実験に利用された挙句捨てられた少年   作:明星桜花

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勉強会 in the 明星邸 part1


第五十二話 期末試験 2

ー明星桜花sideー

うん、今朝も午前5時に起床だな

さぁ今日も仕事を始めよう

取り敢えずそろそろエルヴィンが来るな

 

    コンコンコン

「入ると良い」

俺がそう言うと

「失礼致します

旦那様、紅茶と間食をお持ち致しました

今朝の間食はSfogliatellaで御座います」*1

と言いながら間食と紅茶を置いていく

俺はそれに

「あぁ、ありがとう

今日は4人程学友が来るから間食と紅茶を頼む

私と響香は珈琲で頼むよ

それと一応門まで迎えに出てくれ

よろしく頼むよ」

と感謝を伝え、今日の動きを共有する

するとエルヴィンは

「承知致しました

お任せください」

と承諾する

そして続けて

「では失礼致します」

と言って退室した

 

その後間食を食べ、紅茶を飲みつつ仕事を進めていく

「ふぅ、そろそろ切り上げるか」

仕事を切り上げ時間を確認すると5時間が経過し

10時となっていた

「おや…思ったよりも時間が経っていたようだ」

そろそろ4人も来ることだし大広間に必要な学習資料を持っていっておくかね

そう考え書斎から出て図書室へ向かう

「今日必要なのは…‥

ふむ、こんなものかね」*2

そして選んだ学習資料を持って大広間に向かい

教科毎に分けて置く

「さて準備は終いだ

来るまでは鍛練でもしてようかね」

そう言いながら大広間を出て訓練場へ向かい、鍛練を始める

 

 

 

ー上鳴電気sideー

「意外と近くて助かったよな」*3

「そうだね、あまり歩かなくて済んだ」*4

と話す瀬呂と尾白に続いて俺は

「にしても桜花が大富豪なのは分かってたがここまでとはな」

と目の前のどこまで続くのか分からない塀と奥に佇む大豪邸を指して言う

すると芦戸が

「そうだね~

まぁ登下校は黒塗りの車で送迎だし

一緒に遊んだ時とか金銭感覚おかしいし

分かってた事と言えばそうなんだけどねぇ」

と言いながら門の前に立ちインターホンを鳴らす

鳴らして数秒で中から黒いスーツ姿の左眼を髪で隠した男*5がこちらへ来て

「芦戸様、尾白様、瀬呂様、上鳴様で御座いますね

私は皆様の案内を主、明星桜花より承りました

エルヴィン・フォン・ヴィッツレーベンと申します

お入り下さい、百様、響香様がお待ちです」

そう言って門を開けて俺達を案内する

エルヴィンさんの案内で大広間*6に向かい、大広間の中で待つ

既に大広間には勉強用の本が置かれており、

正直1日で終わるのか?と思うがまぁそれは良いか

と考えている間にヤオモモと耳郎が来る

ヤオモモは入ると同時に

「皆さんすいません

お待たせしました、皆さんに合った教え方でお教えしますので早速始めましょう」

と言うが

それに対して耳郎が

「桜花がまだ来てないけど」

と言う

するとヤオモモが

「あら?そうですわね

珍しく時間になっても来ませんね」

と続ける

それに耳郎が

「まぁこの時間なら鍛練だろうし

訓練場まで呼びに行ってくるよ

取り敢えず始めてて」

と言う

するとヤオモモは

「分かりましたわ

こちらに来る前に少なくとも30分、できれば一時間以上休ませてから来てくださいまし」

と答える

それに耳郎が

「了解、まぁあの馬鹿はどうせ

朝5時から10時まで仕事して

そのあと休まずに鍛練してんだろうし

ある程度休ませてから連れてくるよ」

と言うと

ヤオモモは

「なぜ休憩することを忘れるのか…‥」

と呆れたように溜め息を吐いて頭を抱えている

正直俺らが会話に入れない

まあそれは置いておいてヤオモモの指導で勉強を始める

耳郎は桜花を呼びに行ったが

そうして勉強を進め、時は過ぎてゆく

 

 

 

ー耳郎響香sideー

桜花を呼びに訓練場に行くと案の定鍛練をしていた

私は桜花に近付き鍛練を強制的に止めさせ

私の部屋に連れてきた

そして今桜花は私の膝の上で静かに寝息を立てている

膝枕なんて久しぶりにやったなぁ

はぁ…全くなんで休むことを忘れるのやら

今は11時だからできれば12時以降まで寝てて欲しいなぁ

いっつも気を張ってるんだから休めるときにゆっくり休んで貰わないとね

「大好きだよ桜花」

私はそう言って桜花の穏やかな寝顔を見て微笑むのだった

*1
ナポリ発祥の、リコッタチーズを詰めたパイ菓子で、パリパリとした食感が特徴

*2
各教科3冊計15冊

*3
瀬呂

*4
尾白

*5
エルヴィン

*6
エルヴィンさんに

こちらが皆様が本日使用する大広間で御座います

と説明を受けた




私の小説の更新は不安定ですので気長に御待ち頂ければ幸いで御座います
長期間間隔が開かないよう努力致しますがそれでも不安定、不定期となること御了承下さい
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