・連載遅い。
・原作設定は出来る限り守ります。
・映画設定出るかも。
・微エロがあるかも。
・自分で描いたキャラを動かしたくて考えた小説。
・口調の訂正とか誤差の有無を教えていただけたら幸いです。
・オリキャラ多いかも
その数刻後
「スゥ……スゥ…」
「リンリンッ !! 君は俺を騙していたとッ…いうことかねッ?」
「マママッ! 騙しちゃいねぇよおれは、お前とのガキが欲しいとしか言ってねぇだろオレは?」
産後というのに既に何の障害もなさそうに船長室の巨大な椅子に座る大柄な女海賊、その大きさは巨人族をみた事がない者であるならば巨人族だと勘違いしてしまいそうな、そんな巨体をもっておりその腕の中には小さな、それはちいさな"子犬"がおくるみに包まれていた。
そしてその前には机を叩き驚愕の目を浮かべる男海賊がいた。
「ッッ!?」
男海賊の体からはバリバリと電気が漏れ出ており、その動揺の程が見て分かるものとしていた。 そして男は巨体をもつ女よりも"大きい体躯"をしていた。そしてその姿形は非常に獣と類似しており白髪混じりの毛皮はその男が老犬である事を表していた。
「俺はもう父、パパ、親父、伴侶でダディじゃないのか!リンリン!」
「ふん?」
「ッッ!?……あぁ、あ! ペロスペロウ!?」
「ァ……ッ!?」
階段の途中から母親と父親で"あった"老犬を盗み見ていた舌の出た可愛らしい男の子、その子の顔をみて同意を得ようとベラフ目で訴える。
その子供はベラフが惚れた女海賊の第一子であり、自身の赤子が懐妊してからずっと過ごしていた子であった。 しかしその子供は老犬の見た事のない必死な形相、そして母の目配せが合わさり、怖気からか後ろを振り向かずに元来た道を走る。
「お、オレアイツらの様子見てくる!!」
「ペロッ
ト"カ"ァ"ンッッ
次の瞬間ベラフが子供の名を呼び終わる前、女海賊は老犬を蹴り飛ばす。 老犬は船を破り、雨の降る甲板へと飛ばされていた。
「ガキができるまでならまだしもなディック…お前みたいなすぐに寿命で逝っちまうジジイとなんでおれが一緒にならなきゃならねぇんだよ、おいッ!!」
「…り、りんりん……」
ベラフは力無く言う。
「シュトロイゼン!」
「おぉ、終わったのかリンリン、ペロスペロウがなんか涙目…
「コイツをペロスペロウ達のとこ持ってけ、シュトロイゼン」
「おぉ!? 新生児だぞリンリン!もう少し優しくッ」
「早く行け」
「……みんな起きちまうからあんまりデカい音出すなよリンリン」
「はぁ〜〜早く行けっていたんだよおれは!、シュトロイゼン!」
「はいはい」
女海賊はの一声で現れた小さな男は女海賊からホイッと赤子を渡され、命令を受けると軽口をかえすが男海賊には目もくれずに姿を再度その場から去る。
「ベラフ、お前とのガキができた時点でお前は既に用済みなんだよ…それでも産まれるまでおれはしょぼくれた老犬を置いてやったんだ感謝はあれど、文句は言わねぇよな?、さぁこの汚ねぇ物もってさっさと出て行きな!!」
船長室の入口のコートラックに掛けられていたコートと帽子、女海賊はそれをその名の通りにびたゃびちゃの濡れ犬となっている男海賊に叩きつけ出ていくよう強い口調で放った。
男海賊は乱れた前髪を後ろに流し、金の装飾がされたコートの袖に腕を通す、そして宝石のついた帽子を頭に載せると女海賊の前で何故か跪く。
「リンリン、俺はお前のほどいい女に会った事が無い」
「ちぃッ! いつのまに!」
男は跪いた体勢のまま女海賊の左手を毛むくじゃらの骨張った両手で握ると、ゆっくりと話し出す。
「君と出会って君の体に触れ合って一緒に飯を食った日々は本当に幸せだ、君はどうだったんじゃ?」
リンリンはここまで己に食いついてくる男に呆れてしまう。
あと数年で自分を置いて死んでしまう老犬に。
コイツはスキンシップの激しい男だ、鬱陶しい、安い愛の言葉を囁き続ける男だ、鬱陶しい、飯の時も三時のティータイムの時も海軍を沈める最中でも、おれが視界に入れるといつもこっちを見つめている男だ、鬱陶しい。
コイツがいると、考え事が増えて面倒だ。
ここまで言う男の気持ちが理解できないリンリンは面倒だと、殺してしまおう、終わらせよう、そう考えつくと早かった。
「ナポレオン、来い」
「はぃママ〜」
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・一話は本編の始まる前
・主人公は犬のミンク族
・ディクトン・ベラフスキー この話では75くらいの老犬
父親は巨人族と人間のハーフ。母親はライオンのミンク族
ディクトン家は人の住まない島で暮らしていた。ベラフが7歳の頃に母親は病で亡くなり、鍛治師の父親に40辺りまで鍛治を習いながら育ててもらい彼は父親から受け継いだ鍛治の腕一つで生きようと島を出た。
42歳彼は尾を失い
43歳彼は左目を落とし
44歳彼は牙を失った
45になる前、ディクトン・ベラフスキーは海へ出た。