試験会場F、しかし校内バスで移動とはね
マンモス校なだけある…にしてはデカすぎだよやっぱり
「なぁアイツって」 「さっきの怖い人じゃん」 「正直眼鏡の奴よりアイツの方がこえーよ」
悪目立ちしたな〜(白目)つい我慢できず言っちまったけどここまでとは
「ん*1」
「うおっと……いつの間に」
横を見れば黒髪のやまとなでしこ、クールそうな雰囲気の子が立っていた
「ん?*2 小大唯」
いや自己紹介する流れなのか?
「烏丸優だよろしく」
右手を差し出すと彼女も握り返してくる、しかし
「ん ってもしかして何かの略か?」
「ん*3」
頷くって事はそうなのか……えぇわかんねぇ
[はい START]
はい?……マジかぁ!?
「行くぞ!」 「ん!*4」
俺と小大さんはすぐ駆け出したけど他の受験生はまだ走り出してない、あれもしやフライングかましたか?
[へいへいーい!もう賽は投げられたんだぜ? STARTしたリスナーに続け続け!!]
フライングではなさそうだ…一安心
「ん*5」
「偶然だよ…ん?」
今俺言葉理解出来てたな
「人間抹殺!ターゲットニヒキ!」
わらわらと来たな、2と1か
「早い者勝ちって事で」
「ん!*6」
右から2ポイント1体に対し左からは1ポイントが3体、ここはサクッと2ポイントって行きたいけど!
「うえりやぁ!」
左に飛びそのままストレートパンチで1ポイントの体に風穴を開ける、案外脆いか?
「仇!」 「数ノ有利デ潰ス!!」
っときたな、貫いた1ポイントの体を蹴りその勢いで迫る1ポイントの顔に回転を加えたドロップキックで陥没させる
「マ マズイ?」
「だが逃がさん!とお!」
もう一度飛び上がり空中で回転を加えたスピンキックを残った1ポイントに放つ
「カッ!?……マダダ!」
脆いとは思ったが辺りどころもあるか?、ボディを蹴り頭上に飛び両足で挟むように足を振り顔面を蹴り砕く
「……小」
「ガガガガ!?」
振り返ると小大が触れた2ポイントがどんどんボディだけ圧縮されるように凹み軋んでいく、まさか外のパーツだけ小さくしたのか?
「恐ろしいヤツ…ロボからしてみれば天敵だな」
「ん*7」
人間にはしないでくれよ…ってか出来ないでくれ
他の所でも音が成り始めたか、他の受験者も動きだしたな
「ここで別れよう お互いいい成績を」
「ん*8」
小大と別れ右手にカード、左手にバックルを個性で取り出す
取り出したカードをバックルに差し込み腰に当てると、赤いカードが飛び出し腰に回るとベルトになり装着される
待機音が鳴り響く中目の前から3ポイントが車輪をまわし突撃してくる
「排除! 腐ッタ人間!!」
「思ったけど君ら言葉遣い悪くない?」
一度両手を腰に当て、右手を前に突き出し叫ぶ
「変身!」
右手を戻し左手を突き出し、右手でレバーを引く
〝TURN UP〟
ベルトからエネルギーの壁、オリハルコンエレメントが出現それを走り突き抜け鎧が装着される
「はああああ!」
左腰に装着されているブレイラウザーを引き抜き、迫る3ポイントの右腕を切断する
「うええりゃああああ!」
そしてそのまま縦に切り裂き3ポイントが真っ二つになり崩れ落ちる
「さて…急ごうか」
順調にポイントを稼ぎつつピンチの受験者を助け時間はちょうど半分って言った所か
「他のカードも試すか」
丁度目の前に3ポイントを先頭に2ポイントが続く形で来ているのでアイツらで試そう
ブレイラウザーを開き、カードを1枚抜き取りブレイラウザーにスキャンする
〝TACKLE〟
スキャンされたタックルボアのカードからエネルギーが放出、体に充填され体から白い闘気が溢れる
ブレイラウザーの切先を前に構え、勢いよくロボットに突撃する
「はああああ!!ふん!!!」
正面から衝突した3ポイントは火花を散らし、後続の2ポイントに衝突し爆発する
「本編じゃ当たらなかったけど当たれば強いな」
まぁこれ発動すると一直線にしか進めないから交わされやすいと言えばそうなんだろう
そんな事を考えているとドシーン!と音と共にビルが倒壊していく
「なんだ?…よっと」
ジャンプしビルの屋上に飛び乗ると、巨大なロボが我が物顔でビルを薙ぎ倒しつつ突き進んでいく
その顔にはデカデカと0と書かれている
「ドッスンってサイズの事かよ…しかしあれほっとくのはまずいか?」
下を見ればまだ逃げてる受験生…ん?
「あれは小大さん?」
何してんだそこロボの足元って
「ん……待ってて今これどかすから」
「私はいいのです 早くお逃げを」
「それは聞けないだろ!ヒーローになりたくて俺達はきたんだ!」
髪が蔓の女子が下半身がビルの倒壊に巻き込まれているではないか、それを小大と腕に鱗のようなものを出している男子が瓦礫をどかそうとしているのだ
「ですが…ありがとうございます」
「いいの……小」
瓦礫に触れ個性を発動した小大により瓦礫が片手サイズまで縮小されたのを男子が投げ飛ばしてどかす
「よし運ぶぞ!」
それでも無情にロボは3人に迫っている、なら俺のする事は
ブレイラウザーを開き、2枚のカードを取り出しブレイラウザーにラウズする
〝KICK THUNDER〟
ラウズしたカードのエネルギーが旋回し、俺の背後にそのままエネルギーが俺に装填される
「はああああああああ!ふん!」
掲げたブレイラウザーを突き刺し右足に増幅されたキックと迸る雷の力が込められる
〝ライトニングブラスト〟
屋上から0ポイントに向かってジャンプし一度回転し右足を突き出す
「おっ おい誰だアレ」
「……烏丸くん?」
下の3人を抜き去り0ポイントの顔に俺の右足が突き刺さりそのまま後ろに押し倒していく
「ウエリャアアアアアア!!」
0ポイントの顔が耐えきれず爆発、その巨体が重力に従い倒れていく
俺は3人の近くに着地し振り返る
「あの巨体を倒しちまうなんて…」
「正しく雷の化身…貴方は」
そんな中小大だけスタスタと歩いて近寄り顔を傾げながらも問いかけてくる
「烏丸くん…?」
なんでわかんの? 見てないよな変身する所
隠す気もないからバックルに手をかけレバーを引く、もう一度オリハルコンエレメントが出現し俺を通り過ぎると変身は解除された
「無事そうでよかった 怪我は?」
「あぁ この子足をやられたみたいで」
見ると足から血がにじみでている、恐らく倒壊に巻き飲まれた時破片で切ってしまったのだろう
そんな時終了を告げるアラームが鳴り響く
「とりあえず俺と君で彼女を医務室に連れていくか」
「あぁ そうしよう」
「申し訳ございません 感謝いたします」
俺と鱗の子で両脇を抱え医務室に向かう、小大は後ろから着いてきてる
「あの皆さん…受験の方は」
「俺はかなり稼いだつもりだ、大体最後に来たしな」
「俺も大丈夫だと思う、ダメだとしても後悔はないさ」
「ん*9」
とりあえず早く医務室連れていくか
この作品ではタックルは当たります!、大事な事なのでもう一度タックルは当たります!!