前世オルティナ、今世TSアイク   作:久保サカナ

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セネリオが自分の正体を知ったようにミカヤにも自分の正体を知ってもらいます。

ランキング入りありがとうございます!!!

お気に入り250件突破ありがとうございます、精進して参ります!!!


今回ちょっとキャラ崩壊気味です、サザ涙拭けよ。


番外編 ゴルドアの夜 恋慕

 

 

エルランと共にデギンの前から去った後、俺たちの前にミカヤが現れたのだ。

 

ミカヤは申し訳無さそうにおずおずと「ユンヌが呼ぶから、こっちに来たら聞いてしまったの…」と答えた、どうやらデギンとのやりとりを聞かれてしまったようだ。

 

 

 

「いや、こんなところで話を始めた俺たちが悪い。ミカヤは何も気にしないで良い、他言無用だがな?」

 

「貴女ならそう言ってくれると思ったわ…ごめんなさい」

 

「ユンヌ…その小鳥はユンヌというのですね」

 

 

 

俺はふと思った、エルランも居るしミカヤに「己の正体」を告げておくべきではないか?

 

ベグニオンに行けばこうやって他言無用の話をする事も出来ないだろう、アヴァロンに連れて行くという手もあるが。

 

それにミカヤをベグニオンに連れて行くのは危険な気がする………ミサハの面影はあるし彼女の暗殺に関わった者はルカンを筆頭に存命なんだ、ここでデギンにサザと共に保護してもらうのも一つの手だろう。

 

そう考えていると、ミカヤは「アイク、私達が初めて貴女と出会った時のことを覚えている?」と尋ねて来た、表情がやけに真剣なので此方も居住まいを思わず正して答える………

 

 

 

「ああ、お前が印付きだということがバレて反ラグズの気が強い村人に石を投げられてたんだったな」

 

「そう、サザも私を守ろうとして石に打たれている最中、人垣の中から貴女が割って入って石を受けたのよね。そして、貴女は村人達を一喝したわ…『今、俺が流した血、お前たちに流れている血、彼女に流れている血、一体何が違う?答えてみろ!!!』ってね、そうしたらもう石は飛んで来なくなったわ」

 

 

 

真剣な顔で当時の俺の声真似をするミカヤ………シリアスな場面なのにどこかおかしくって思わず笑みを溢してしまうとミカヤは少しムッとして「もうっ!私は真剣なんだから!!」とぽこぽこ怒るので「すまない」と謝る。

 

エルランは印付きの受けた迫害、そして俺の行動に何処か表情を暗くした、まぁ元凶はあなたの嘘だからな。

 

 

 

「その後、貴女は私とサザの手を引いてグレイル傭兵団に入れてくれたのよね。印付き…セネリオが当たり前のように貴女の側に居て、受け入れられていたのには目を疑ったわ」

 

「俺も親父も母さんもその辺は気にしないからな…俺からすれば気にする奴の気がしれないぞ」

 

「ふふっ貴女はいつもそうね………」

 

 

 

そこまで言うとミカヤは俺に距離を詰めて来たと思うと抱きついて来たのだった、そして俺の胸元でこう囁く………「貴女の心を読んだわ、ベグニオンにどんな危険があったとしても私は貴女についていく………だってアイク、貴女のことを好きになっちゃったんだもの」と。

 

困り果てておずおずとミカヤを抱きしめ返す………暖かくて柔らかくて良い花の香りが鼻をくすぐった、さっきセネリオが俺に愛を告げて、今度はミカヤか………どうすれば良いんだ。

 

すると、横のエルランが「貴女はそれで良いのです、多くの者から愛される…旦那冥利に尽きますよ」と言ってくれた、なんかすまんな。

 

 

そして、落ち着いたらしいミカヤが一旦俺から離れたところできちんと「ミカヤがベグニオンに行くことへの危険性」を説くことになった。

 

 

 

ミカヤはかつての俺…オルティナとエルランの間に産まれた子の末裔………すなわちベグニオン帝国の正統なる後継者であること。

 

お前は現在の神使、サナキの実の姉であること。

 

お前の祖母、先代神使ミサハが元老院に暗殺されて、お前は逃がされて無事であったこと。

 

ベグニオン帝国に向かうということは敵の手中に飛び込むことと同義であり、本当に危険だからゴルドアでデギンに匿われていた方が良いこと。

 

 

 

そこまで言うとミカヤは自分の生まれがそこまで凄いとは思っていなかったのか…はたまた俺とエルランの子孫だとは思わなかったのか、目を真ん丸にして驚いていたが、エルランの方を向くと「通りでアイクと貴方からは懐かしい気配を感じるわけだわ…」と再び俺の手を取って来たのである。

 

 

 

「アイク、貴女の心配は最もだわ。でも、私は貴女の側を離れない」

 

「ミカヤ…」

 

「今、見えたの。ベグニオンに行って辛い想いをするのは貴女も同じだって。私は貴女に守られるだけじゃない、セネリオがやっているように側で支えたい、いけないかしら?」

 

「そういうところは本当にオルティナ…アイクそっくりですよ、血は争えませんね。この場合は魂というべきでしょうか?」

 

「エルラン、説得を諦めないでくれ」

 

 

 

そして、ミカヤの勢いに押されるまま彼女とサザはこのままついて来ることになったのだった。

 

ミカヤを客室まで送って行き、その帰りにサザに「ミカヤはあの日からずっとあんたにぞっこんなんだ、どうかミカヤの想いを無碍にしないでくれ」と懇願された。

 

……………俺も本格的に身の振り方を考えるべきかもしれんな。

 

 

 





ミカヤってこんなキャラだったっけ…?と自分でも困りながら書きました、キャラ崩壊タグをつけるべきでしょうか。

ファイアーエムブレムは百合も公式でやってる!!先生×エガちゃんの薄い本なんて一億冊くらいある!!!


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