二十九話 USJと自己犠牲
ー明星桜花sideー
マスコミ騒動があった日の翌日少し警戒しつつも*1登校しホームルームが近づく
さて、カリキュラムを狙ったようだしあまり時間は置かないかな
そう考えていると教室に入って来たイレイザーが
「今日のヒーロー基礎学だが俺とオールマイトともう一人の三人態勢で見ることになった」
といつも通りのやる気のなさで説明した
すると、いつも通り上鳴などが
「はい!何やるんですか!?」
と反応する
それにイレイザーは
「災害、水難…なんでもござれ 救助訓練だ」
と言いつつ『rescue』と書かれた札を出す
救助訓練か少人数が特定の場所に入るわけではあるから襲撃には最適だと思うが“個性”がどれだけ割れてるかによるかねと考えている間に少し騒がしくなってきたがイレイザーの
「おいまだ話の途中だ……」
と言う声で静まり
「今回、コスチュームの着用は自由
中には活動を制限するコスチュームもあるだろうからな」
と説明を続けつつコスチュームを格納している棚を操作しコスチュームを出していくイレイザー
そして、それが終わると共に
「以上、行動開始!!」
と言って教室を出た
少し時間は経過し皆の集合を待つ
「コスチュームを着用するものが多いようだね」
俺がそう響香に言うと
「そうだね、あんまり着る機会ないしそれでじゃないかな…そう言う桜花は鎧は着てないんだね」
と返してくる
俺はそれに対して
「そうだな、今回は戦闘は重視されないだろうから動きやすいように鎧は無しかな」
と答える
その後全員が揃いバスに搭乗、移動するわけである
華麗なまでに飯田のやる気が空回りしたが問題は無いだろう
そして、バスでの移動中
切島の
「しっかし単純な増強型の“個性”ってのは良いな!!
派手で出きることが多い」
と言う声に端を発して
「強くて派手ってぇと轟に爆豪、明星とかになるか?」
と上鳴が話し
それに芦戸が
「轟の氷に万能の明星、爆豪の爆破
確かにこの三人は派手だし強いよねぇ」
と便乗する
すると、横から蛙吹が
「爆豪ちゃんはいっつもキレてるから人気でなさそう」
と言って
爆豪は
「んだと!コラ!出すわ」
とキレていた
そして、そろそろ到着するかなと言う頃合いで
イレイザーが
「そろそろ着くぞ、準備しとけよ」
と一言、さすがの鶴の一声でバスの中は静まり皆下車の準備を始める
俺は既に終わっているが
バスから降りてUSJ*2の前
13号の
「えー始める前にお小言を1つ2つ3つ4つ5つ6つ……」
増えるな、と思いつつ
「皆さんご存じかとは思いますが僕の個性はブラックホールどんなものでも吸い込んでちりにしてしまいます」
と13号が言うと
緑谷が
「その“個性”でどんな災害からも人々を救うんですよね」
と反応する
それに13号は
「ええ、しかし簡単に人を殺せる力です
みんなの中にもそういう個性がいるでしょう
超人社会は個性の使用を資格制にし
厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます
しかし一歩間違えれば用意に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください
相澤さんの体力テストで 自身の力が秘めている可能性を知り、 オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います
この授業では心機一転人命のために
個性をどう活用するかを学んでいきましょう
君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない
助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな
以上 ご清聴ありがとうございました」
と素晴らしい演説で答え礼をする
A組から拍手が巻き起こり、オールマイト不在ではあるが
取り敢えず中に入ることになった
中に入ってすぐ広場の辺りに黒い霧が出現する
と同時にイレイザーは
「一塊になって動くな!……あれは敵だ」
と警戒を促す
そして、
「13号!生徒の避難!及び救援要請!!」
と13号に指示を出しつつ自分は前に出る
俺はそれに加えて
「上鳴、“個性”で通信試せ
飯田、校舎まで走って救援を要請しろ」
と指示を出す
それに上鳴は
「了解!」
と同意し、通信を試し始める
しかし飯田は
「皆を置いて行くなど委員長の風上にも…」
と躊躇っているようなので
「仲間を信じることも重要だ
できる範囲が広くて一応戦闘経験のある俺は残った方が良い
ならこの中で最も速く走れるのはお前のはずだ」
と説得する
すると、飯田は麗日の援護も受けて入って来た扉から出て救援を呼びに行った
これで救援は来る後はどう自衛するかだと考えていると
黒い霧の敵がこちらへワープ?してきて
「動きが速いですね
学生だと思っていたのですが
取り敢えず私の仕事は散らすことですので」
と言って黒い霧で皆を覆う
皆をワープさせたようだ
USJの中には居るから取り敢えずは安心だ
それでここは山岳エリアかな
と考えていると響香と八百万が落下してきたので
響香は普通に受け止めて*3
八百万は白鎖で受け止めた
その後上鳴も落下してきたのでこちらも白鎖で受け止めた
少し経つと敵三名が半包囲のような
敵三名ね
まぁ沈黙の狩人を相手取るには不足かな
さて、
「問答無用!!」
まずは後頭部にハイキック
続いて下腹部に後ろ蹴り
そして、最後に正拳突き
三名無力化
「三人は取り敢えず入り口の方へ逃げろ
俺はイレイザーの救援へ向かう」
教師用のカリキュラムを盗んでる奴らだ
オールマイトがいるはずであることも知っている
その中でこの襲撃を行ったと言うことは
オールマイトを撃破し得る何かがあると言うこと
イレイザー一人では厳しい物がある
行くべきだ
響香達が入り口へ向かうのを確認してから
イレイザーの救援へ駆け出す
思っていたより事態は深刻か
駆けて来たらイレイザーが巨躯の敵に拘束されている
取り敢えず巨躯の敵にハイキックを喰らわせてイレイザーを救出
そして、白鎖を使って響香らの方へイレイザーを運び
「イレイザーの保護頼む!」
と叫んでイレイザーを任せる
そして、敵に向き直って
「さて、敵よ
今この場はSilent Hunter …沈黙の狩人の狩場ぞ?」
と言って蹴り技の連発で付近の有象無象を蹴散らす
それを見て手を大量に着けた敵は
「なんだよこの化け物は!」
と言いながら苛立つ
そして、
「やれ、脳無」
と言って俺の後ろを指差す
チィ狙いは後ろ、響香達か!
気付けば駆け出している
だがそれで良い
俺は死なんのだから
俺がどれだけ傷付こうとも救うのだ
そう考えながら
白鎖を発動して響香達とイレイザーを安全圏まで運ぶ
自分の防御は間に合わない
巨躯の敵の拳が目の前にある
これは避けられん
モロに喰らった
吹き飛んで壁にあたり止まる
久しぶりに血の匂いを嗅いだ
だがそれだけで倒れる俺ではない
踏み込む巨躯の敵の下へ行くついでに手の敵にハイキックを喰らわせて行く
そして、巨躯の敵の下腹部に正拳突きを喰らわせて広場に押し戻す
蹴りを中心に殴りを交ぜて戦闘を繰り広げる
いかん!
響香らの事を気にしすぎた
視界から外した間に間を詰められた
巨躯の敵の拳が眼前に迫っている
殴り飛ばされ入り口付近の壁にぶつかり止まる
「後は抵抗できるのは一人かな」
手の敵がそう言うのに
「この勝負俺の勝ちだ」
と俺は言う
そして、続けて
「大遅刻ですよオールマイト」
と言って意識を手放した
ーオールマイトsideー
飯田少年からあらかた聞いて来た
全く己に腹が立つ
皆がどれだけ怖かったか
どれだけ勇気を振り絞ったか
明星少年がどれだけ勇気を持って戦ったことか
だからこそ言わねばならん
「もう大丈夫! 何故って 私が来た!!!」
「敵よ!
こんな言葉を知ってるか!?」
巨躯の敵に連打を浴びせながら言う
「更に向こうへ!!Plus Ultra !!」
巨躯の敵を殴り飛ばしたと同時に他の教師*4が到着
敵はそれを見て撤退を始めたが
スナイプの銃撃で傷を負っての撤退だ
「次は殺すぞ、オールマイト」
と言う声明を残しての撤退だったゆえ警戒は解けないが
皆頑張ってくれた
今年の一年は強くなるぞ
ー耳郎響香sideー
襲撃が終わり刑事の人による安否確認が行われている
そんな中
「相澤先生は大丈夫なんすか」
と上鳴が言い出した
それに刑事の人が持っているタブレットの通話画面から
医師の人が
『両腕粉砕骨折に顔面骨折...幸い脳系の損傷は見受けられません、ただ...眼窩底骨が粉々になってまして...目に何かしらの後遺症が残る可能性があります』
と言った
それに続いて麗日、蛙吹が
緑谷の安否を確かめる
すると、緑谷は保健室で間に合う程度
オールマイトも保健室で間に合うようだ
ここの流れで桜花の安否も確認する
「あの桜花は」
と聞くと
刑事の人は
「桜花…あぁ明星君なら病院の治療で問題なく治るそうだ
ただ、貧血は免れないだろうと言うことだそうだ」
とのことで
「そうですか」
まあ貧血なら問題なくサポートできるし一安心って感じかな
一応何日かは入院って話だけどまあ場所は後で教えてもらえるみたいだし問題ないかなエルヴィンに頼めば車だしてくれるだろうし
まぁ取り敢えず明日かな今日はゆっくり休もう
エルヴィンも迎え来てるだろうし桜花についても病院から連絡いってるだろうし帰ってゆっくり休んで明日桜花のとこに行こう