ー明星桜花sideー
レセプションパーティーに出席するにあたり
1ーAの面々は集合時間を定め、纏まって行動する事となっていた
俺と響香、百、ルミ、そしてエルヴィンら執事は既に集合場所に到着し、同じく到着していた飯田と皆を待っている
十数分して爆豪、切島を除く全員が集合し
メリッサさんも来た
そして、さぁ会場へ行こうかと言う所でセキュリティが発動、扉と窓が閉鎖されエレベーターが停止した
取り敢えずエレベーターの中でこの場に居る者の行動を決める
取り敢えずセキュリティを解除し、プロヒーローが自由に行動できるようにする
そうすることで状況を打開する事で決まった
メリッサさん曰く
「セキュリティを解除するためには最上階の制御室に行く必要がある」
そうで最上階に行くには階段を上がら無ければならない
この場に居る全員で上がる
階段を駆け足で上がっていく
30階まで上がったところで
「これで30階…」
と緑谷が言う
それに続いて俺が
「メリッサさん、最上階は何階か!?」
と聞くと
メリッサさんは
「200階よ…!」
と答える
「マジか!?」
「そんなに登るのかよ…!?」
メリッサさんが答えると、上鳴と峰田がギョッとする。
二人が弱音を吐くと
「敵と出くわすよりマシですわ!」
と百が二人に言い聞かせる
それに俺は続けて
「よし、終わりが見えてるだけましだ
さぁ、急ぐぞ!」
と皆を鼓舞する
そしてその後は順調に80階まで登り進めた一行だったが、先頭を走っていた俺と飯田が目を見開く。
「Shit, シャッターが…!」
俺がそう言うと
続けて轟が
「どうする!? 壊すか!?」
と問う
するとメリッサさんがそれに対し反対する。
「そんな事したら、警備システムが反応して敵ヴィランに気付かれるわ!」
すると峰田が
「ならこっちから行けばいいんじゃねぇの…」
そう言って後ろにあったドアを開けようとすると、俺と緑谷、メリッサさんが止める。
「待て、馬鹿野郎!」
「峰田くん!」
「ダメ!!」
だが既に遅く、峰田はドアノブに手をかけてしまった
するとドアノブに内蔵されたセンサーが反応する。
「ままならんな…仕方ない、進路を変更しよう」
俺がそう言いながら
80階の廊下を走り、皆が続く
「他に上に行く方法は!?」
と轟が尋ねると、メリッサさんがこう答える。
「反対側に同じ構造の非常階段があるわ!」
すると飯田がさらに駆け足で前に出る。
「急ぐぞ!!」
するとその時正面のシャッターが降り、俺達は足を止める。
「Holy shit!! 」
「後ろもですわ!」
さらに後ろのシャッターも次々と閉まっていき、俺達は逃げ場を失っていく。
するとその時、飯田は正面に扉がある事、そしてその扉の前のシャッターが閉まりかけている事に気がつく。
「轟くん!!」
飯田が呼び掛けると轟は直ぐに応え
「ああ!」
氷を出して正面のシャッターが完全に閉じるのを防ぐ。
すると轟の氷によってできた隙間から飯田が入り込み、エンジンキックで扉を破壊した。
「この中を突っ切ろう!」
飯田が先導すると、俺達は植物プラントの中を走っていく。
植物プラントには、様々な種類の植物が植えられており、中には“個性”の影響を受けたのか極端に変異している植物もあった。
「こ、ここは…!?」
「植物プラントよ! “個性”の影響を受けた植物を研究…「待って!!」
緑谷の質問に対しメリッサさんが答えていると、響香が遮って緑谷達の足を止める。
そして響香は、正面のエレベーターを指差した。
「あれ見て! エレベーターが上がってきてる!」
耳郎の言う通り、エレベーターが表示する数字が徐々に80に近づいていた。
すると峰田が狼狽える。
「敵が追って来たんじゃ…!?」
「隠れてやり過ごそう!」
「あぁ、こっちだ
…問題ない、必要とあらば取り敢えず気絶させる」
緑谷が提案し、俺が隠れられそうな場所を見つけ皆を呼ぶ
俺達は見つけた隠れ場所でしばらく敵をやり過ごす事にした
すると上鳴がエレベーターの方を見て提案する
「あのエレベーター使って最上階まで行けねぇかな…?」
「無理よ! エレベーターは認証を受けてる人しか操作できないし…シェルター並みに頑丈に作られているから破壊もできない!」
上鳴が言うと、メリッサさんが反対した。
すると峰田がプルプル震えながら泣き言を言った。
「使わせろよ文明の利器…!」
するとその時、エレベーターが止まる音が聞こえた。
「ひっ!?」
「声抑えろ…」
思わず声を漏らしてしまった峰田の口を、後ろにいた俺が塞いでやり過ごす。
エレベーターの前のシャッターが開き、エレベーターの扉が開くと中から敵が現れる。
すると一度敵を会場で見ていた緑谷が目を見開く。
「…! あの服装…会場にいた敵だ!」
エレベーターから出てきた敵は、侵入者を探し始める。
「ガキはこの中にいるらしい」
「面倒なところに入りやがって…」
敵ヴィランがガサ入れを始めると、麗日が冷や汗を流して緑谷の方を見る。
「こっちに来る…!」
「静かに!」
麗日が狼狽えて思わず声を漏らすと、飯田が静かにするよう言った。
俺達は隠れながら敵が気づかない事を祈っていた。
するとだ。
「見つけたぞぉ、クソガキ共ぉ!!」
そう言って敵が立ち止まると、俺は脚を少し下げ拳を握り締める
だが…
「あぁ!? 今何つったてめぇ!?」
聞き覚えのある声が聞こえてきたため俺が木の葉の隙間から覗くと、敵の前には切島と爆豪が立っていた。
(何故お前達が80階に居るのだ)
今まで一切連絡が取れなかった二人が植物プラントにいたため、俺は思わず目を見開く。
堂々と現れた二人に対し、敵は目的を尋ねる。
「お前らここで何をしている?」
「そんなの俺が聞きて「ここは俺に任せろ! な!?」
敵の質問に対し爆豪が上から目線で答えようとすると、切島が宥めて敵に話しかける。
「あのー、俺ら道に迷ってしまって! レセプション会場ってどこに行けば…?」
(何故迷って80階まで上がって来るんだよ助かったが)
と思いつつ敵二名のうち図体のでかい方に向けて飛び出し
上段飛び膝蹴りからの回し蹴りを喰らわせる
すると敵は植物プラントの奥の壁まで飛んで行き壁に衝突、気絶した
そしてそのまま一気に爆豪らの所まで下がり
状況を説明する
「タワーが敵に占拠された
パーティーに参加しているヒーローはセキュリティにより行動不能、
俺達はセキュリティの解除の為最上階を目指してる」
そして続けて
「取り敢えず目の前の細面は敵だ
好きにしろ、但し負けるなよ?」
と爆豪を煽る
すると爆豪は
「誰に言ってんだ、当たりめぇだろ」
と返してくる
俺はそれに
「じゃあ任せるぞ」
と言い
そして皆に
「轟、上に上がる道を作ってくれ
その後は爆豪達とそこの敵を制圧
拘束後にこちらに合流してくれ
他の皆は上に行くぞ」
と指示を出す
それに皆は
「応!!(了解した)」
と応える
さて急ぐぞ、皆
気張って行こう!!