前世オルティナ、今世TSアイク   作:久保サカナ

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旅立ち回です

アイクちゃんの中の人が好きだったアニメは

「スケッチブック 〜full color's〜」

「けものフレンズ(無印)」

「きのこいぬ」

です、とにかく動物と癒しを求めてました

お気に入り220件突破ありがとうございます!これからも精進して参ります!!


初代女王改めTS主人公だけどベグニオンに向かうで!!! その2

 

 

そして、スクリミルとの一騎打ちの次の日、出立の準備を整えたグレイル傭兵団は謁見の間でカイネギス王にエリンシアを護衛する依頼資金の50000ゴールドと次の町までの物資を受け取り、後はガリア側からの人員レテとモウディが派兵されると言う旨を伝えられたのだった。

 

 

 

「50000ゴールドか…多くはないでしょうか?」

 

「一国の王族の命としては安過ぎる程だ、それにアイク殿にはスクリミルが世話になった…」

 

 

 

50000ゴールドという大金に思わず王の真意を尋ねるグレイルであったがカイネギス王はむしろ申し訳無さそうに答えるのだった。

 

なるほど、これはアイクの正体が知られているのとスクリミルを倒したなどというゲームとは違うという事の顕れらしい、お言葉に甘えて受け取っておく。

 

ここで一旦エリンシアに心付けとしてゴールドを渡し、そこからグレイル傭兵団への依頼料にするという流れもやった、お金の流れはちゃんとしなければね!

 

なお、同行してくれるレテとモウディ曰く………「ベグニオンにトラウマを持つラグズは多い、他の者は皆嫌がった。私達だって震えが来るほど嫌だが他でも無い王の命令であるしアイクやエリンシア姫が行くと言うのならば力になろう」との事だ。

 

肝心のベグニオンに行く方法であるが…ガリアは船を所持していないため、デインに支配されたクリミアに一度戻り船を用立てるしかないようだ。

 

えっ?暁の女神で侵攻に使った抜け道を使えば良いだろって?アレは一度しか使えない国家機密なので………

 

とにかく、グレイル傭兵団はクリミアに戻るしか無いのだ………船の手配は途中まで同行してくれるライがやってくれるらしい。

 

そうしていざ出立!となった時、謁見の間の扉が音を立てて開かれた、そこに立っていたのはスクリミルである。

 

 

 

「何用だ!スクリミル、今はお前の出る幕では無いぞ!!」

 

「叔父上!俺は一晩よくよく考えたぞ!!俺もアイク達に着いて行く!!!」

 

「ハァ?」

 

 

 

思わずちいかわのうさぎみたいな声を漏らしてしまったアイク、カイネギス王筆頭に他の者たちも似たような雰囲気である。

 

しかし、スクリミルはその様な事を一切意に介さず「負けてから俺はずっと考えたぞ!強さと賢さが俺に足りないというのならば両方を持っている者に着いて行けば良い!!俺に勝ったアイクが俺に強さと賢さを教えるべきだ!!!」と実に脳筋な理屈を披露している。

 

これにはどうするべきか………と悩み、カイネギス王の方を見るアイク、カイネギス王はつかつかとスクリミルの元に歩み寄ると思いっきりゲンコツで甥をぶん殴ったではないか!

 

 

 

「この大馬鹿者!これからエリンシア姫とグレイル傭兵団が向かうのはベグニオンなのだぞ!?ベグニオンがどの様な国か理解して言っておるのか!?」

 

「ベオクの国だろう!?」

 

「ああ、そしてつい20年近く前までラグズを奴隷として扱い…いや、今も多くのラグズが隷属させられて『半獣』などという蔑称が当たり前の様に罷り通る国だ」

 

「そうだ、お前は半獣ともし呼ばれて己を律する事が出来るのか!?お前はガリアの王族なのだ!!お前の軽挙妄動一つでベグニオンはガリアを攻めるのかもしれんのだぞ!!!」

 

「………!」

 

 

 

そこまで言われてスクリミルはハッとした様だ、そう…これからの旅路ではグレイル傭兵団にとってもエリンシア姫にとってもラグズ達にとっても醜いモノを見なければいけない旅路なのだ(トハの愚民とか腐敗した元老院とかなりそこないとか)、正直なところ原作を知るアイク、甥っ子の性格を知るカイネギスは絶対に無理だろうと考えている。

 

しかし、敗北を知ったスクリミルはアイクの方に向き直ると「アイク達は傭兵なのだろう?傭兵とは金で雇われるモノと聞いたぞ!」と言うではないか。

 

 

「ああ…そうだ、あんたはもしかして自分が傭兵として雇われる気ではないだろうな?」

 

「そのまさかだ!俺は王族として見識を広める為にお前達に雇われるぞ!!」

 

「スクリミル…お前と言う奴は………!!」

 

 

 

ここまで言うとは本気なのだろう…とアイクは考える、それに王族が見識を広める為に旅をしながら戦うのはファイアーエムブレムには良くある事である。

 

実際の所、グレイル傭兵団は本人が知っているかは別として、セネリオ(デイン国王アシュナードの息子にしてゴルドア国王デギンハンザーの孫)とミカヤ(ベグニオン帝国の正統なる神使)を抱えているのだ、火薬庫みたいなモノである。

 

それにこの勢いである、今断ったとしても後からついて来そうだ………そうなると最初から「グレイル傭兵団の新入り」として監視下と制御下におきながら面倒を見た方が良いのでは?

 

アイクがカイネギス王にその考えを伝えるとカイネギス王はしばらく思案した後に深々とため息を吐いて、「グレイルやティアマトやアイク殿には世話をかける事となる」と絞り出した。

 

 

 

「叔父上!と言うことは!!」

 

「良いか?スクリミル、お前にはこれから王族としての見識を深める旅に出てもらう………しかしだ、あくまでお前はグレイル傭兵団の新入りとして扱われる!グレイルやティアマト、アイク殿や他の傭兵団の者達には絶対に従うことだ!!レテとモウディにもだ!!さもなくばお前からはガリア王国の王位継承権を剥奪する!!!」

 

「ああ!わかった!!」

 

 

 

カイネギス王はそこまで言うとグレイルやアイクの方に向けて「すまない…報酬に10000ゴールドを追加するのでどうかこの大馬鹿者に広い世界を見せてきつく躾をしてやってくれ」と言うのだ。

 

グレイルもアイクもここまでされたら断れないぞ!という事でスクリミルの仲間入りを承認するのであった………

 

 

100:神剣二刀流

というわけで、スクリミルが仲間になったぞ

 

101:名無しの連盟民

いや、どういうわけだよ…

 

102:名無しの連盟民

まだ蒼炎の軌跡だよな?

 

103:名無しの連盟民

あーもうめちゃくちゃだよ!

 

104:碧の覇者

アイクが女体化していてオルティナの生まれ変わりという時点で今更ではなかろうか………

アルは訝しんだ

 

105:名無しの連盟民

漆黒の騎士も親父の仇から前世の旦那にクラスチェンジしてるしな!

 

 

 





というわけで、なんか筆があらぬ方向に全力疾走した結果スクリミルが仲間になりました。

でも、王族が見識を深める為に国を飛び出てフリーダムしてるのはファイアーエムブレムあるあるでは?

今パッと思いつくだけでレヴィンとか…ヨシュアとか…ラーチェルとか…


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