムジナなんだよ!!!」

 

「「((絶句))」」

 

「アル…一応俺の旦那たちだからもっと手心を加えてくれ…誰よりも優しいからこその野望なんだ…今でも愛しているんだ…」

 

「そうやってアイクが甘やかすからコイツらも まるで ダメな 旦那 略してマダダになったんだろうが!」

 

 

 

アルの 必殺の 一撃!

 

エルランとゼルギウス には 特攻だ!

 

 

 

人類滅亡を目論む割にはイマイチ非情に徹しきれない2人がアルの言葉の刃で滅多刺しにされている中、記憶の中のアルはマグゥに「思い出せ…ここまでの旅を…」と叱咤されるのだった。

 

 

 

「山で暮らしていた時の真っ白だったお前の中に芽生えた意志を…育まれた想いを…」

 

「そうだな、親父…オレ…やってみるよ!!」

 

 

 

だが、始祖竜と化したアウダモーゼの力は強大である。

 

アウダモーゼの攻撃で危機一髪のアルを救ったのは囚われながらも神将器を手にしたティーナであった、彼女はアーリアルの一撃を喰らわせたのだった。

 

渾身のアーリアルが効かないことに狼狽するティーナ、そんな彼女にアルは「大丈夫だ…心配するなティーナ」と声をかける。

 

 

 

「俺はお前が好きだ。ガントもキルマーも…みんなも…この世界も…」

 

「どれだけ強かろうが!やってみなきゃわからねえ!」

 

「絶対守ってやる!守り続けてやる!」

 

 

 

その時、覇者の剣が輝いた、アルの前に現れたのは亡き母親ミリィザである。

 

彼女は始祖竜は絶望より生まれ覇者の剣にも絶望が宿っているということ、絶望を絶望で打ち砕く限り哀しき因果は終わらぬこと、始祖竜を倒せるかもわからないし剣の真の力を見た者もいないということをアルに伝えた。

 

 

 

『でもね、アル…私は、あなたならできると思っています。こんなに心の強い人を私は知りませんから』

 

「母さん…」

 

『始祖竜と…心一つに…』

 

 

 

母ミリィザの導きを受けて覇者の剣に宿る始祖竜と心を一つにしたアルの一撃はアウダモーゼを粉砕せしめた。

 

そして、始祖竜の中でアウダモーゼの残留思念を切り払ったアルは巨大な竜の骸と対面する、アルは「ありがとう」と礼を言うと覇者の剣を始祖竜の元に還した。

 

 

 

「さようなら母さん…約束するよ」

 

「二度と絶望など生み出さないことを」

 

「二度と力を奪いあわないことを」

 

「だから…眠ってくれ…」

 

 

 

アルは光の中に消えた…

 

そして、ベルン城のロイの元に場面は移る。

 

 

 

「本当の戦いはこれからなのかもしれない。どんなに未来が大変でも僕たちは負けない!」

 

 

 

こうして後に「ベルン動乱」と呼ばれる大陸全土を巻き込んだ大乱は幕を閉じた、誰もがそう信じて疑わなかった。

 

 

 

「サガならここでめでたしめでたしで終わっただろうな。でもな、真の悲劇はここから始まったんだ…俺のせいなんだ…」

 

 

 

そう光を失った瞳で嘆くアルの腰には還したはずの覇者の剣が携えられているのであった。

 

 

 





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