前世オルティナ、今世TSアイク   作:久保サカナ

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お久しぶりです

はい、今回は結構無理矢理かもしれませんがNAISEIのターンです

そうはならんやろ、と思っても、なっとるやろがい!!の精神でお願いします。


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初代女王改めTS主人公だけど子孫が愛されのじゃロリやで!!! その11

 

 

そして、ベグニオン帝都シエネ王宮にて。

 

 

 

「ふむ、粛正から1週間経ったが静かなものじゃのう………」

 

 

 

がらんとしてしまった議事堂を見ながら林檎の入った籠をシグルーンに持たせたサナキは呟く。

 

未だに粛正の血の跡がベッタリと壁と床に着いているのを、己に対しての戒めとして毎日足を運んでいるのだ。

 

しかし、護衛として付いているシグルーンは情報を知らされているためきちんとサナキの耳に現在のベグニオンの状況を入れるのだった。

 

 

 

「いえ、サナキ様。こうしている間にもゼルギウス将軍率いる神使派の兵士達、タニス率いる神使親衛隊、そしてグレイル殿が率いるグレイル傭兵団が転移の粉及びリワープの杖を用いて粛正した元老院の一族を拘束・処刑。セフェラン様が速攻で王宮から代官を派遣したので混乱は最小限におさえているのです」

 

 

 

そう、こうしている間にも暁の女神原作で敵に周った連中、特にヌミダ配下でデインに暴制を敷いたジェルド、バルテロメ配下でクリミアを属国扱いして掠奪を働きエリンシアを殺そうとした連中を念入りに綺麗に片付けているのである。

 

特にアイクの動きは暁の女神プレイヤーとして私怨がかなり入っている………とマーリンは後に語った。

 

 

 

「代官?元老院の連中がごっそりいなくなったのによく人手がおったのじゃな」

 

「サナキ様、有能な人間すなわち貴族ということはありません。平民出身で冷や飯を食べていた者は大勢いるのですよ」

 

 

 

実際の所、セフェランとアイクが「粛正しても良い」と考えた理由も「あなたの代わりはいくらでもいるもの(by綾波レイ)」状態だったからである。

 

帝国最強の将軍ゼルギウスですら平民出身である(しかもデイン人)と伝えられていたサナキは納得したようだ。

 

そもそも、セフェラン(エルラン)に至ってはラグズである………この国ガバガバじゃな、大丈夫かのう?、サナキは神使として不安に思った。

 

 

 

(まぁ、元老院によるミサハ暗殺でガタガタになったのが原因だが。おのれ元老院………!!)

 

 

 

なお、普通のNAISEIものならばここで平民が革命意識を持つのだろうが、ここは信仰の篤い者が住む国ベグニオンであり生まれつき神使が絶対だというのが平民に刷り込まれた共通の意識である。

 

(セリノスの大虐殺が起きた理由も神使ミサハが国民に愛されていた反動であった)

 

それに、セリノスの大虐殺で国内には「これ以上は手を汚したくは無い………」という厭戦ムードに似た空気があるのだ。

 

もちろん、サナキ自身の人気もあるが。

 

 

 

「本当にセフェラン…エルランは食えないのう…長生きしているとああなるのじゃな」

 

「本人曰く、創世の大洪水を生き残ったそうですからね………」

 

 

 

そうしみじみと呟くサナキとシグルーン、そこに今まさに話題上っていたセフェラン(エルラン)が激務のあまり目の下にクマを作った状態で現れて「サナキ様、お耳に入れておきたいことがあります」と報告するのである。

 

 

 

「何じゃ?」

 

「接収した領地の領民達が神使様万歳を唱えております。デイン=クリミア戦争への戦争準備のために税率を上げようと考えておりましたが………強欲なる元老院の連中はおおよそ4〜6割を徴収していたようです」

 

「あの者達は本当に…!!」

 

「まぁ、領民にとっては実質大減税。溜め込んだ財産は国庫に収まって財政難は解消どころか左団扇ですね。ちなみに現時点で判明してる土地だけでこれだから見入りは更に増える見込みです」

 

 

 

ベグニオンの民が虐げられていたことに憤りの声を上げるサナキ、そんな彼女に「アイツら、楽に殺すんじゃなかったな」と話しかける者がいた。

 

 

 

「アイク様!お戻りになったのですね!!」

 

「ああ、サナキ。元老院の連中から解放された領民は皆『神使様万歳』と唱えていたぞ。彼らの期待にこれからキチンと応えないとな?」

 

 

 

これにはサナキも身が引き締まる思いである、そんなサナキにアイクは「それはそうとサナキ、教えておきたいものがある」と言いながら一枚の誓約書を取り出すのだった。

 

 

 

「これはベグニオンの悪しき文化、血の誓約だ。これはキルヴァスに結ばせたモノでルカンの屋敷から押収した」

 

 

 

そして、血の誓約の恐怖と厄介さをサナキに教えるアイク………実はこれはオルティナが持ち込んだブリテンの負の遺産とも言えるためアイクも無関係では無い。

 

サナキの顔色はみるみるうちに青ざめて行く………ヒラコー先生も激おこの暁の女神屈指のご都合主義ではあるが、まさかベグニオンがこのようなことをしていたというのを受け止めるにはサナキは幼過ぎた。

 

 

 

「明日のラグズサミットにおける手札の一枚にはなる、この誓約を破棄することがキルヴァスの悲願であるからだ」

 

「ええ、アイク様。わたしは明日のラグズサミットに赴いてキルヴァスに誓約の破棄を行い、セリノスの王族に直接謝罪を行います………リアーネ王女を早く家族のもとに帰してあげなければ………」

 

 

 

そうして、貴賓室に向かう一行。

 

そこには先日、エルランとアイクによって色を失ってしまった森から保護されたばかりの鷺の民の生き残りの王女、リアーネ姫が滞在していた。

 

彼女は入って来たサナキ…に対してはやや怯えているようであったがなまじ心が読めるために「サナキが心からベグニオンの行いを悔いていて謝罪も本心であること」を理解しているのだ。

 

何よりも、鷺の民の偉大なる祖先であるエルラン、始祖オルティナことアイクがいる事は彼女を安心させていた。

 

 

 

「(こんにちは、リアーネ姫。ご機嫌はいかがですか?)」

 

「(明日になったらリュシオンやネサラやティバーンに会わせてやれるからな、何か他に希望があったら言ってくれ)」

 

「(エルラン様、オルティナ様、ありがとうございます)」

 

 

 

つつがなく古代テリウス語で進む会話………サナキもエルランに通訳してもらい何とか彼女と会話をしようとしていた。

 

 

「リアーネ王女、美味しい林檎があるのじゃが………一緒に食べようではないか」

 

「(サナキはあなたと一緒に林檎を食べたいようですよ)」

 

「(林檎………林檎は好きです、ありがとうございます)」

 

「林檎は好きだそうだ、良かったな。サナキ」

 

 

 

そうしてシグルーンは持っていた林檎の入った籠を机の上に下ろす、林檎は手を洗ったアイクがうさぎさんにカットしてくれた。

 

これには少女2人もニッコリ、一緒に林檎を口に運ぶのであった。

 

 

 





次回、ラグズサミットin神使!お楽しみに!!

あと、質問があったため書きますがここの女体化アイクちゃんのイメージは野◯ま◯る先生です。

あの先生が出した同人誌(漆黒×女体化アイク)がこの話を書くきっかけになりました。


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