・連載遅い。
・原作設定は出来る限り守ります。
・映画設定出るかも。
・微エロがあるかも。
・自分で描いたキャラを動かしたくて考えた小説。
・口調の訂正とか誤差の有無を教えていただけたら幸いです。
・オリキャラ多いかも
「リンリン…」
「大物を斬るのは久しぶりだなねぇママッ!!」「死になディクトン・ベラフスキー、"婚約"なら若く生まれ変わったら考えやるよッ!♡」
女海賊の手の甲、そこにベラフは唇を突き出しキスを落とした時、口角を少し上げたシャーロット・リンリンは右手に持つ巨大な
しかし
「あ"ぁ?」
リンリンの剣がベラフの脳天に触れる寸前、ベラフにガブリと勢いよく噛みつかれる。 リンリンが声を上げた頃すでに、ベラフは薬指、その根本に噛みついておりその牙はリンリンの皮膚を切り裂き、そして肉を裂き進めカチュリと小さな音を立て指の骨に牙を突き立てていた。
「ッァ!? なにしやがッッ…!?」
リンリンの指は今更噛みつかれた事に気が付いたのか、どくどくと血を溢れだすとベラフの牙に血潮を塗りたくる。
「ん、んんッ…君に力を使おうとした事がないから先程君の手に触れて心底驚いたよリンリン」
歯を食いしばり怒りの形相を浮かべるリンリンとは対称にベラフはうっとりとした表情で温かい血を嚥下する。
「動かねぇぞッ!? ベラフテメェ何しやがった!!?」
その牙は女海賊の指の"骨"触れていた。 そして女海賊は罵る言葉を吐くだけで、剣を振る腕もぴたりと止め、そして指一つ動かすことができなくなっていた。
彼、ディクトン・ベラフスキーという海賊は"コツコツの実"を食べた骨人間。 自身の骨を自由自在に変形する力を持つ老犬であった。
今女海賊の体内では骨同士の関節全てが融合させられ身動きを取れぬ様拘束が施されていた。
「ベラフお前おれに隠してをやがったなぁッ!!? おれは隠し事をする奴が嫌いなんだよッ!」
叫ぶ声は、空気を震わせ、聞くものを萎縮させる。
「むッ!? すまんかった!確かに直接言った事なかったの…うっかりしていたリンリン、君のことだから既に知っとるもんかと…失念していたの…そうだ!お詫びに"コレ"を…」
ベラフは指を汚す血を全て舐め取り指から口を離すと、骨まで届いていた傷は、"白い塊"で埋められており流血は止められていた。 リンリンの指の傷がベラフの工夫された牙による噛みつきにより、ぐるりと一周していたこともあり、その骨の塊はまるで……。
「ふざけんじゃねぇぞベラフ」
ベラフの恍惚とした表情と「よしよし」というベラフの声にリンリンは屈辱でさらに顔を歪めて歯を軋める。
ベラフは数秒指の塊を指の腹で撫でてその感触を楽しむ、そして満足したのが目を細め、ベラフは立ち上がる。
「てめぇそれ以上俺に触るともうゆるさねぇぞベラフッ!!」
勢いよくカラカラと音を立てていた骨の尾が少しづつ下がる。
「!?もっと沢山俺の名を呼んで欲しい…が、君の相棒やホーミーズを呼ばれちゃ不味いのでな…沢山動くお口も動かないようにさせてもらうねリンリン…♡」
「ク"ぁ"ッッ!?」
(いかん…操作を疎かにし過ぎたせいで厄介な男を撒けなかったか…どうしたものかね…)
ベラフはブルブルと震える左目の骨創りの義眼に手を当てると、どこか狭く暗い通路を走る骸骨犬の目線に視界を移す。
ハ"コ"ンッ
その数秒後、突如船内のさまざまな部屋へと繋がる空気管が内側から突き破られ、その中から骸骨犬が現れると、続いて小さな男も空気管から現れる。
「待ちやがれこの骸骨犬がッ……あァッ?!?!」
(なッ!? おいおいこりゃあ一体全体どういう状況だ?!)
小さな男、シュトロイゼンは赤子を攫った骸骨犬を追って空気管を通りやっとこさデッキに埃を被って出てこれたかと思うとそこでは、先程まで自分の船から追い出そうとしていた船長がその老犬に口付けされている状況に出くわしてしまう。
(え、気まじッ、コレ一回帰った方がいいか? てか何こっち見てんだベラフの野郎、俺が空気読めないみたいな面してんじゃねぇぞ、そのジェスチャーやめろアイツ、いやほんとどういう状況だ? 夢かコレは???」
慣れた口付け越しに目が合ったベラフスキーね待てのジェスチャーを受けたシュトロイゼンは血管を浮かせた。
いや、夢じゃねぇ、あの野郎やりやがったなッ!? リンリンに迫るとこはこの数ヶ月で腐るほど見てきたが、リンリンはそういうのは全然好きじゃねえから毎度ビンタされるなり、口を握られて抑えこまれてるところしか見た事がねぇ。
だからこそシュトロイゼンは足を止めてしまう。 その彼女が剣を手に握っておいてこの状況において何もせずに、それを受け止める姿にどうようを隠せずにいた。
するとその隙を逃さず骸骨犬はベラフの胸へ目掛けてジャンプし飛び込む、するとベラフはその手で受け止めると骸骨犬の頭蓋に収納された包まれた我が子を愛おしそうに受け取ると残った骸骨犬の体部位を握る。
その骨は次第に太い一本の骨に変わり、最終的に簡単な剣を形を模るとすかさず自身へ振られる男の剣を受け止める。
「君が来るのは想定外も想定外、この老骨しっかりどうしたもんかと困っておるよ」
「はっ、テメェのガキになに仕込んでんだベラフッ ! 俺達を!リンリンをさぞ信用してなかったみてぇだなッ!ッ!!? ……うッ」
「違う!!違う…それは違うよシュトロイゼン君、それはあんまりじゃ無いか…」
「チィッ!」
「信用していなかった? 違う違うそうじゃないよ、それは違うのじゃよシュトロイゼン君ッ……!」パキパキ
シュトロイゼンの心無い一言にベラフは悲しみと怒りが沸々と湧き上がりその牙はベラフの意志関係なく、ベラフの心情に沿って伸び、大きく、そして変形していき、口内に収まる大きさはとうに超え、その鋭さはリンリンの皮膚を切り裂いた頃の鋭さまでに伸びていく。
そして感情に任せて鍔迫り合いで押し込んでいくベラフは若く威勢の良いシュトロイゼンを包み込んでしまうが如くであり、常人ならばこの時点で戦意を失うだろう。
「ワシもこういった事で使うとは思ってなかったわいッ!!…この子を守れるようにとッ、リンリンと俺の愛の結晶を!守れる様にとッッ!!?」
ベラフが力を込める足はデッキの板を砕きながら歩みを進め、上をズルズルと押され続けるシュトロイゼンの背後には海が見え始めた頃。
ベラフの怒りは次第に萎み、凶悪な牙はシュルシュルと戻っていく。
「そうはならなんだがの〜……現実は悲しいのぉ これもまた海賊よな」
「でぇッ! そのガキどうするつもりだッ!! まさか本気で俺たちから奪えるとでも考えてんじゃねぇだろうなベラフッ」
「本気だ…俺を簡単に切り捨てる様な海賊団にこの子は置いておかんッ!」
「ぐッ…! おいっ!リンリン、リンリン大丈夫なのか!?」
シュトロイゼンは未だ動きを見せない女海賊に目をやるが、まだ動きを見せない。 ただ叫ぶ声は聞こえるが。
「あぁ、今の彼女がこの場で動かせるものといえばあの麗しくも艶やかな可愛い瞳しかないよシュトロイゼン君」
「だが、リンリンなら悪魔の実の能力くれぇ破るに決まってんだよ…なら俺はそれまでテメェを抑えればいいわけだツ!!」
「1番つぇえ船長が動けんのにかかって来るとは強かだのぉ本当に」
シュトロイゼンはベラフとの鍔迫り合いを押し返し弾くと、後ろにのけぞり、体勢を崩したベラフへと飛び掛かる。
「ぐぅ……やはり剣は好かんなッ」
「逃げたいならば俺を殺してからいくんだなベラフッ!!」
「それでいいんだなシュトロイゼン君?! まだ彼女の全身の骨はワシの思うがままだということは忘れるじゃなぃぞッ!!」
ベラフはシュトロイゼンに武器を真っ二つに斬られると、その武器は甘いケーキに変わっておりベラフの手はクリームに濡れる。
「老犬ごときに俺様がそんな隙を与えると思ってんのか!?それに舐められちゃあ困るぜベラフ!! リンリンも俺もそんなもんで止まるほどちいせぇたまじゃねえんだよッ!!」
後ろに飛び退いたベラフ、しかし次の瞬間にはシュトロイゼンは目前まで迫る。
「それに、そんな事お前にゃできねぇだろッッ…?!!」
「当たり前だワシを馬鹿にしとんのかッ!!!」
「ッ!? マジかよ、本当ベラフお前何がしてぇんだッ」
「やかましい!! かぁ〜すばしっこいのぉ"ッ!! 黙って突っ込んでこい!」
ベラフは小さく素早いの剣技を屈み避けると拳から鉤爪を生やし、そのまま反撃に鉤爪でシュトロイゼンへと上下から挟み切る様に振り切るが下からの切り付けは弾かれ、上からの切り付けは受け止められるが、ベラフはそのまま地面へと叩きつける事にした。
生々しい音で叩きつけられたシュトロイゼンは追撃から流れる様に体勢を戻すと、また走る。
「ッあ"ッ……背中の骨2本逝ったなクソがッ」
そしてその物音を聞いた船員達がゾロゾロと顔を出し始める。
「夜中に何やって…ッ!? 何だこりゃ」
「ちょこまかちょこまかとッ!?老人をおちょくるなよチビスケめっ!」
「これでも食らってろ!!」
「何の音だ!?」
「船長!?副船長!?と……旦那!!?
「旦那!? あんたら何やって…」
ベラフの周りをシュトロイゼンは走り回り翻弄し隙を見て切り込む、それをかわし反撃に移ろうとベラフが動こうとすると、シュトロイゼンは距離をとる。 そんなヒットアンドアウェイにて徹されベラフは決め手に欠いていた。
「そろそろ逃げたいが……」
「オメェらこのジジイはもう敵だ!! リンリンのガキを連れて行こうとしてやがる! 抑え込めッッ!!!」
「お…?」
シュトロイゼンがベラフ周りを素早く走り翻弄しながら船員に命令を出していた時、ベラフは薄暗かった辺りに光が差し込んでいる事に気がつくと、鉤爪の先端で帽子を少し持ち上げ、空を見るとニイと口角を上げる。
雲は晴れ、そして満月が顔を覗かせていたのだ。
これはこれは…ツキは俺に向いてるみたいだなリンリン…シュトロイゼン。
「ぅ"ッお"ッ!! チェリーパイッ!!?」」
その時斬り合いの最中切り込み食べ物へと姿を変えた床を踏み、足を滑らし背中から倒れる動きをみたシュトロイゼンはベラフと床の間に陣取り老犬の心の臓を貫こうと飛び込んだ。
自分の作った罠を踏んだと思い込んでしまった。
ハ"リハ"リッ
「ヒヒヒ…ワシのケツばかり狙いおって…シュトロイゼン君はケツ派だのぉ?」
「まずッ(誘われッッ)!!??」
そこでシュトロイゼンは強い衝撃に襲われ意識を失った。
ト"ホ"ン"ッッ!!
「君たちシュトロイゼンを引き上げた方よいぞ」
「旦那俺たちをマジで裏切ったんだなぁ!?」
「許せねぇ 仲間だと思ってたのに…!!」
「まぁあの毛皮なら高く売れるんでねぇが?」
「お前ら副船長引き上げて来い!!!」
「旦那!! こ、こんな事したらママがもうゆるしてくれねぇぞっ!?」
船員達は2人の戦闘を視認できていなかった、しかし自身らの副船長が何故海まで吹き飛ばされたのかは分かっていた。 それはベラフの尻尾であった、被毛の取払われた骨のみで構成されたベラフの太く長く、そしてその先端には鋭利で尖った骨針が毛の様に生えた不思議な尾。
それを戦闘のさなかベラフ一旦体内に収納し、虎視眈々とその時をずっと待っていた。
そしてその時、船員達には目視できない速度で生えた尾は、ベラフの常軌を逸した辺りを照らす程の
その威力はシュトロイゼンの意識を点滅させそして追撃の電撃により意識を完璧に刈り取られたのだった。
ベラフは左目をゆっくりと出すと"その中に入れていた赤子を確認する"。と小さく空気を一緒に吐き出しながらハキュハキュという泣き声をあげる赤子を見てホッとする。
「衝撃は無いようにしたが揺れちまって申し訳なかったな〜! か〜
エレクトロを使えばもっと早くシュトロイゼンに対処できていたが、雨が降っていたせいで下手に使うとまだ耐性の無い……かもしれんこの子に俺の電撃を浴びせる事になってしまうから慎重にするとどうしても時間を食ったな。
(ミンク族は赤子でもエレクトロの耐性はあるのか、どうなのか…?)
だが本当にミンク族のこの力は凄い、本気でやり合えば痛手は確実なシュトロイゼンを沈めることができてしまうからな…。
それにリンリンの好物を作るシュトロイゼンには怪我は残せんしな。
美味しいものが食べれなくてなくリンリンは想像…したくな……
「ん、んん"ッ! 俺は何を考えて……」
ベラフは吊られた木のボートの太縄を鉤爪で切り、海に大きな音を立ててボートを落とし、雨に濡らされる前にもう一度我が子を義眼に入れておこうとした時その背後からは船員達がジリジリと近づく音が鳴る。
「君たち、やめるんじゃ…」
しかし、船員達は止まる選択肢はもとより無い、ベラフに勝ち目がないのは大多数の船員は分かっていた、だがその横から船長の有無を言わせぬ眼光が光っているのだから。
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_______________数刻後
「もどらねぇよぉ"お"ッッ!!!」
「なんで俺のケツ俺の面の前にあんだよっ! クゾがっ」
「不甲斐ないなリンリン……すまねぇ」
(ただじゃおかねぇぞベラフッ!!!?)
「ん"ん"ぁ"ッッ!!!」
骨シャーロットリンリンは未だ動けず、眼下には全身があらぬ方向に体をを捻り、そしてその状態で骨が融合し動けず、ナメクジの様にデッキに寝転がることしかできない大勢の船員を見ながら唸っていた。