ー明星桜花sideー
数日後、寮の前でA組の皆が集まる
「緑谷君、許可が下りたようだな」*1
「うん、ちょっと大変だったけど」*2
「うちは被害もなかったから
結構簡単に許可が下りたよ」*3
そんな話をしている三人に俺達が近付くと
飯田が
「おお、明星君に耳郎君、八百万君
君達も許可が下りたか」
と言ってくる
それに俺は
「まぁ、そもそも俺の保護者はイレイザーだし
自分の事は自分で守れる
経済的にも自立してるしな」
と答える
続いて響香が
「私は父が
『元より響香の事は桜花君に預けてるから』と
そんなわけで簡単に終わったよ」
と言い、百が
「私も同じく
『百の事は代表に預けてるから』と」
と言う
すると麗日が
「代表?」
と言うので
「あぁ、ニュースで見てないか?
ちょっと前に起業したんだよ
そんでいくつかの傘下含めて明星グループってなってる
でその代表は俺だからね
百の父親、宗大の会社はうちの傘下だから
俺の事を代表と呼んでるんだよ」
と答える
すると麗日は
「へぇ~、そうなんや」
と言う
それに飯田が
「確か本社は明星警護と言う名の警備や身辺警護をやっている会社で
傘下は日本だと三菱や三井、住友、トヨタやマツダなど
それに加えてドイツのVolkswagenやイギリスのAstraZeneca、アメリカのUSsteelなど
他にもフランスやスペイン、イタリアなど
世界各国の企業だったか
起業してそう時は経っていないが
すでに明け星を敵に回せば地球上で経済活動はできぬと言われる程の勢威を誇るのが明星グループだ」
と補足する
すると麗日と緑谷は石のように固まり
「いつの間にそんな……」
と呆然としている
それを横目に見ながら俺は飯田に
「詳しいな」
と言うと
飯田は
「あぁ、経済的、社会的ニュースはある程度確認するようにしている
そこで君が起業したと知ったものだから
どんな会社かと調べたのだよ
とはいえ警備や身辺警護はそう簡単なものじゃないと思うのだが社員はどうしたんだ?」
と答えそのまま聞いてくる
俺はその問いに
「実働部隊は俺の伝手で警備や護衛に向いたものを紹介してもらった
事務的な人員は二人を除いて普通に求人を出して集めたよ
まぁ、二人ほどその統括役として紹介してもらったが」
と答えた
そんな話をしている間に
イレイザーが来て、
寮の説明をした後
寮に入ってそれぞれ部屋の整理を始める
数時間してもう夜と言って良い時間帯
芦戸が突然
「お部屋披露大会しませんか?」
と皆に言う
そんなことで皆の部屋を見ていく
瀬呂のアジアンテイストの部屋や障子の殆どなにも無いような部屋、轟の和室を除いてまぁ予想の範疇を出ない部屋だ…飯田のメガネが大量に置いてあった部屋は少し面白かったが
そうしている間に俺の番だ
「まぁ面白味のある部屋ではねぇぞ」
俺はそう言いつつ扉を開ける
部屋に入った者達は悉く絶句する
それもそうだろう奥と左右は大量の資料で埋め尽くされた棚、部屋にあるのは執務机と椅子、ソファくらいのものだ
珈琲関係の物もあったか
すると葉隠が
「ん?これベッドないけどどこで寝るの?」
と言う
俺はそれに
「あぁ、ベッド置くと場所とるからソファで寝れば良いかと」
と答える
すると響香が
「私の部屋で寝ていいからベッドで寝て」
とすぐに反応する
それに俺は
「分かった分かった
ベッド使うよ、まぁ俺の部屋にはないから
響香の部屋のだけど」
と返す
やれやれありがたいがね
まぁソファで寝ようとしたら引き摺って連れて行かれそうだから素直に従うがね