ー明星桜花sideー
夕方、やっと皆が宿泊施設に到着した*1
「おっ やっときたね」*2
「お昼抜き云々なんて関係なかったねぇ」*3
「まぁそんなもんでしょう…このクラスで最も強く、最も場慣れしてる奴が抜けてるんで」*4
「まぁ早い方だね」*5
そう話す3人に続けて俺は
「まぁ、思ったより早かったな」
と言う
すると皆から
「明星!お前なんでそっち」*6
「そうだぞ、桜花!なんでお前だけ」*7
「裏切り者!!」*8
そう文句を垂れる皆に
「いやお前ら俺が居たら俺だけで事足りちまうから訓練になんねぇだろうが
イレイザーが言ってたろう?
合宿はもう始まってるってよ」
と言う
すると響香が
「訓練にならないと言っても婚約者と言ってもいい関係の私らは助けようとしないんだ?」
と言ってくる
それに俺は
「いや、常時炎龍の飛槍展開してたからいつでも援護はできたぞ?
それに最初の土石流の時は何もなく地面に落ちそうなら助けれるように白鎖は出してたしな」
と言うと
響香は
「いやいつも以上に過保護じゃん」
と言ってくる
それに俺は
「当たり前だろうが
死にゃしねぇと言えども怪我はするかもしれんのだから
俺が何度バスから飛び出しそうになったことか
行ったら訓練にならんから我慢したが
本当ならすぐ傍で白虎か鳳凰でガードしてたいわ
でもそれをするとヒーローとして成長しねぇし、弱いままだ
それじゃお前らがやりたいこともできねぇし
助けてぇ奴も助けられねぇ
それは俺にとって許すことのできないものだ
だから我慢してバスでここまで来て待ってたんだよ
本当なら!本当ならエルヴィン達全員呼んで俺も白虎にでもなって周囲を固めたいんだよ
でもそれをするわけにゃいかんから
ここで我慢してたんだよ
お前らが弱いままで良いなら
俺も全力で固めるさ
でもそうじゃねぇだろ?
響香も、百も
弱いままで居たくなんかねぇだろ?」
と思っていること全てを言葉にする
すると響香は
「あぅ…ちゃんと分かってるから
でもありがと…」
と顔を真っ赤にして言う
そして
「わぁ…言いたいこと全部言った見たいな感じだね」*9
「長げぇ」*10
「愛されてんねぇー」*11
と3人が続けて言う
そしてイレイザーが続いて
「こいつはお前らが見えるまでず っとそわそわしてたからな
“個性”で研ぎ澄まされた聴覚で状況は分かってる筈なのにな」
と付け加える
すると蛙吹が
「過保護ね」
と言う
そこでマンダレイが
「まぁそんなことより入りな
そんで飯食って、風呂入って、歯ぁ磨いて、寝な」
と言う
皆はそれに促されて中に入り
用意されていた夕食を食べ始める
まぁ夕食が用意されてるのなんて今日くらいだろうがね