ー明星桜花sideー
さて、俺の仕事は商店街の敵の迎撃だ
早急に無力化しよう
そんなことを考えつつ炎の噴射で飛翔する
そして現着
それと同時に俺は
「炎龍拳!!」
と『炎龍拳』を放つ
すると敵はミイラの一体でその攻撃を防ぐ…が
しかし防ぎきれずに吹き飛ばされる
「Unbreakable Guardian 現場到着
There is no disaster behind me, and no blood will be shed.」
「明星!」
「明星くん!」
俺が到着すると二人が安堵の声を漏らした
しかしその直後、二人の頭上にミイラが降ってくる。
すると切島がミイラを殴り飛ばし
「オラァ!! 烈怒頼雄斗参上!!」
上鳴は、次々とポインターをミイラに投げて電撃を放っていく。
「同じくチャージズマ参上!!」
応援が現れた事で、ミイラを操っていた敵は不機嫌そうな表情を浮かべる。
「仲間か…」
するとその時、百達三人が駆けつけてくる。
「皆さん!!」
「ヤオモモ! 皆!」
「私達は、島民の皆さんの避難と救助を!」
「うん!」
百達三人は、峰田達二人を連れて島民の救助に向かった。
上鳴は、腰に差した刀身の無い剣を抜き、剣に電気を流してSF映画のようにバチバチと火花が散る刀身を生み出し、剣を振り抜いた。
「必殺! 『デンゲキソード』!!」
上鳴は、自分の周りの包帯を電気の剣で焼き切った。
マミーの攻撃を焼き切った上鳴はキリッとキメ顔をする。
「決まった…」
だがその直後、上鳴の背後からミイラが攻撃を仕掛けてくる。
全く何をしているのやら
そんなことを思いつつ俺はそのミイラを焼き焦がす
「油断するな、上鳴
こいつ含めた我らの
「あぁ、そだな
気を付ける」
俺の言葉に上鳴はそう返し気を引き締める
それを確認して俺は
「炎魔-
と言って『炎魔-骸』*1を発動し
次いで
「
『骸炎大刀』*2を発動し、大刀を形成する
そしてミイラは炎骸に対応させ、俺は敵に斬りかかる
敵が放つ包帯を大刀で斬り刻み、蹴りを放つ
そして敵の右肩を刺し地面に打ち付ける
最後に刺した右肩を踏みつけて痛みで気絶させた
ーthird personー
一方海岸では。
キメラは、尾白の尾に拳を打ち付けて尾白を殴り飛ばす。
「ぐ…!」
「尾白ちゃん!!」
尾白が殴り飛ばされると、蛙吹が叫んだ。
尾白は、態勢を立て直すと、何度もキメラに尾での攻撃を叩き込む。
「ふっ、セイ!! てやぁ!!」
尾白は、尾で渾身の突きを放ち、キメラを吹き飛ばした。
だがキメラは、数メートル後ろに吹っ飛ばされただけで、尾白の攻撃を無傷で受け止めていた。
「痒い…痒いぜオイ」
「くそ…!」
キメラが尾白の攻撃を完封すると、尾白が尾の痛みに顔を歪める。
すると今度は障子が飛び出す。
「『オクトブロー』!!」
障子は無数の複製腕を生成し、キメラに攻撃を仕掛ける。
だがキメラは、障子の攻撃を全て無傷で受け止めながら距離を詰めてきた。
「チッ…ふん!!」
障子は、いとも簡単にキメラに顔面を掴まれてしまった。
キメラは、障子を持ち上げながら話しかける。
「そのナリ…! お前相当いじめられたクチだろ? 両親を恨まなかったか!? なあ!?」
するとその時、飯田が駆けつけてキメラに蹴りを叩き込む
「たあ!!」
飯田の蹴りが入るとキメラは障子から手を離し、その隙に飯田は障子を抱えて距離を取った。
「障子くん!!」
「ここは俺らに任せろ!」
「尾白を頼む!」
轟は氷を出し、瀬呂はテープでキメラを巻きつけた。
すると飯田が指示を出す。
「今だ!! 常闇くん!! 砂藤くん!!」
飯田が指示を出すと、常闇が砂藤を投げ飛ばす。
「『シュガーラッシュ』!!」
「図に乗るな!!」
キメラは、轟と瀬呂の拘束をいとも簡単に解き、砂藤を殴り飛ばした。
「ぐ!?」
「砂藤くん!!」
殴り飛ばされた砂藤は、数メートル吹き飛ばされて岩場に叩きつけられる。
海岸にいた島民を避難させていた麗日と心操も、思わず目を見開く。
すると、キメラが轟達に歩み寄りながら口を開く。
「おいおい…! ガキばっかとはいえ、ヒーロー増えすぎだろ」
そう言ってキメラは、轟達の方へ飛び出していった。
一方、真幌と活真はというと、畑の中を走って逃げていた。
「お姉ちゃん! ヒーローに敵ヴィランの事知らせなきゃ!!」
「携帯通じないんだからしょうがないじゃない! 一度家に戻って、村の皆に…!」
真幌が言ったその時、二人が住んでいた家が突然吹き飛ぶ
「きゃあ!?」
「わあ!?」
家が吹き飛んで発生した爆風が二人に吹きつけ、二人の帽子が飛ばされる。
真幌と活真は、吹き飛ばされた家を見て愕然としていた。
「家が…!」
すると、爆煙の中からナインが現れる。
ナインは、“個性”を発動して目を光らせていた。
「見つけたぞ。B型の細胞活性…少年、君の“個性”を奪おう」
ナインがそう言って二人に歩み寄ると真幌が活真を庇う。
「安心しろ、殺しはしない」
「こ…来ないで!!」
真幌が怯えながら叫ぶが、ナインは全く聞く耳持たずに二人に歩み寄る。
「来るなったら!!」
真幌は、叫びながら幻のシーサーを生み出す。
だがナインは、一切怯まずに真幌の幻を消した。
「幻なのは分かっている」
「「ひっ!!」」
ナインは、怯える二人に歩み寄る。
そして、活真の方に手を伸ばした。
「お、お姉ちゃん…!」
だが、その時だった。
緑谷が飛び出し強烈な蹴りを放った
その間に二人は走り出す
ナインがゆっくりと雑木林の中から近づいてくると、緑谷は戦闘態勢を取ってナインに尋ねる。
「止まれ!! 何故あの子達を狙う!?」
「退け」
「退くわけないだろ!!」
そう言って緑谷は、勝負を決めるべく、全速力で駆け出した。
緑谷が飛び出してくると、ナインは受け身を取ろうとする。
だが緑谷は、ナインの寸分手前で衝撃波を起こして土を舞い上がらせ土煙を作った。
ナインが一瞬怯んだ隙に、緑谷は『黒鞭』でナインを拘束して組み伏せた。
「もう終わりだ!」
「退け。退かないと殺す」
ナインは、自分を組み伏せた緑谷に対して殺気を放った。
するとその直後、ナインから衝撃波が発生し緑谷は身体をくの字に曲げて吹き飛ばされる。
「ぐぁ…!!」
ナインは、無表情のまま立ち上がると、そのまま五指からビームを放って緑谷を攻撃する。
一方、海岸では。
キメラが拳を放って轟の氷を砕く。
すると次の瞬間、キメラが轟の前に迫ってくる。
瀬呂は、咄嗟に轟の身体にテープを巻き付けて助け出した。
「クソッ…パワーでねじ伏せて来やがる…!」
「飯田、打つ手は!?」
「今は奴を釘付けにする事だけを考えるんだ。島民の避難が完了するまで!」
瀬呂が尋ねると、飯田が指示を出す。
その頃蛙吹、麗日、心操は“個性”で島民の救助をしていた。
次の瞬間、常闇と飯田がキメラに攻撃を仕掛ける。
「『
「『レシプロ・バースト』!!」
常闇は『黒影』を纏って駆け出し、飯田は蹴りを放ってキメラの投げた岩を砕く。
だがキメラは、地面を踏んで衝撃波を起こし二人の攻撃を弾き飛ばした。
「「!?」」
「歯ごたえ無えなあ!! 消えろ!!」
キメラが突進してくると、轟は左手から炎を放つ。
するとキメラは、口から炎を放った。
キメラの口から放たれた炎で、轟の炎が掻き消される。
「クソ!」
轟は、咄嗟に氷の壁でキメラの炎を防いだ。
すると氷と炎がぶつかり合った事で空気が膨張し、突風が巻き起こる。
その頃緑谷は、ナインと交戦していた。
「『デラウェアスマッシュ・エアフォース』!!」
緑谷は空気砲を放つが、ナインはバリアで緑谷の攻撃を防いだ。
緑谷は、連続で空気砲を放って牽制をする。
ナインは突風で緑谷を遠ざけ、今度は指からビームを放ってくる。
ナインが複数の“個性”を持つ以上時間を稼ぐのは無理だと考えた緑谷は、今の自分にできる最強の必殺技を放つ。
緑谷は『黒鞭』で右脚を覆って鎧代わりにすると、渾身の一撃を放つ。
(『ワンフォーオール・フルカウル』…70%…!!)
「『セントルイススマッシュ』!!」
緑谷は超パワーの蹴りを放つと、ナインは空気の壁ごと吹き飛んでいく。
ナインは木々を薙ぎ倒しながら吹き飛んでいき、倒れた木に埋もれる。
「やったか!?」
緑谷がそう言った直後だった。
ナインは、倒れてきた木を吹き飛ばすと、そのままゆっくりと立ち上がって歩み寄ってくる。
「な……!」
「いつまでもお前の相手をしている時間はない。…仕方ない、あれを使うか」
「!? やめ……」
ナインが左手からバチバチと火花を散らしながら言うと、『危機感知』でナインの動きを予知した緑谷はナインを止めようとする。
だがその直後、ナインは空気の壁で緑谷を弾き飛ばす。
「ぐぁ!!」
ナインの“個性”で弾き飛ばされた緑谷は、丘の斜面に激突する。
「クソッ、“個性”を使いすぎたか…!」
“個性”の過剰使用によって、ナインは全身の激痛に苦しむ。
緑谷は、その隙にナイン目掛けてスマッシュを打った。
「SMAAAAAASH!!!」
「チィッ…!」
緑谷がスマッシュを打つと、ナインは咄嗟に空気の壁で防御し、レーザーで返り討ちにした。
レーザーで肩を貫かれた緑谷は、激痛に悶える。
「ぐぁあ!!」
突然ナインの前に爆豪が現れ、爆破を放つ。
ナインは、片手でバリアを出して爆豪の爆破を防いでいた。
「爆発の“個性”!?」
「見つけたぜ、クソ敵!!」
「かっちゃん…!」
「あの人…」
「バクゴー!」
「ガキ共!! よく見とけ!! No.1ヒーローになる男の強さをなァ!!」
そう言って爆豪は爆速ターボで一気にナインに距離を詰める。
ナインは、バリアを張って爆発を防ごうとする。
すると爆豪は、空中で方向転換をしナインの背後から爆破を放とうとする。
「貰ったァ!!」
だがナインは振り向いてビームを次々と放つ。
爆豪は爆破による高速飛行でビームを避け続けていくが、避けきれずにビームが掠る。
ナインは、追い討ちと言わんばかりに今度は空気の壁で爆豪を吹き飛ばす。
突き飛ばされた爆豪は、地面にめり込んだ。
「かっちゃん!! ぐ…!」
ナインの“個性”を直接喰らった緑谷は、苦しそうにその場で蹲っていた。
「クソが…」
「かっちゃん! 相手は“個性”の複数持ちだ。“個性”を奪う…!」
「チッ…オールフォーワンもどきか…なら、尚更ブッ潰さねえとな!!」
緑谷が忠告すると、爆豪は高速飛行で一気に距離を詰める。
するとナインは、次々とビームを放つ。
「一度見せたモンが…」
爆豪は、ビームを避けながら一気に距離を詰め、ナインがバリアを張ると同時に方向転換をしてバリアの死角から爆破を放つ。
「この俺に通用するかァ!!」
爆豪は、ナインの周りに汗の飛沫を飛ばし、全方位からの連続爆破を浴びせた。
全方位にバリアを張って防いでいたナインだが、やがてバリアでの防御が追いつかなくなり、直接爆破を喰らう。
「ぐ…!」
「トドメだァ!!」
ナインが爆破を喰らうと、爆豪はその隙に畳み掛けようとする。
だが次の瞬間、青い竜のような召喚獣が爆豪を突き上げる。
ナインが拳を握ると、召喚獣は爆豪を地面に叩きつけた。
爆豪は、召喚獣に噛まれたまま地面に叩きつけられて肋が折れる。
「よく鳴く犬だ」
ナインがそう言ってそのまま召喚獣で爆豪を噛み殺そうとすると、爆豪は掌をナインに向ける。
「そりゃ…てめぇだ」
爆豪と緑谷が攻め続けていると
「寄るな、しつこい蝿共が!!」
二人の抗戦がよほど堪えたのだろう
ナインは、目を見開いて自身を中心に竜巻と雷を発生させる。
「「ぐぁあああぁあああああああああ!!!」」
それと同時に、ナインが発生させた災害の影響で島中の電力が落ちる。
三人を倒したナインは、真幌と活真の方を振り向く。
「さて…」
すると、その時だった。
緑谷と爆豪がナインの足を掴んだ。
「行かせ…ない…!」
「まだ勝負は…終わって…」
ボロボロになってもナインに喰らいつく二人を見て、真幌と活真が目を見開く。
「デク兄ちゃん…」
「バクゴー…!」
ナインは、緑谷と爆豪を足蹴にして振り解き、そのまま二人を蹴り飛ばす。
しかし次の瞬間
ナインは、突然苦しみ出してその場に蹲る。
するとその時、どこからかスライスが現れた。
「ナイン! しっかりしてナイン」
「しょ…少年を…」
「わかったわ」
ナインが命令すると、スライスは髪を刃物に変える。
すると真幌と活真は、怯えながら互いに抱きつきあった。
「大人しくなさい」
そう言ってスライスが攻撃しようとした、その時だった。
「やめろ!!」
「な…!? 今度は何…」
どこからか聴こえた声に反応したスライスが声を漏らす
するとその隙に障子が真幌と活真を抱えて逃げる。
「安心しろ! 味方だ」
障子が二人を抱えて逃げ
麗日は、緑谷、爆豪の二人に触れて“個性”を発動する。
「梅雨ちゃん!」
「ケロ!」
麗日が合図を送ると、蛙吹が舌で二人を巻いた。
そして麗日達は、そのまま何処かへと逃げ去っていった。
そしてその頃海岸では。
スライスの放った信号弾を見たキメラは、A組との戦いを中止する。
「ここまでか…フン、命拾いしたなガキ共」
そう言ってキメラは、ボロボロになったA組から逃げた。
「逃げた!?」
「見逃してもらったと言った方が正解か…」
キメラが逃げた事に瀬呂が驚き、常闇が冷静に言った。
「クソ!」
「行くな!」
轟がキメラを追いかけようとすると、飯田が轟の肩を掴んで止める。
「罠かもしれない! これだけの人数でも仕留められなかった相手、単独行動は危険だ!」
「だが…!」
「今は島民の安否の確認、それもヒーローの務めだ」
轟が反論しようとすると、飯田が轟を説得した。
飯田が言うと轟は引き下がり、クラスメイトと共に島民の安否を確認した。