「そしてこの古文は…」
セメントスの授業を聞きつつノートに書いていく、古文は苦手なんだよな…上手く日本語に戻せない……いや古文は日本語なんだけど…
「それでは授業を終わります、もしわからない所があれば個別に聞いてくれて大丈夫だから遠慮なく」
最悪セメントスの所に行くしかないな…
休憩時間 いくら雄英と言えど皆学生、休憩時間となれば席を離れクラスメイトと話すのが当たり前の光景だ
「ん*1」
「どうかした?小大さん」
「ん*2」
「あぁ ヒーロー基礎学ね」
今年からオールマイトが担当するって話だから皆それに浮ついてるのか
「まぁあんまり肩に力入れすぎないくらいがいいよ」
「ね」
「烏丸はあんまり気にならない感じか?」
「気にならないと言うより皆が気にしすぎなんじゃないか?」
そうか?と首を傾げる鱗、正直俺はあんまり気にしないというよりあの人*3にあんまり興味がないだけとは言わない方がいいな
そんな中時間は経過し皆が楽しみで仕方のない5限目に差し掛かると廊下からドタドタと強い足音が響く
「わあああああたあああああしがあああああああああ!!」
足音の他に腹の底から出している声、何度もテレビで聞いた声だ
「普通にドアから来たァァ!!」
普通の意味知ってますか??
「oh!アレはsilver ageコスチュームね!」 「顔の画風違うだろ……」 「遠目から見てもわかる筋肉…流石ですぞ!!」
三者三様の意見だね…申し訳ないけど知らない人から見たら筋肉モリモリマッチョマンの変態だけど
「やぁ!みんな元気かな? ヒーロー基礎学を担当するオールマイトだ!!」
存じてます、皆のテンションも高いですし
「早速だが本日の授業内容の発表だ! 本日はコレ!!」
オールマイトが取り出したフリップに書かれているのは戦闘訓練の4文字、いきなりか
「いきなり戦闘訓練!?」 「燃えてくるじゃねえか!!」
「それにあたりコチラ! 君達の個性報告とデザイン会社により完成した」
オールマイトがボタンを押すと黒板下が稼働しクラス人数分のアタッシュケースが出てくる
「君達のコスチュームだ!これを着て君達は自覚するんだ ヒーローに1歩近づいたと!!!」
「場所は体育館γで行う では待っているよ!HAHAHAHA!!」
それじゃまぁ行こうか
それぞれ更衣室に入り着替えていく、皆それぞれ自分に合ったコスチュームにしていて見てる分かなり面白い
「烏丸のコスチューム結構シンプルな物なんだね」
「庄田か まぁ俺はあんまり個性にコスチュームは関係ないからさ」
実際変身するとコスチューム関係ないし
黒のシャツにBOARDのロゴが描かれた緑のジャケットこれはブレイド本編で着てたやつに背中にスペード ダイヤ ハート クラブが円をデザインしている
後はシンプルな紺のカーゴパンツとブーツ、そして映画で橘さんがかけていたサングラスだ
「ん*4」
「小大さんもね…なんか巨大化しそうだね」
コスチュームのデザインがどう見ても3分間戦える巨人なのだが…そういやこの世界でもウルトラマンは放送されてたな
「BOARD…」
「うおお!?」
急に話しかけられてびっくりした…柳さんだったけ?
「それ サポートアイテムや研究で有名な施設のロゴよね?」
「あぁ…父さんが所長なんだ 俺のコスチュームもBOARD製」
本来はコスチュームとか作らないらしいけど俺のなら是非私達が作ろう!とか言って断れなかったんだよな
「所長…烏丸啓さん…なるほどお父さんなのね」
くっ…詳しいな
「情報は集めておくものよ…うらめしい?」
うらめしいかは置いといてこうやってしっかり調べている人もいるんだな
「よしっ 先生!B組全員集まりました!!」
学級委員長になった拳藤*5
「うん ありがとう拳藤少女 さぁこれからルールを説明していくぞ!」
ルールとしては二人一組のチームに別れヒーローサイド ヴィランサイドで別れ10分の制限時間で先にヴィランサイドから核を奪うのがルールだ
しかし核か…どの目線の戦いなんだ?流石にヴィランも核を持ち出す奴なんてそうそういないと思うが…
チーム分けはクジで行うとの事でクジを引くと書かれているのはC、相方は
「よろしくお願いします」
「塩崎さんだっけ? よろしく」
なんかよく祈ってる子だったかな? なんかコスチュームもギリシャ?って感じの子だ
「さぁ最初はこのチームの戦いだ!Gチーム対Cチーム!」
いきなりか 相手は鉄哲くんと鎌切くんか攻撃特化のチームだな
「Gチームはヒーロー側Cチームは敵サイドだ!」
それじゃ移動しようか
ビルに移動し核を置く、開始まで3分ある今の内に作戦考えてトラップでも用意する……はずだったんだけど
「なりません」
この言葉で返されて終わり、どうもトラップなんかを仕掛けるのは神に反する事だと言って聞く耳も持たない
「嘘は穢れ そのような事私は許しません」
「いや俺らヴィラン側なんだよ? それにトラップを仕掛けるのは合理的「なりません」…」
「穢れです 磔にし鞭を振るいましょう」
あーダメだこりゃ話にならん
「はぁ……もういい」
俺が声を落とし言うと塩崎さんがビクッっと震える
「存在するかもわからん神に祈っていたいなら勝手に祈ってろ」
踵を返しドアノブに手をかけると塩崎さんが呼び止めてくる
「お待ちください 烏丸さん1人で動くのは」
「お互い意見は合わない……一緒に行ても無駄だ」
塩崎さんを睨みつけドアを閉める
[えーと…START!!]
困ったような声を出した後すぐスタートを言い渡したオールマイト、おおよそ今の俺と塩崎さんの事で判断に困ったって所か
「…今はそんなことどうでもいい」
このビルは4階建て、核は最上階の4階に置いてるなら鉄哲くん達を通さないのが先決
そしてこの建物は上に行くには1つの階段しかないなら
「そっちから来てくれるなんて熱いことしてくれるじゃねえか!」
迎え撃つなら真正面からの方がいい
「…烏丸だけかよぉ?」
鎌切くんが聞いてくるのでウンザリしてますって感じで返す
「生憎相方はいるかも分からない神様にお熱でね……役に立たないから置いてきたよ」
その言葉にギョッっとした表情を出す鎌切くんと怒り顔の鉄哲くんが叫ぶ
「おい!仲間の事役に立たねぇとか言うんじゃ「そう言う設定だよ」 おっ おぉ?そうなのか!」
実際ホントに役に立ちそうにないから置いてきたんだけどね、今からする戦法も嫌いそうだし
「とりあえず君達…いや貴様らはここで終わりだ」
チェンジスパイダーのカードとレンゲルバックルを取り出しカードを装填しバックルから紫のベルトが飛び出す
「前とちげぇ!」
「関係ねぇ!俺は真っ向勝負だ!!」
体を個性で固めた鉄哲が走り向かってくる中装着されたベルトから重低音の待機音が鳴り響く
「…変身」
〝OPEN UP〟
バックルをスライドすることでスピリチア・エレメントが飛び出し向かってきていた鉄哲くんを弾き飛ばす
「うおおお!?」
スピリチア・エレメントが俺を通過することで蜘蛛にクローバーのデザインを持つ堅牢な姿に変身する
「ふぅ…さぁ遊んでやる」
仮面ライダーレンゲルが姿を表す
次回は戦闘パートと待機組視点になります