実験に利用された挙句捨てられた少年   作:明星桜花

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第百十六話 速度と圧力

ー明星桜花sideー

さて全員の移動が終わり、第3試合が始まった。

試合は開始早々の鉄哲の大規模な破壊から始まった。

ブラドキングが

「さっきの反省聞いとらんかったのか」

とかぼやいている。

これは恐らく鉄哲のただの暴走なのではなかろうか

ただ破壊したことで場所が割れたのもあって、轟がお得意の広範囲先制攻撃をした。

但し今回は炎だ

これは骨抜の“個性”を考えると適切であると分かる

氷で先制すると骨抜の“個性”で有利が不利に変わってしまう

それを考えれば炎が最適だろう

 

 

 

その後は突撃した飯田が骨抜が作った沼に沈められたり、角取の角が障子を捉えたり、鉄哲が炎を突破して轟に突撃したり、回原が尾白を強襲したりして全体的に1対1の状況になった。

A組は皆それぞれ気になるところについて感想を言い合っている感じだ。

 

「見て!尾白が   

 

 

「普通に戦ってる!!」

 

 

「普通に押され気味だけど尾白くんも負けてないよ!」

 

 

「そんなに普通普通言ってやるな

あれでも凄いんだぞ

回転させて威力の増した攻撃をいなしてるんだから

尾白が聞いたら泣くぞ」

 

その後も順調に試合は進んで、飯田が沼を突破して骨抜確保

その後尾白に加勢して回原確保。

轟の猛攻を耐えて鉄哲が轟の胴に一撃を入れて轟が気絶

しかし、鉄哲も気絶した為確保ならず

障子と轟は角取の角で投獄され確保

気絶した鉄哲は角取が回収して浮遊

遠距離攻撃を持たない2人は対応不可

 

『20分経過!!第3セット終了!!投獄数!2-2!引き分けだ!!!』

 

 

「煮え切らねぇ~~~ずりぃ!!」

そう上鳴が言うと

 

宍田が

「本番をふまえれば、"逃げて救援待ち"は理に適った行動ですぞ」

と言った

それに対して俺は

「本番を考えるなら逃げて救援を待つのは難しいぞ

逃げるならば逃げても問題ないように考えて逃げなければならない

何かしらの対策をしなければ人質を取られる又は虐殺が起きる可能性があり状況が悪化する

それに対して対策を打ってから逃げるのならば問題はない」

と言う

すると上鳴が

「ああ、確かに。九州でエンデヴァーとかが最初に重傷を負った段階で逃げてたら大惨事になってたもんな」

と反応し

それに対して俺は

「その通りだ

それが分かっていたからこそエンデヴァーは退かなかった

そして何度攻撃を受けても立ち上がって抵抗し続けた

その結果エンデヴァーは重傷を負ったが民間人の被害は殆ど無かった

これはヒーローから見れば勝利だ

戦力保持を考えれば敗けだがな」

と返した

逃走が許容されるのは、(ヴィラン)の襲撃があった地域の避難が完了している時だけだ

避難完了前に逃走しようものなら完全なる敗北が約束されるだろう

 

 

『気絶者多数につき、反省会は後に回す!!よし、では第4セット、準備を―――……』

 

 

そんな感じで色々と思うところはあったが、第3試合は終わって次の試合に移っていった。

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