ー明星桜花sideー
午前5時、起床した桜花は朝食を作りつつ
昨日の事を考える
はぁ、昨日は最悪で最高の日だったな
全く出会って3ヶ月でこうも惹かれるとは俺も案外弱いな*1
だがあの時また大切な人を失う事を怖れたのは事実よ
気付いたのがマイクの車の中というのは場所が悪かったが
本当にあの時は肝が冷えたわ
まぁ俺の腕一本で済んで良かった*2と言ったところよの
さて、耳郎との約束の時間は8時だったな
早いとこ終わらせて準備をしよう
「ふむ、6時か」
朝食を食べ終えて時間を確認したところ今は6時の様なので少しトレーニングをすることにした
まずはランニング10kmを走る
全力で走れば11分程で走れるが少し速度を下げて30分走った
次は格闘技だ
今日はジークンドーの蹴り技を中心に鍛練しよう
サイドキック*5、フットストッピング*6、フックキック*7、バックキック*8そして、ハイキック
これらの蹴り技を中心にストリートリードやストッピングの練度も上げる
そうして鍛練を始めて一時間
いつの間にやら一時間も経っていた
そろそろ時間だと言うことで風呂に入って
服を着替える*9
そして、財布とスマホを鞄*10に入れて耳郎の家へ向かう
20分程歩き、耳郎の家に到着
インターホンを鳴らすと中から耳郎が出てきた
俺の方に駆け寄って
「約束の時間ぴったりだね」
と耳郎が言うので
俺はそれに
「まぁ養父が合理主義だからね
それに遅れたら…お前との時間が減るし…待たせちまうしな」
こう返した
途中の言葉聞こえてないと良いがな
そう思いながら俺は続ける
「行くか?」
と耳郎に聞くと
「うん!行こうか」
と耳郎は答えた
それを聞いてからスマホで予約していたタクシーの状況を確認すると後3分で到着するようだった
そのため俺は耳郎に
「後3分待ってな、今日はタクシー呼んであるから」
と言っておく
すると耳郎は
「それはいいけどお金はどうするの?」
と聞いてくる
それに俺は
「俺、投資で結構稼いでるから心配しなくても問題ないよ?」*11
そんな話をしている間にタクシーが到着した
そのため取り敢えず話を切り上げて乗ることにした
「乗ろうか」
とドアを開けて
「どうぞ」
とエスコートする
耳郎が乗ったのを確認してから俺も乗る
そして、予定通りに出発する
今日行くのは遊園地だ
生まれてこの方遊園地など行ったことがないが
喜んでもらえればありがたい
今日行く遊園地は俺が出資している所だ
今回の件を伝えたらお金は取らないから存分に楽しんでほしいと言われた
ありがたいことだ
そんなことを考えている間に遊園地に着いた
ドアを開けて外に出ながら
「行くぞ」
と言う
俺に続いて耳郎も出てきた
俺は運転手に
「12時になったらここの出口に来てくれ
それまではこれで休憩を取っておくと良い」
と言って二万円程渡す
そして、耳郎に
「じゃあ、行こうか」
と言いながら遊園地の入口へと向かう
それに耳郎が
「うん!」
と言いながらついてくる
そして、入口に着いて名刺を受付に渡して入口を開けてもらい園内に入る
入った後に耳郎が
「ねぇ、何で入園料払うこともなく入れたの?」
と聞いてくる
俺はそれに
「あぁ、それはな俺がここに多額の出資をしている出資者だからだ、飲食以外はフリーパスだからお前が好きな所に行こうか」
と答えた
そしてまず行ったのはメリーゴーランド
俺は何とも思わんが耳郎が楽しそうで良かった
次に行ったのはジェットコースター
俺は速さに慣れてるから問題はないが耳郎は結構怖がっていた
乗った後に袖を掴んで離さない耳郎は非常に可愛かった
その次は射的をやった
耳郎は五発中三発を命中させたが狙っていたヘッドセットは取れなかった
俺は一発目で耳郎が狙っていたヘッドセットを取り、二発目でロックバンドの楽曲集のCD、三、四発目でトレーニング用のマットとカフスバンド型の重りを五発目でカフスバンド型の重りをもう一つ取った
そして、ヘッドセットとCDを耳郎にあげてカフスバンド型の重りをすぐにつけた
最後に観覧車に乗った
そして、俺と耳郎が乗るゴンドラが頂点に登ったその時俺は口を開いた
「耳郎、俺はお前が好きだ
気付いたのは昨日だがこの気持ちに嘘はない
昨日お前にヴィランの攻撃が放たれた時は本当に怖かった
また大切な人を失うんじゃないかって
だから今度は失わないようにお前の傍でお前を守りたい
耳郎、俺と付き合って欲しい」
全て本心だ
俺はこいつに、耳郎に惚れている
少しの間、沈黙が続いた
そして、沈黙を突き破り
耳郎が口を開いた
「はい!喜んで!!」
泣きながら笑って耳郎が言った
それに俺は内心でガッツポーズをしながら
「必ず幸せにするから……
と言いながら響香を抱き寄せた
そして、響香を抱き寄せたままゴンドラは下り一番下で俺と響香は降りた*12
観覧車から降りた後はそのまま出口へ向かい到着しているタクシーに乗る
そして、俺が良く食べに来る料亭へ向かう
「いや、昨日は本当に怖かったよ
気づいたら袋置いて走ってたから」
俺がそう言うと響香は
「それに関してはウチもだからね
あんたの腕斬り飛ばされた時は心臓止まるかと思ったんだからね!あんまり無茶しないでよ?」
と反論する
それに俺は
「まぁそれは善処するよ
保証はできないけどね」
と答えた
そんな感じで
俺と響香が昨日の事について話している間に料亭に着いたようだ
俺は響香を連れて外に出て
運転手に
「代金は俺が持つから昼食を食べると良いよ」
と言ってから料亭に入った
入ると同時に女将が
「あら坊っちゃん!今日は彼女連れかい?」
と言ってくる
俺はそれに
「あぁ、彼女に良いもん食べさせたくてね」
と返しながら奥へ進む
そして、空いているのを確認した部屋に入って座敷に座り
「今日のオススメは何かな」
と聞く
すると、女将は
「ちょうど先程仕入れた魚がありますから刺身の盛り合わせになりましょうかね」
と答えた
それに俺は
「じゃあそれを頼むよ
響香はどうする?」
と刺身の盛り合わせを頼みつつ響香に聞く
響香はそれに対して
「じゃあ、私もそれで」
と答えたので
俺は女将に
「じゃあ女将、頼むよ」
と言う
それに女将は
「はい!承りました
お任せください!」
と言って厨房へ向かった
数分して刺身の盛り合わせ*13が机に運ばれた
「「いただきます」」
と声を合わせて食べ始め
ゆっくりと食べた
30分程で食べ終わり会計を済ませて*14*15タクシーに乗って響香を家まで送り、俺の家の住所と連絡先を教えて俺も帰宅した
次誰にします?
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拳藤一佳
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小大唯
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八百万百