何でメガスターミーのR-18絵があるんですか?
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そうして食卓を囲んだグレイル傭兵団とゼルギウス、今日のメニューは今日村のパン屋でカリッカリに焼かれた歯応えのあるバゲットとテリウスでは「女王様のスープ」と俗に言われるミルクで作ったソースを使い野菜とキノコ、あとはアイクが仕事のついでに狩って来た熊肉を灰汁抜きして柔らかくなるまで煮込んだスープ………要するにクリームシチューである。
「ねぇ、ボーレ、オスカーお兄ちゃん、今まで気になってたんだけど何でミルクのスープを女王様のスープって呼ぶの?女王様って誰のこと?」
「えーと、それはだな…………………今は飯食うのに集中しろ!」
「ボーレ、わからないなら無理しなくても良いさ。このスープのレシピはね、かつてこのテリウスで最初に国を興した女王様が女神アスタルテ様に献上した料理の一つだと伝わっているんだよ」
「へぇ〜女神様もこのスープを食べたんだね!」
木匙でスープを口に運ぶ合間に子供らしく思った疑問を直ぐに口に出すヨファ、勉強の時間になると抜け出すボーレには当然答えられずアイクと共にグレイル傭兵団の厨房係になりつつあるオスカーが答えたのだった。
「その女王の名前をオルティナという、邪神から世界を救った三雄のひとりであり私が仕えているベグニオン帝国の前身、ベグニオン王国の礎を築いた女王だ」
「女王オルティナは大層料理が上手で女神アスタルテ様も魅了したと言われていてね、今テリウスで伝わっている料理のレシピの元を辿ればオルティナに行き着く…なんて話もあるくらいさ。それにテリウスの民は食事をする前に「いただきます」食べた後に「ごちそうさま」って祈るだろう?これも女王オルティナが起源だとされてるんだ」
オスカーの話にすかさず補足説明を入れるベグニオンの将軍ゼルギウス、僧侶のキルロイも更に説明を足した。
「へぇ〜戦いも強くて料理も上手なんてすっごい女王様なんだね!まるでお姉ちゃんみたい…」
「「「「「(いや、オルティナ本人なんだが………)」」」」」
カリカリのバゲットを千切ってスープに浸して食べるミストはそんなことを呟く、アイクも大概だがミストもなかなかにシスコン気味である、それに内心でツッコミを入れるのは前世オルティナことアイクとアイクの正体を知る者達である。
ミカヤは読心能力で「アイクが何か秘密を隠している」という事は分かるが詳しくは知らない、かつて鷺の民を伴侶にしていたアイクは鷺の民由来の読心をかわす方法も知っているのだ。
なお、前世オルティナ今世アイク的には「米と味噌と醤油の再現まで行けなかった」ことが後悔というか心残りであった。
アヴァロンにドヨウの日になるとねこやの扉が現れなかったらとっくに心が折れていただろう、ちなみに二つ名は「カツカレー」である。
そして、和やかに食事を終えた一同は皿洗いと片付けを手早く済ませてグレイルの号令の元に作戦室に集合した、ゼルギウス曰く「伝えておきたいことがある」との事だ。
「師よ、近いうちにデインが動きます。標的はベグニオンではなく………」
「クリミアか。確かに俺がアシュナード王ならベグニオンよりはクリミアを狙うぞ」
「どういうこと?」
ゼルギウスから齎された情報に息を呑むメンバーとそうでない者達………前者は既に戦場に出て日が経っている者で後者はミストやヨファ、あと勉強をサボっていたボーレである。
「分かってねぇなぁ、良いか?国が動くってのは戦争を他国にしかけるって事だ、今のクリミアはそこの将軍サマの言うことが正しいならデインに狙われてるって事だよ」
疑問符を浮かべるヨファに口が悪いながらもちゃんと説明してあげるシノンなのであった、そこまで言われたら分かっていないメンバーも事の重大さに気づいたのだ、ミストとヨファは「大変!偉い人に伝えなきゃ!」と俄かに騒ぎ出す。
「落ち着け、ゼルギウス、お前がこうして伝えて来ると言う事は確かな情報なんだな?」
「デインには信頼のおける密偵を忍ばせております。その者からの報告では既にアシュナード王は王都クリミアを精鋭による電撃作戦で落とすべく進軍の用意をしているとの事」
まさかグレイルも信頼出来る密偵が漆黒の騎士になったゼルギウス本人だとは思わないだろう、アイクは二足の草鞋を履くやる事の多い旦那2号の苦労を想うのである………というか原作でもサラッと流されたが鎧だけをラジコンみたいに精神力で動かせるってどんだけ〜!!
閑話休題(多分ミカヤみたいな印付きの特殊能力、きっと、メイビー)
とりあえず、グレイル傭兵団の方針としては直ぐにどうこう動くよりもまずは「依頼されている海賊退治を済ませてから王都メリオルへ偵察隊を派遣する」という事でまとまった、元クリミア騎士であるティアマトは心配といった風であったがまずは出来る事をやろう、という方針には同意したようだ。
これにて解散…と行く前にゼルギウスがグレイルに話しかけたのである、曰く「師匠超えをしたい」との事だ。
「たった十数年で、師であるこの俺を追い抜いたつもりか?大層な自信だな!ゼルギウス!!」
「いえ、予感がするのです………今のうちに心残りを済ませておかなければいけないと。貴殿の剣こそが私の目指す剣の道の終着点なのだから!」
そう言うとゼルギウスは持って来た包みの中を開いた、そこから出て来たのはアイクにとっては懐かしい二振りの剣である。
「かつて始祖オルティナが使ったと言われるベグニオン帝国の秘宝の一つ、神剣ラグネルとエタルドです。この日の為に持ち出して来ました」
「ここまでされては俺も引き下がる訳にはいかんな!よし、アイクに見届け役を頼むか」
「分かった」
そうして3人は先程鍛錬に用いた広場に向かうのであった。
(でもミストもこっそり着いて来てしまった)
アイクは前世オルティナだった頃にはドヨウの日になるとアヴァロンの扉から洋食屋のねこやに通うのが人生の楽しみでした。
デギンハンザーもソーンもエルランもゼルギウスの前世も一緒に連れて行きました、何ならアスタルテも連れて行き美食に目覚めさせました。
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