ヒーローズのロイがアイクに童顔をつっこまれていたけど
竜であるニニアンの血を引く=老化が穏やかってXの意見を見てなるほどと思いましたね。
UA30000突破ありがとうございます!見てくれるだけでも嬉しいです!!
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そして、無事に出航出来たグレイル傭兵団一行の乗った船であった。
船長のナーシル………正体こそ隠しているものの竜鱗族のラグズにして、孫娘とその婚約者である王子を人質に取られてデインのスパイをやらされている………の話ではベグニオンまでは2か月程の船旅になるという。
出航してから数日はデインの追手が来ないか警戒していたが鸚鵡のシャベル曰く「デインハガリア攻略ニ力ヲイレルシ漆黒ノ騎士ノ指示デ追手ハ無イヨ!」との事だったため、今は皆、思い思いに過ごしている。
いや………アイクはエリンシアとスクリミルの表情がトハ以来、優れないのを察したため話をしようと2人のいる甲板に出たのだった。
甲板の上にはエリンシア………と少し離れた場所にスクリミルが立っている、2人とも産まれて初めての海と船旅だろうに表情が何処か暗い。
スクリミルはエリンシアに話しかけようとはしている様だが、普段の益荒男っぷりが嘘のよう…というかエリンシアの表情に釣られて借りて来た猫状態だ、獅子なのに。
「エリンシア、スクリミル、少し話良いか?」
「アイク様…」
「アイク…」
「自国民とベオクの醜さを目の当たりにしたんだ、気分が優れなくて当たり前だ。アレは俺もどうかと思うぞ」
「「!?」」
まさか言い当てられるとは思っていなかったのだろう、エリンシアとスクリミルの表情が驚愕に染まる………2人ともそういうところが分かりやすいんだがな。
するとスクリミルが「おい!アイク、何故ベオクはラグズを虐げるんだ!?」と問うて来た、難しい問題だな。
エリンシアも「トハの民はラグズと交流する王家など滅ぼされて当然だと言っていました…お父様やクリミアのやっている事は間違っていたのでしょうか…?」と同じく問うて来た、う〜ん私見になるがこの2人にはキチンと向き合わないといけないな。
俺はこれは1人では難しい問題だと思ったため、他のメンバーを呼びに行く事にした…ディスカッション形式だ。
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そして、集まったのは原作でもラグズにはおっかなびっくりだったミスト、差別主義者シノン、デイン出身サザ、ラグズに迫害された印付きセネリオ&ミカヤ、印付きではないが混血のアル、自らガリアへ赴任を希望するほど差別意識皆無の元王宮騎士ティアマト、船長のナーシル、丁度来ていたセフェラン(エルラン)、スクリミルのお付き状態のレテとモウディである。
「というわけで、何故ベオクはラグズを虐げるのか、クリミアとガリアの国交は間違いだったのか、皆自由に意見を出してくれ。出した者には俺の手作り飴ちゃんをやろう」
「誰がそんなガキみてぇな褒美で釣られるかよ!?」
「俺なりのジョークだ、そうカッカするなシノン」
そう俺とシノンが漫才めいたやりとりをしていると、ミストが「わたしも最初…ちょっと怖かったかな」と話し出した、良し、飴ちゃんをやろう。
「ラグズの人達って私達ベオクには出来ない『化身』が出来るじゃない…そこがちょっと怖かったかな…」
「ミスト…」
「みんな…すごくいい人。だけどね、それって…いっしょにいることで……いろんなところを見て、知って…だから、そう思えるようになったんだよ、初めて会った時から平気でいられるほうが…特別なんだって…… わたしは…そう思うよ」
「そうだ!普通のベオクは半じゅ…ラグズは怖いんだよ!!初対面でいきなり化身してるところに組み技を仕掛けてモフり倒す様な奴の事を世間様じゃなんて言うか知ってるか?キ◯ガイって言うんだ!!!」
「「「「「「「「「「それは確かに………」」」」」」」」
「なんだお前たち、いくら俺でも傷つくぞ」
ミストの告白にシノンが援護射撃した流れ矢がまさかの俺に被弾したぞ、(カキンッ)、ただセフェラン(エルラン)は「貴女は変わりませんねぇ」と後方腕組み旦那面をしている。
そうか…多くのベオクにとってラグズは「怖いもの」なのか、オルティナだった頃の俺は「うおお!?ここテリウスじゃん!!ジャパリパークに来たみたいだ、テンション上がるなぁ〜!!!」だったぞ。
まぁ、アレだ。
円卓時代に相手したクリーチャー侵略者妖精精霊の類に比べれば「話が通じる」ってだけ一億点満点だったな、リアルけものフレンズよ。
閑話休題(この元女王、心が広くてケモナーのケがある)
次に口火を切ったのはサザだった、「デインではラグズは半獣と呼ぶんだ、半獣は人間の敵、人を憎んで襲って殺す恐ろしい化け物だって言うのが常識なんだ」とデインにおけるラグズの姿を話したのだった、飴ちゃんをやろう。
「何故だ!なんでそんな事を言われねばならん!?」
「我らが人を襲うだと?王の命令が無ければ関わるのも嫌なのに?」
「そンな誤解ヲされテるなンて…モウディは悲シイぞ」
「それはデインという国の気風というか成り立ちがラグズ憎しから来たものだからでしょう、あの国はベグニオンの反ラグズ派が独立した軍事国家………常にラグズという敵を作り団結して来たのですよ。ようは国家ぐるみでラグズ差別をして成り立っているんです」
疑問視するラグズ組の言葉にセフェラン(エルラン)が解説する、そうだな、身も蓋も無い事を言えばデインという国は「成り立ちからして悪い」、少なくともラグズとベオクの共存を望み国を興した俺、眠りについた女神の意向には全力で叛いていると言えよう。
そこまで話したところでアルが「じゃあ、エリンシア姫とラグズ組に聞くけどさ、テリウスにおける混血…印付きあるいは親無しの事をどう思う?」となかなかにぶっ込んだ問いをした、飴ちゃんをやろう。
「ガリアの言い伝えでは『親無しは不吉、産まれれば大地の破滅が100年近づく』と言われているぞ!!」
「私はまだ印付きの方に会った事はありません…よく分からないです…」
「ふーん、じゃこれ見ろよ」
そう言うとアルは腕を何も無い大海原に向けた、すると腕がメキョッという音を立てて竜の鱗を纏い変形した………ようはカムイの竜穿と同じだ。
それを見たラグズ組は体を強張らせて警戒態勢に入った………耳と尻尾の毛が逆立っている。
「俺な、テリウスとは異なる世界の竜と人のハーフなんだ。印はねぇけどこの大陸で言うところの印付きだな」
「アル、良いのか?」
「これで嫌われるならそこまでって事だろ、トハの連中と一緒だ」
アルは更に語る…
自分の故郷では竜と人、このテリウスで言うラグズとベオクの全滅戦争があって人が勝利して竜を大陸から追いやった事。
自分の父親はその戦争で最も竜を殺して戦争を終結に導いた英雄だった事。
しかし、伴侶である母親の正体が竜であり「愛しているから嘘がつけない」と父親に正体を告げた事。
父親は母親と幼い自分を捨て、殺さずに封印して人の伴侶を娶った事。
母親と自分は父親に恨みを抱く連中に封印を解かれ、母親は殺されたという事。
自分はその後、養父にも仲間にも友にも妻にも恵まれたが復活した竜によって全て殺されてしまったと言う事…を話したのだった。
「竜と人、ラグズとベオク、異なる種族は必ず対立し争いが起きる…いつだって犠牲になるのは俺たちのような狭間の者だよ…」
「アル様………」
「アル………」
「第一にな、俺たちを虐げて最初から存在しないものとして扱うのがラグズだぜ?その時点でな、差別は生まれている!トハの連中がやってる事と何も変わらねぇんだよ!!」
「アルの言う通りです」
「アルの言う通りだわ」
アルがそう言い切るとセネリオとミカヤが発言する、そしてセネリオは前髪を上げて額を、ミカヤは手袋を外したのであった。
そこにあるのは印付きの証………これにはエリンシア姫もラグズ勢も息を呑んだ。
「アンタ達から見たら俺たちはどう見える?滅んで当然の穢らわしい存在だと思うか?」
「………違います」
アルの自虐的ともとれる問いかけにハッキリ答えたのはエリンシアだった、彼女は混血組の方をしっかりと見据えて「少なくともアル様は己が疎まれる事を恐れずに身体を張って私と皆様を助けてくれたり、ミカヤ様もセネリオ様も私にとても良くしてくれたではありませんか。私は少なくともトハの民の様な存在にはなりたくはありません」とキッパリ告げたのである。
「少なくとも、俺はまだお前達のことをよく知らん!印付きだって初めて見た!!………だからこそだ、旅の中でこれからお前達のことを知って行くぞ!!!」
「我らにも差別意識があったのは事実…か、これではベオクをとやかく言えんな」
「モウディはアルともミカヤともセネリオとも仲良クしタイぞ」
そうして印付きへの考えを改めるラグズ勢………この光景をセフェラン(エルラン)は眩しそうに眺めているのであった。
ブリテンのFOE「妖精」「精霊」「蛮族」「ランスロット」「ベイリン」
ミスト「(アルって奥さんいたんだ………)」
アイクの飴ちゃんはガイアの持ってるアレを想像してください、常に持ち歩いています。
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