最強ランクマ勢のTS娘、クラスのポンコツ美少女と一緒にチャンネルを始めたらバズりました。   作:家葉 テイク

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掲示板回です。(後半別視点もあります)


15:観測されたモノ/蝶の羽搏きのように

1:あのみのす

[動画ファイル]

本日の面白すぎたダイバー

 

 

2:あのみのす

>>1

そこで落ちる人いるんだ…

 

 

3:あのみのす

>>1

初手落下で耐えきれなかった

 

 

4:あのみのす

誰この子?ダイバー準備中?

 

 

5:あのみのす

>>1

これ別の人の声入ってるな

 

 

6:あのみのす

>>4

メインで映ってるのはナツカって子

後ろで茶々入れてるのはクロって子

ダイバー準備中のコンビ

 

 

7:あのみのす

>>1

>皆さん、多分このあともこれが続きます

相方の子容赦なくてワロタ

 

 

8:あのみのす

[外部リンク]

こいつか

 

 

9:あのみのす

>>8

へー本当に最近始めた子なんだ

 

 

10:あのみのす

ベアークロー装備とはシブいな

 

 

11:あのみのす

[動画ファイル]

自己紹介パートはこれ

 

 

12:あのみのす

一個一個動画ファイル見て行かないといけないから準備中は面倒なんだよな…

一まとまりの配信で見たい

 

 

13:あのみのす

あかん、普通に可愛い

 

 

14:あのみのす

>>11

このクロって子はスタッフというか裏方みたいな立ち位置?

 

 

15:あのみのす

>>14

多分そう。この後の動画見たら分かるけど、撮影もこの子がやってるっぽい

 

 

16:あのみのす

[動画ファイル]

 

 

17:あのみのす

>>16

決め台詞自己申告は面白すぎる

 

 

18:あのみのす

>>16

コントでもやっておられる?

 

 

19:あのみのす

掛け合いの時点で面白いのは逸材だな

フォローした

 

 

20:あのみのす

>>16

あの

 

爆発したんすけど

 

 

21:あのみのす

>>16

自爆www

 

 

22:あのみのす

>>16

自爆は草

 

 

23:あのみのす

>>16

自爆なんて許せねェ!!

 

 

24:あのみのす

>>16

絵面は限りなくバカなのに能力運用は地味にテクいのが腹立つ

 

 

25:あのみのす

>>16

>全ダイバーが見習うべき自然な能力解説

流石だなァ…

 

 

26:あのみのす

>>16

プロだ…

 

 

27:あのみのす

>>16

プロかわいい

 

 

28:あのみのす

『合成』をこんな限定的に調整するって珍しくね?

普通は汎用性を生かす形で調整するだろ

 

 

29:あのみのす

>>28

わかってねーな

ナツカちゃんはプロだから爆破一本で世界を獲ろうとしてんだよ

 

 

29:あのみのす

プロってなんだよ(哲学)

 

 

30:あのみのす

[動画ファイル]

電流ビリビリで草

 

 

31:あのみのす

>>30

今月一番笑った

 

 

32:あのみのす

>>30

やっぱ電流は撮れ高あるな

止めずに撮影し続けるのも面白い

 

 

33:あのみのす

>>30

>俺は黒子だからさ…(無慈悲)

すき

 

 

34:あのみのす

>>30

結局最後まで助けないのかよ

 

 

35:あのみのす

っていうかこれ10分前くらいに上がった動画だよな?

今リアルタイムで潜ってるのこの子達?

 

 

36:あのみのす

分かってると思うが現地凸はご法度だぞ

 

 

37:あのみのす

>>35

リメンバー桑原カミナ

 

 

38:あのみのす

>>30

引きずられながら喚いてるの最高に惨めですき

 

 

39:あのみのす

>>30

やられ方がプロすぎる

 

 

40:あのみのす

クロちゃんの姿も見たいんだけど何でこの子自分のこと映さないの?

 

 

41:あのみのす

>>40

黒子だからだろ

 

 

42:あのみのす

[動画ファイル]

 

 

43:あのみのす

>>42

あれ?飛行型ゾーン飛んだ?

 

 

44:あのみのす

>>42

撮れ高的に微妙だったからカットしたのか?

流石プロ……

 

 

 ………………

 

 

 

   ◆ ◆ ◆

 

 

 

811:あのみのす

プロがリプレッサーの投げたエネルギー弾の雨を無事回避したときは感動したね

 

 

812:あのみのす

>>811

あそこは配信で見たかったな

 

 

813:あのみのす

>>809

意外と奥が深い能力で感心したわ

 

 

814:あのみのす

めちゃくちゃ沼ってたように見えたけど終わってみたら普通の配信尺くらいなんだな

 

 

815:あのみのす

>>814

日双丘は浅い迷宮だしな

 

 

816:あのみのす

>>810

わかる

クロちゃんのコーチングが地味に上手い、ありゃ多分経験者だろ

 

 

817:あのみのす

[外部リンク]

プロ映ってるし、この黒髪の子ってクロちゃんだよな?

 

 

818:あのみのす

>>817

マゾさん!?

 

 

819:あのみのす

>>818

急にどうした

 

 

820:あのみのす

>>819

説明しよう!この投稿をした刻崎クロノは昔キララっていうダイバーを

分からせるって言って挑んだ結果逆にボコボコに分からされて

メスガキに負けるマゾ大人の烙印を捺されてしまったのだ!!

 

 

821:あのみのす

これさっき投稿されてた他の準備中の子とコラボしてた飛行ゾーン!?

あれプロが電撃食らうオチで動画終わってたよね!?

 

 

822:あのみのす

>>821

今までの動画もこんな感じでオチでプロがやられて終わってたんじゃなくて動画外でクロちゃんが助けてたのか……

 

 

822:あのみのす

いや見せろよ

 

見せろよ(怒)

 

 

823:あのみのす

>>820

知りとうなかった…知りとうなかったそんなこと…

 

 

824:あのみのす

>>817

いやこれ

こわぁ…(ドン引き)

 

 

825:あのみのす

>>817

えぇ…何これ……

 

 

826:あのみのす

>>817

これ何生やしてんの?キャンプファイヤー?

 

 

827:あのみのす

>>817

本人が当たり前の様にやってるのも怖い

 

 

828:あのみのす

>>817

ダウトロデンの上に乗った後の動きが速すぎてコマ送りで見てるんだが

何あれ?

 

 

829:あのみのす

>>828

多分、触れたところから物を生やす能力

ダウトロデンが全機堕ちる直前に乗ったダウトロデンを撫でてた

 

 

830:あのみのす

>>817

空中で出したやつを殴り飛ばしてぶつけてるのキモすぎる

 

 

831:あのみのす

>>817

初手が完全にキララで草

直弟子だろこのレベルは

 

 

832:あのみのす

>>817

クロちゃんこのレベルの強者だったのか……

 

 

833:あのみのす

あかんこれめっちゃバズるぞ

 

 

834:あのみのす

俺達のプロが遠くに行ってしまうのか……

 

 

835:あのみのす

>>834

俺達のプロだった期間数時間しかないだろ

 

 

836:あのみのす

>>817

声の感じから予想してたのとドンピシャで嬉しい

 

 

837:あのみのす

>>817

あの感じで俺っ娘なのか……いいな

 

 

838:あのみのす

>>817

これ空中で何発パンチ撃ってるの?

 

 

839:あのみのす

あまりにも保護者の風格過ぎる

 

 

840:あのみのす

PONのプロ、鬼神のクロちゃん、か……

 

 

841:あのみのす

準備中の時点でこれ、企業が放っておかないだろ

 

 

 ………………

 

 

 

   ◆ ◆ ◆

 

 

 

「んん~~~~…………」

 

 

 夜のオフィスの休憩所で、独り伸びをする女性がいた。

 重めの前髪に、長髪をポニーテールにした格好が特徴的な女性──浜辺心春であった。

 先日瀬波が浜辺家で目撃した時とは違い、きちんとしたビジネススーツに身を包んだ心春は、コーヒーを片手に携帯端末ドローンを操作する。作業の合間の休憩時間でもメールをチェックしてしまうのは我ながら仕事に毒されていると心春も自覚していたが、彼女の業務の都合上、こうした私用端末を用いての連絡は無視できない重要さを持っていた。

 たとえば、嘱託探索者との連絡であるとか。

 

 と。

 

 

「……ん? Kaleidoくんから着信?」

 

 

 心春の端末から、まさに今メールを確認しようとしていた当人からの着信メロディが鳴り響く。

 怪訝そうな表情を浮かべながらも、心春はすぐに通話に出た。

 

 

「もしもし。どうしたんだい? こんな時間に連絡とは珍しいじゃあないか」

 

『……いやぁ、実は出遅れましてねェ。本来は記事にしてから連絡をと思ったのですが……。……いやはや、彼女達のポテンシャルを甘く見ていました』

 

 

 電話口──Kaleidoの声は冗談めかしていたものの、忸怩たる感情が滲み出ているかのようだった。

 嘱託探索者として、常に飄々としている彼女の印象が強い心春は思わず内心で首を傾げながら、

 

 

「なんの話だ……? 状況が見えてこないね。取材でも空振りしたとか?」

 

『いえいえ。むしろ大当たりしたくらいでェ……。……ただ、当たり()()ましてね。……まぁ確認してくださいよ』

 

 

 Kaleidoの言葉と共に、心春の端末ドローンに一通のメッセージが届く。

 旋風──ワイルウィンドのリンクと思しきURLを確認したので、心春はそれをクリックする。そこに映されていたのは──

 

 

『実は先日、有望そうなダイバー準備中のコンビを見つけましてねェ。練度はまだまだ向上の余地ありですが、探索能力はきわめて高い。配信の素質もあるので、早いうちにコンタクトを取っておかないと他に取られてしまいますよ……と紹介しようと思っていたのですが……』

 

 

 飛行型ダウトロデンの群れを二秒で殲滅する、黒髪の少女の動画。

 その手練のほどは鮮やかで、迷宮省の嘱託探索者でもこれほどの技量の者は片手で数えるレベルだと確信できるほどだった。

 下手をすれば、その中でも随一の実力者である心春をも凌ぐ……。

 

 

「こ、れは…………」

 

 

 嘱託探索者としてのKaleidoが期待されている役割は、その観察眼と人脈による新たな嘱託探索者候補の発掘である。

 Kaleidoからしたら、自分で記事にして評判を作り上げてからそれを迷宮省に紹介するのが理想の流れだったのだろう。ただし、()()()はそんなKaleidoの想定を超えていた。まさか準備中の段階で、自力で話題を掻っ攫ってしまうとは……と、Kaleidoは己の見込みの甘さを悔やんでいる訳だ。

 

 しかし。

 

 心春が息を呑んでいた理由は、そこにはなかった。

 彼女の視線。それは、画面の隅にあるとある少女に向けられている。

 

 

(…………夏花…………!? 何故此処に、いや……探索をしていたのは知っている。ということは、私に言っていなかっただけでダイバーになろうと……?)

 

 

 良く言えば型破り、悪く言えば常識がない妹が姉である自分に隠れて、しかもダイバーになるにあたって『ダイバー準備中』としての活動という『当たり前の方策』を取っている違和感があった。

 次に心春の目を惹いたのは、動画の中で状況を蹴散らしている黒髪の少女の存在だ。

 

 

(コメントから察するに、彼女が夏花の相方なんだろうね。ダイバー準備中の計画はおそらく彼女の発案……。だが……だとすると、瀬波くんは……)

 

 

 瀬波凛音。

 あのあと、夏花の高校の生徒名簿から確認した少年のフルネームだ。

 彼は確か、夏花と一緒に異界迷宮(ダンジョン)に潜っていたという。

 

 

(……彼の強さは尋常ではなかった。妹が連れて来た初めての男友達への警戒もあったが……私が一瞬放った戦意を敏感に感じ取って、次の瞬間には私を倒す手を打っていたしな。まともにやり合えば、私でもどうなるか……。夏花の周辺に、このレベルの実力者が複数いるというよりは……同一人物と考えた方が自然)

 

 

 荼毘。

 ダンジョン美少女受肉と呼ばれる俗な用語だが、本質的には第三項の応用でしかない。この技術は、熟練者が行えば身元を隠すこれ以上ない技法となる。

 もしもこの動画の猛者──クロ=瀬波凛音となるのであれば。

 

 

「…………異界迷宮(ダンジョン)内での姿は、アテにならない……か」

 

『? どうしましたか? 何か気がかりな点でも?』

 

「ああ、少しね。情報提供感謝する。この件についての後処理はまた後日話させてくれ。記事も楽しみにしているよ」

 

『ありがとうございます。では、今後とも御贔屓に』

 

 

 通話が切れたのを確認して、心春はもう一度端末ドローンに視線を落とす。

 キャンプファイヤーを生やし、そのまま跳躍する少女──クロの姿。その一連の動きは、心春の眼に強烈なデジャヴを感じさせていた。

 つまり。

 

 

「……似ているね。『彼女』──()()()()()にとてもよく似ている」

 

 

 迷宮省職員としての浜辺心春の業務は多岐に渡る。

 嘱託の頃も含めて入省してより早一〇年。最前線の攻略から資料整理まで色々こなしてきた心春だったが、そんな彼女は最近になって、もっぱら後進育成──それから嘱託探索者のスカウトを任されることが多くなった。

 もっとも、口下手な心春はなかなか成果を出せずに藻掻いていたが──そんな彼女が最近目をつけているのが、ランクマ専門ダイバーの『キララ』であった。

 

 八年前から活動を続けている古参ダイバーのキララは、ランクマにおいては最強の一角と言ってもいい知る人ぞ知る凄腕である。

 配信頻度が低い点と、ランクマというジャンル自体が迷宮配信全体の中では比較的小規模という点、それから横の繋がりが極端に少ない点から、大手の探索者ほどの知名度はないが──それでも、業界に身を浸している実力者なら一度は名前を聞いたことがあるくらいの怪物だ。

 どうも迷惑メールと勘違いされているのか、メールを送ってもブロックされ、ダメ元で旋風のDMに連絡しても無視されるというなしのつぶて状態だったのだが……。

 

 

 肉体の使用感が大きく変わる荼毘をしながらランクマであれほどの結果を残しているというのは俄かに信じがたいが、常識が通用しないのがダイバーであり異界迷宮(ダンジョン)である。

 それが『ありえる』という仮定を一旦無理やりにでも置いて考えると、推測はスムーズに進んでいった。

 

 

(……もし瀬波くんが荼毘使用者であるならば。……彼の力量を考えれば、『風貌切替(スイッチ)』は使えても不思議じゃないな。そもそも身体射程の変化に()()()()()()()の持ち主だと仮定できるしね)

 

 

 そして、もしもこの心春の仮定が正しいのであれば。

 

 

(瀬波くんは、おそらく『キララ』だ)

 

 

 おそらく、キララが今までスカウトを無視し続けて来たのは、スカウトのメールが本物の誘いだと信じていなかったからだろう。先日会話した瀬波は、心春の眼から見ても本物の迷宮省からのメールを無視するようなタイプには見えなかった。

 つまり、キララからのアクションを引き出す為にはその連絡が『本物』であると信じられる根拠を用意してやれば良い訳だ。

 

 

(そして、『キララ』が瀬波くんなのであれば──)

 

 

 ならば、『本物』だと信じざるを得ない相手からの提案ならばどうだろうか。

 お誂え向きに、心春は『浜辺夏花の姉』にして『迷宮省の職員』というポジションを瀬波の中で確立することに成功している。

 その信頼の上での勧誘ならば────あるいは。

 

 

「…………話を、してみる必要があるね」




【悲報】ナツカのファンからの呼称、プロで固定
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