ちゃんと表現出来てるかな〜。
今話もどうぞよろしくお願いいたします。
Chapter1−1 異世界召喚
眩い光が収まりすぐさまレイは周囲の警戒をする。
ふと目にやると何やらデカい壁画があるが第一印象は気色悪いの一言に尽きる。
『綺麗な絵に見えて何だか気味が悪いですね』
エアがそんな感想の言う中、老人が声をかけた。
「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」
(何だこの爺。コイツが誘拐の主犯格か?)
と思いレイが飛びかかろうとしたが、周りにも30人くらい、いるため一旦は断念する。
今はハジメとついでにクラスメイトの安全を優先した。
イシュタル教皇の爺曰く、このトータスとかいう世界では現在、人族と魔人族が戦争中ということ。
最近魔人族が魔物とやらを使役するようになり人族のアドバンテージである"数"が覆されてしまったらしい。
前にハジメに見せてもらったロボアニメ作品の台詞に「戦いは数だよ兄貴!」とあったが、数の暴力は確かに馬鹿にできない。
そして人族側がこのままでは滅びるとなった時にエヒト神とやらが勇者を召喚してこの危機を回避しようとしてるわけだ。
随分と人頼みの神様だな・・・。
「ふざけないで下さい!」
机をぺちぺちと叩いて怒ってるのは不運にもあの教室にいてしまった教師の畑山 愛子だ。
最初この教師を見た時、学生かと勘違いしたのは内緒。
「結局、この子達に戦争させようってことでしょ!、そんなの許しません!ええ、先生は絶対に許しませんよ!、私達を早く帰して下さい!きっと、ご家族も心配しているはずです!、あなた達のしていることはただの誘拐ですよ!」
全くもっておっしゃる通り、誘拐した挙句連れ去った奴らを全員少年兵にしようと聞けば誰だってキレる、私もキレる(何だったら私の中でこの爺、現在抹殺対象として見ている)。
「お気持ちはお察しします。しかし……あなた方の帰還は現状では不可能です」
とイシュタルが言った。
「不可能ってどういう事? 私達を呼べたならその逆に戻す事だって出来るんじゃないの?」
と尋ねるレイ。
「先ほど言ったように、あなた方を召喚したのはエヒト様です。我々人間に異世界に干渉するような魔法は使えませんのでな、あなた方が帰還できるかどうかもエヒト様の御意思次第ということですな」
イシュタルの爺は申し訳なさそうに言ってる。
(チッ! この爺肩書が立派な割に使えない!)
レイは内心毒づく。
『つまりエヒト神側が何かしない限り私達が元の地球に戻るのは不可能ということですね』
(ああ、このままだと私達はこの戦争に巻き込まれるのは確実ということ)
私としてはこのままハジメとクラスメイトの奴らに戦争なんぞに付き合わせるわけには行かないが・・・。
そして周りのクラスメイト達は
「うそだろ? 帰れないってなんだよ!」
「いやよ! なんでもいいから帰してよ!」
「戦争なんて冗談じゃねぇ! ふざけんなよ!」
「なんで、なんで、なんで・・・・・」
当然パニックになる、平和な
しかし
その最悪のパターンというのが召喚者奴隷パターンである。
誰もが狼狽える中、イシュタルの爺は静かに静観している。
しかし私は見逃さない、あの爺の瞳の奥底に侮蔑の様な眼で見ているのを。おおかた「エヒト様に選ばれておいてなぜ喜べないのか」とでも思っているのだろう。
そりゃあ喜ぶわけないだろう・・・。何処の馬の骨とも分からぬ神にいきなり呼ばれて戦争しろなどと言われて喜ぶバカはいない。
未だパニックが収まらない場を私が内心毒づく中、光輝が立ち上がりテーブルをバンッ!と叩いた。その音にビクッ!となり注目する生徒達。光輝は全員の注目が集まったのを確認し話し始めた。
「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味がない。彼にだってどうしようもないんだ。・・・俺は、俺は戦おうと思う」
(おい待て待て・・・)
「この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。それを知って、放っておくなんて俺にはできない」
(知るか! 放っておけばいいだろ!)
「それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終われば帰してくれるかもしれない。イシュタルさん? そうですよね?」
「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしますまい」
(爺の言葉何かに意味はない、エヒト本人からの言葉を聞かせろ!)
「俺達には大きな力があるんですよね? ここに来てから妙に力が漲っている感じがします」
「ええ、その通りです。ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」
「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」
ギュッと握り拳を作りそう宣言する光輝。無駄に歯がキラリと光る。
(参加表明しやがった畜生! 無駄に歯をキラリと光らせやがって。つか何が大丈夫だ、戦場の地獄を知らない小僧が!!)
とレイは心の中で盛大にツッコミを入れた。
しかし彼のカリスマに当てられて絶望の表情だったクラスメイト達が活気と冷静さを取り戻し始めたのだ。光輝を見る目はキラキラと輝いており、まさに希望を見つけたという表情だ。女子生徒の半数以上は熱っぽい視線を送っている。
「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ。お前一人じゃ心配だからな。・・・俺もやるぜ?」
「龍太郎・・・」
(俺もやるぜ?じゃねぇよ
「今のところ、それしかないわよね。・・・気に食わないけど・・・私もやるわ」
「雫・・・」
(
(クソ、この状況を
とレイが発言しようとしていたところ香織は。
「私は反対・・・」
えっ?と光輝やクラスメイト達がどよめく・・・。
「戦争に参加したら
と悲痛な声で香織が言った。
「香織・・・」
「白崎さん・・・」
「白崎・・・」
と静かに見守ってる中光輝は。
「香織・・・、君は優しいな。だけど大丈夫!、俺達は救世主として召喚されたんだ、俺がこの世界の人達とクラスの皆を守ってみせる!!」
と力強く宣言する光輝にレイがいい加減我慢ならず発言する。
「は~い皆さん、感動してるところ悪いんだけど良いかしら?」
「さっき白崎が言ったように戦争に参加したら死ぬかも知れないのよ。それでも皆は参加するの?」
とレイがジト目で言う。
死ぬかも知れない・・・。この言葉を聞いてあの熱狂から冷静になってクラスの皆が顔を青ざめている。
「レイさん! 皆を怖がらせるような事を言うのをやめてください!!」
「怖がらせるも何も、これから起こってしまうかも知れない事実を言っているだけ。剣道をやっている天之河や八重樫みたいに、誰もが武術を心得てるわけじゃない。ハジメや白崎が良い例だ」
と冷静に言うレイ。
「イシュタルさん、少し考える時間を彼らに与えてくれないかしら? 誰かが戦争中に恐怖に負けて"救世主様たちの中から敵前逃亡した"なんて見られようものならアンタ達人間達の士気に関わるでしょう?」
「確かに一理ありますな・・・」
「天之河は力が湧いている、みたいな事を言っていたけど皆がそうとは限らないと思う。せめてその力とやらを見てから参加不参加を決めさせてくれない?」
とレイは冷静にイシュタルと交渉をした。
「わかりました、しかし貴女はどうするのですか? 貴女から今の所参加する意思が無さそうに見えますが?」
「私はイシュタルさんにかなりのわがままを言ったからにはこの戦争とやらに参加する。一応私はある程度の武術は心得ている方だから」
と参加を宣言するレイ。
そこへレイにハジメが近づいて小声で話しかける。
(姉さん、大丈夫なの? 確かに姉さんは強いけど・・・)
(心配いらない、私は
とハジメを安心させようとするレイ。
(後はクラスの連中、参加する奴がなるべく少なくなれば良いけど・・・)
その後、ここ【神山】から【ハイリヒ王国】に行くため、異世界式ロープウェイに乗り派手な晩餐会をやり、各自に一室ずつ与えられた部屋に各々が案内され。私は天蓋付きベッドにダイブすると共にその意識を落とし波乱に満ち過ぎた一日を終えた。
『レイヴン・・・、貴女やハジメ達の身にどんな危険が起ころうとも私は
エア
今作ではルビコンでの戦いの後、レイヴンことレイに守護天使の様に一緒に異世界転生めいてレイに取り憑いている女性?のルビコニアン。
今"は"レイにしかエアの声は聞けませんが後々ハジメ達にもエアの声を聞かせられる様になります。
誰がそんなことできるって?。大丈夫、ハジメならエアの声を発せる装置(アーティファクト)を作れると自分は勝手に信じてる。