ー明星桜花sideー
2日目、午前5時に起床した俺はいつもの如く仕事を始める
報告書を読んで読んだものからファイリングしていく
そうして仕事を続けること2時間
皆が起きてきたので朝食を食べる
俺達はNederlands ontbijtを注文する
数分で料理が運ばれ
俺達はそれぞれ食べ始める
数十分かけて朝食を食べ進める
全員が食べ終えてから俺達はロビーまで降りて
チェックアウトを済ませた後に駐車場まで向かい
昨日と同様Caravelleに乗り込む
そして今日の最初の目的地Amsterdamse Hortus Botanicus*1へ向かう
Caravelleで約12分の移動だ
Twaalf minuten later
Amsterdamse Hortus Botanicusに到着し
植物園を見て回りながら
「17世紀、アムステルダムは貿易で繁栄していたが、同時にペストなどの疫病の脅威にさらされていた
そして当時の医療の主流は薬草だった
そこでアムステルダム市は、医師や薬剤師が薬用植物を正しく識別し、処方できるように『Hortus Medicus(薬草園)』としてここを設立した
その後もこのAmsterdamse Hortus Botanicusは世界中から集まる商船が持ち帰る未知の植物を研究し、医学的な効能を見極める「生きた薬局」の役割を果たしていたのだ
そしてここで伝えられてきた薬草学は、時代とともに『迷信』から『科学』へと進化した
設立初期の薬草学の根底には『植物の形はその効能を示している』という考え方があった
肺の形に似た葉を持つ『プルモナリア』と言う薬草はは呼吸器疾患に効く、と言うようにね
こうした古い伝統は時代と共に科学的な薬学、これを生薬学と言うのだけど
その生薬学へと変わっていったんだ
そしてここはアジアや南米から届く植物の「実験場」でもあった
具体的にはキナの木やコーヒー・茶だね
キナの木はマラリアの特効薬であるキニーネの原料で
コーヒーや茶は当時は単なる嗜好品ではなく、覚醒作用や消化を助ける「薬」としても注目されていたんだ
ここの面白い所は『17世紀の薬剤師の視点』と『現代の生薬学の視点』を同時に体験できることだね」
とAmsterdamse Hortus Botanicusと薬草学について話す
そうしている間に全てを見終わり
Amsterdamse Hortus Botanicusを出る
そしてCaravelleに乗り込み
次の目的地、Van Loon Museum*2へ向かう
こちらも約12分の移動だ
Twaalf minuten later
Van Loon Museumに到着し
その裏側に広がる『運河沿いの隠れ庭園』を見て回りつつ
俺は
「17世紀の黄金時代の豪商たちは表通りの豪華な邸宅だけでなく
その裏側に広がる美しい庭園もステータスシンボルとして大切にしていた
この庭園の建設を依頼したフランドル出身の商人、Jeremias van Raey*3もそのうちの一人だったんだろうね
建設したのは当時、アムステルダムで最も人気のあった建築家の一人であるAdriaen Dortsman*4だ
そしてこの庭園は、17世紀当時の**フォーマル・ガーデン(整形式庭園)**のスタイルを忠実に守っていてね
低く切り揃えられた生垣が幾何学的な模様を描き、中央の小道が視線を奥へと誘導する
このデザインは自然を人間の手で秩序立てて管理するという、当時の美学が反映されているんだ
庭園の突き当たりに建っているあの建物は『コーチ・ハウス』と言ってね
当時は馬車や馬を収容していた馬車小屋なんだ
そしてあのコーチ・ハウスは庭園をより広く、奥行きがあるように見せるための『アイ・キャッチャー』としての役割も果たしているんだよ」
とこの庭園について話す
話し終わる頃には全てを見終わり
庭園を出て、Caravelleに乗り込み
ホテルに帰る
ホテルまでの移動時間は約16分だ