前回のあらすじ
革命を起こすアイドル登場‼
それは…突然のことだった。
その日の俺は気分転換に外で朝食を作ってた。
零一「よし…まずは牛肉をパックに入れて空気を全部抜く。そしてそれを沸騰したお湯に入れてしばらく待つ。その間に洗っておいた野菜を切ってバケットを上下に切り分けて内面をバーナーで軽く焼く。両方のバケットにクリームチーズを塗って、ピクルスにゆで卵、新鮮な鶏肉。」
その様子を悠介とバハトが見てる。
ちなみに糊と簪はまだ寝ている。
バハト「レイさんなにやってんだ?」
悠介「レイは一度料理し始めると自分の世界に入り込んじまうんだ。だが腕は確かだから期待していいぞ。」
零一「スライスしたきゅうりにトマト、オーガニックのうまい玉ねぎ。あと一息だ…真空調理した牛肉、ベーコン。そして…お前は責任重大だぞ。」
俺はそう言ってロブスターを取り出してぐつぐつと沸騰しているお湯に入れる。
するとゆでられたロブスターから出てきたロブスターの魂をサンドイッチに入れる。
零一「ロブスターの魂、そして魂を抜かれたロブスター。これで挟んで…完成だ!」
バハト「最後の方オカルトじみてなかったか⁉」
悠介「気にすんな。いつものことだ。」
バハト「いつものことなのか⁉」
零一「いいぞぉ、完璧すぎる。…このサンドイッチは今までで一番だ…」
俺は悠介とバハトの方を向く。
零一「お前らも食うか?」
悠介「いや、いい。全部お前が食べろ。それで構わない。」
悠介の言葉にバハトもうなずく。
零一「ありがとよ。」
俺は口を開き、サンドイッチを口に入れようとする。
その時だった。
空からなにかが降ってきて俺に直撃した。
ドカァァン‼
零一「ギャアアア‼」
悠介「レイ、大丈夫か?」
バハト「空からなんか落ちてきたような…」
俺に直撃したものは巨大な人参のようなものだった。
そして中から人が出てくる。
束「いやぁ~着地に失敗しちゃったよぉ~」
零一「俺の…サンドイッチ…今までで一番パーフェクトな…サンドイッチ…」
今の俺はサンドイッチが原形をとどめてないくらい悲惨な状態になっていたことにショックを受けていたのでそれどころじゃなかった。
バハト「…‼」
悠介「どうしたバハト。知ってる奴か?」
バハト「…」
束「あ、いっくん!久しぶり~死んでるのかと思ったよ~。」
バハト「違う。俺は鳳バハト。織斑一夏はあの日、あの場所で死んだ。」
バハトの言葉に束は興味深々といった目つきになる。
束「へぇ~?まぁ、束さんとしては君たちの持つ力の方が気になるから別にいいんだけどねぇ~。」
なるほど…
まぁ確かに俺たちの力を知りたいって奴もいれば私物化したい奴もいるだろうな…
零一「で、要件は?」
ちなみに俺はサンドイッチをダメにされたので不機嫌になっている。
束「いろいろと調べさせて欲しいんだよ。」
零一「ダルいめんどいヤダ。」
束「お前、拒否権があると思ってるの?」
束は雰囲気を変えてこっちに手を伸ばしてきた。
自分の思い通りにいかないからって力尽くかよ…とことん自己中ば女だ。
え、お前が言うなって?黙れ。
零一「拒否権なくても作るからいいよ。」
俺はそう言って束の手首をつかんで振り払う。
悠介「出たよ権利がないなら作ればいいとかいうパワーワード…」
零一「てかさ…なんでISなんて作ったんだ?」
これは俺の個人的な疑問だ。
束「インフィニット・ストラトス…〈無限の成層圏〉。最初は宇宙圏への進出を目的に開発したんだ…でもあの低能共は理解しようとしなかった…」
零一「だから「白騎士事件」なんてものを起こして認めさせようとしたと…」
束「そうだ…すべては世界に私の作ったISを認めさせるために…‼」
零一「でもミサイルを真っ向から全部潰しちゃったら軍事利用しか頭に入らなくなると思うが…」
束「じゃあどうすればよかったんだ!どうすればあいつらに人類の宇宙進出として認めさせれればよかったんだ!」
零一「勝手にハッキングでミサイル打つくらいならテレビとかをハッキングしてその白騎士が宇宙へはばたく瞬間を目に焼き付けさせた方がまだ影響あるだろ…」
束「⁉」
零一「つまりお前は生みの親でありながらISの正しい使い方を見出してやれなかったんだよ。」
束「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
束はしばらく泣き叫んでいた。
俺はそれを放置した。
時間が経てば勝手に泣き止むだろ。
零一「こういうところじゃ…確かに天災だな…コイツ。」
俺はその間に新しいサンドイッチを作ることにした。