実験に利用された挙句捨てられた少年   作:明星桜花

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第十四章 対抗戦編
第百十三話 対抗戦


ー明星桜花sideー

午前の授業が終わり午後の授業に入る

午後はヒーロー基礎学

今日のヒーロー基礎学は演習

運動場γでA組とB組で対抗戦を行うとのこと

と言うわけで俺達は更衣室でコスチュームに着替えて

 

【挿絵表示】

 

運動場γへと向かう

さて前は煩かった物間や峰田も最近は静かになった

それ故授業の進行もスムーズだ

A組とB組の面々が全員揃ったのを確認して

ブラドキングが話し始める

「今回特別参加者がいます

ヒーロー科編入を希望している、普通科C組、心操人使くんだ」

 

ふむ彼奴か

“個性”の扱い、発言の誘導、そして身体の動かし方

彼が普通科であることを考えれば優秀であると言えるだろう

少し鍛えれば大きく化ける逸材

できればA組に来てほしいね

彼を鍛えてみたい

そんなことを考えていると

「一言挨拶しろ」

とイレイザーに促され

「何名かは既に体育祭で接したけれど、拳を交えたら友達とか……そんなスポーツマンシップを掲げられるような気持のいい人間じゃありません。俺はもう何十歩も出遅れてる。悪いけど必死です。立派なヒーローになって、俺の"個性"を人の為に使いたい。この場の皆が超えるべき壁です。馴れ合うつもりはありません」

と心操が言った

面白い奴だ、そして強い男だ

超えるべき壁を見据えて必死になれるなら

彼はいつか必ず実力がつくだろう

そしていつか必ず素晴らしいヒーローになるだろう

その時俺も彼と肩を並べていたいものだな

俺がそう考えていると

「今回はA組とB組の対抗戦!!舞台はここ、運動場γの一角!!双方4人組をつくり、一チームずつ戦ってもらう!!」

とブラドキングが言った

 

すると宍田が

「……心操を加えると41名。この半端はどう解決するのでしょうか?」

と疑問を呈する

 

「心操は今回2戦参加させる。A組チーム・B組チームそれぞれに1回ずつ。つまり5試合中2試合は5対4の訓練となる」

 

宍田の質問にイレイザーが答える

続いてイレイザーが

「今回の状況設定は"ヴィラングループを包囲し確保に動くヒーロー"!お互いがお互いをヴィランと認識しろ!4人捕まえた方が勝利となる!」

と状況設定と勝利条件を言い

ブラドキングが

「双方の陣営には"激カワ据置プリズン"を設置。相手を投獄した時点で捕まえた判定になる」

確保判定について言った

 

 

「緊張感よ!!」

確かに麗日の言う通り監獄の緊張感はないがまぁ良かろう

 

 

「自陣近くで戦闘不能に陥らせるのが最も効率的。しかし、そう上手くはいかんですな……」

そして宍田の言う通り効率を求めて負けては意味がない

さてどう動くかね

1試合目は蛙吹、上鳴、切島、口田、心操VS塩崎、宍田、円場、鱗

要は蛙吹、蛙吹がどれだけ的確に動かすか

そして他がどれだけ上手く動けるか

2試合目は常闇、葉隠、明星、八百万VS黒色、拳藤、小森、吹出

要は俺と百、俺達がどれだけ的確に動かせるか

俺がどれだけ掻き回せるか

どれだけ戦力を保持できるか

3試合目は飯田、尾白、障子、轟VS回原、角取、鉄哲、骨抜

要は轟と飯田、飯田がどれだけ対策を打てるか

轟がどれだけ戦力を削れるか

4試合目は瀬呂、砂藤、耳郎、爆豪VS泡瀬、鎌切、取蔭、凡戸

要は爆豪、どれだけ爆豪が敵を掻き回せるか

どれだけ他が爆豪に着いていけるか

5試合目芦戸、麗日、緑谷、峰田VS小大、庄田、物間、柳、心操

要は緑谷、緑谷がどれだけ分析して対策を打てるか

他がどれだけそれを頭に入れておけるかだ

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