It's now eight thirty
ー明星桜花sideー
現在時刻は8:30
死穢八斎會の組長邸の門前に集結している
警察の一人がインターホンに指を伸ばすのが見えた、静まり返る朝の住宅街、緊張が辺りを伝播していく、いよいよ作戦が開始されるのだ、インターホンが鳴らされる寸前...
「...っ!!ドアから離れて!!今すぐに!!」
念のため索敵をしてもらっていた響香が何かを感知したようでそう叫ぶ
しかし一足遅く
Boooom!
轟音を鳴らして門扉が破壊される
「何なんですかァ」
内側から破られた門扉、出てきたのはマスクを被った巨躯の男活瓶力也だ体が門よりデカい、多分もういくらか活力を吸ってる...
警察が何人か吹き飛ばされた
空中に舞い上がった数名の警察官を、デクとイレイザーが救助した、ナイスだ
やはり勘付いていたか...予想通り戦力を集めてきたな...だがこちらとてそれを想定しなかったわけじゃ無い
「何の用ですかァ!!!」
「離れて!!」
仲間が吹き飛ばされ、あたりに動揺が走るが、ヴィランは待ってくれない、目の前に群がる警察目掛けてその拳を振り下ろす、が、警察と活瓶の間に割り込む影が一つ...その影は一瞬にして変容し、活瓶よりも大きな姿へ...
「とりあえず、ここに人員割くのは違うでしょう」
影の正体はリューキュウ、個性を発動し、活瓶の拳を容易く受け止めた
そして俺はすぐさま掌に炎を溜め
「炎龍掌ー遅炎打!!」
掌底を放つ
遅れて放たれる炎の衝撃によって活瓶を無力化する
それを確認したリューキュウが、警察や他のプロヒーローに呼びかける
「私達リューキュウ事務所は活瓶の拘束と予定通り周囲の警戒をします!皆は引き続き仕事を!今のうちに!」
「ようわからん!もう入って行け行け!!」
開戦の火蓋は切られた、俺はプロヒーロー、警察と共に事務所内に突入していく
目の前には三人の男、いずれも特筆すべき個性は持ってない
警察数名とプロヒーローが建物内に突入した、中に入れたのはファットガム事務所の面々、ナイトアイ事務所の面々、ロックロック、イレイザーヘッド、そして俺たちインターン生と警察数十名だけだ、入り口付近でだいぶ人員が削られた、これ以上人員は減らせない
いやに纏まってるな…面倒なことだが
盃を交わせば親や兄貴分に忠義を尽くす...肩身が狭いだけに古臭い習慣を重視してんのか
しばらく進むと、
「ここです、この板敷きを決まった順番に押さえると開く」
ナイトアイがそう言って
右上、真ん中、真ん中左、左、上、真ん中右
順番通りに板敷きを押さえると、忍者屋敷のように重々しい音を立てて掛け軸がかかっている扉が開き始めた
「...桜花、奥に居るよ」
索敵をしていた響香がそう言ってくる
そして扉が開くと同時に
「なァアんじゃてめぇぇらぁぁぁ!!」
と言って通路から飛び出してきたのは3人
俺はその3人の内2人を白鎖で拘束し
残る1人を『炎龍掌』で吹き飛ばす
白鎖で拘束した2人はそのまま壁に叩きつけて気絶させる
そうして俺達は地下へと進んだ