実験に利用された挙句捨てられた少年   作:明星桜花

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第百話 Dag acht

ー明星桜花sideー

8日目、昨日と同じく朝食を食べた後

今日の最初の目的地、Kasteel Gaasbeek*1へ向かう

約30分の移動だ

 

 

Dertig minuten later

 

 

Kasteel Gaasbeekに到着し、

見て回りながら俺は

「このKasteel Gaasbeekは1236年頃にブラバント公国の守護者であったゴドフロワ・ド・ルヴェンが、隣接するエノー伯領やフランダース伯領からの攻撃を防ぐための防御要塞として築いたんだ

当時は軍事的な拠点がメインで、非常に堅牢な造りだった

1388年、城の主であったヘールト・ファン・ハースベークの部下が、ブリュッセルの英雄エヴェラルト・t・セルクラースを殺害。これに激怒したブリュッセル市民によって城は完全に破壊されるという事件が起きた

その後、城は再建され、持ち主を転々とした。

その最も有名な所有者の一人が、ベルギー独立の先駆者として知られるエグモント伯ラモラールだね

彼は16世紀半ばにこの城を購入し、要塞からより豪華な住居へと改装を進めた

しかし、スペイン支配に抵抗した彼は処刑され、城もまた混乱の渦に巻き込まれた。

17世紀後半には、フランス王ルイ14世の軍隊によって再び大きな打撃を受けたんだ

現在の城の姿は、1887年から1898年にかけて行われた大改修によるものでね

最後の個人所有者である**マリー・ペイル・アッコーナ伯爵夫人(Marie Peyrat)が、私財を投じて城を『理想の中世の城』へと蘇らせたんだ

彼女は歴史的な正確さよりも、当時のロマン主義的な美学を優先し、演劇の舞台装置のような豪華な内装に仕上げたんだ

そして1921年、彼女は自身の没後、この城と広大な庭園、そして膨大な美術コレクションをベルギー国家に寄付することを決めた

そうして1924年から一般公開が始まり、現在はフランデレン政府が管理する国立美術館・公園となっているんだね」

とKasteel Gaasbeekについて説明した

そうして全てを見終わり、

次の目的地、Floralia Brussels*2へ向かう

約20分の移動だ

 

 

Ongeveer twintig minuten later

 

 

Floralia Brusselsに到着し、

見て回りながら俺は

「Floralia Brusselsは

現在のような一般公開のフラワーショーとしての歴史は、比較的新しいもので

城の所有者であるペルグリム家が、この歴史的遺産を次世代に引き継ぐための維持費を賄うとともに、一般の人々にもその美しさを共有したいという思いから

2004年に第1回が開催されたんだ

当初は小規模だったが、現在ではオランダの球根生産者の協力により、100万個以上の球根(400種以上のチューリップ、スイセン、ヒヤシンスなど)が植えられるベルギー最大級の春のイベントに成長したんだよ。

ただ、ベルギーには『ゲント・フロラリア(Floraliën Gent)』という非常に有名な花の博覧会がもうひとつあることは注意しなければならないね」

とFloralia Brusselsについて説明した

そうして全てを見終わり、

ホテルへと戻った

*1
ガースベーク城

ベルギーのブリュッセル近郊、パヨッテンラントの美しい丘に聳え立つ城

*2
フロラリア・ブリュッセル

グラン・ビガール城(Groot-Bijgaarden Castle)を舞台にした、春の訪れを祝う壮大な花の祭典

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