ドラゴンボール ~もう一人の兄~   作:龍玉

1 / 104
人生初投稿。頑張って完結まで行こうと思います。


原作開始前
惑星ベジータにて


 

 

 

◯月×日

 

 

 母さんにねだって日記を貰った。今日からこれで記録をつけようと思う。

 

 それと、なにかあったときのために自分について書いておこう。

 俺の名前はカイ、サイヤ人だ。父さんはバーダックって名前で、母さんはギネっていう名前だ。弟にラディッツがいる。もう少ししたらもう一人弟が生まれるので楽しみにしている。

 

 自分のことについて書いたのはいいけど、ほかに何かいたらいいんだろう?

 

まぁいっか。適当にかいておこう。

 

 

 

×月□日

 

 

 書き始めてからちょっと期間が空いた。今日はいい畑日和だ。

 

 この畑は宇宙船で酔いまくって飛ばし子ができなくなってやることがなかったときから始めた。最初はまともに作ることもできなかったけど、何とか形になってきている。

 ほんと、戦闘とかじゃなくてこういうのが好きだなぁ。誰かと競い合うんだったら楽しいんだけど、ほかの大人みたいによその星の虐殺なんてやりたくないから、飛ばし子が失敗して本当に良かったや。

 

 まぁそのせいか、ラディッツからは馬鹿にされていろいろあったっけ。今はなんか遠巻きに見てることが多いけど。

 なんだっけ、ラディッツがザコとか言ってくることが結構続いてて、ずっと無視してたら怒って殴りかかってきたんだよな。んで、咄嗟に手に持ってた緑色の野菜を食わせたらすっごい苦しんでぶっ倒れたっけ。

 

 それ以来遠巻きに見てくるようになって、たまに農作業の手伝いしてくれるようになったんだよなぁ。不思議なことがあるもんだ。

 

 

 

×月△日

 

 

 今日は母さんの手伝いをした。母さんは父さんと結婚してからは戦うことをやめて、肉の配給所で働いている。暇なときはよく手伝いにきてたから、終わり際に顔見知りの配給所のおばちゃんから肉のサービスをもらった。やったぜ。

 

 帰ってからは母さんと夕飯を作ってから一人散歩に出かけた。夕飯時まで時間があったし、何より畑の様子が見たかったからだ。

 

 ちなみに畑の野菜は身内には人気だ。他の人は聞いたことないからわかんない。

 基本みんな肉が好きだからあんまり食べたがらないし、肉に合う食べ方を模索しているうちに料理がうまくなったけど、やっぱり最初は不人気だった。でも根気強く続けてたらみんな食べてくれるようになった。自分が作ったものが食べられてる光景は何度見てもうれしいものだ。

 

 ps.畑の様子を見に行く途中、紫色の猫さんと顔色の悪い男の人(女の人っぽくもあった)と出会った。目が合ったと思ったらなんか納得した様子でどっか行っちゃった。何だったんだろう。

 

 

 

▽月★日

 

 

 なぜかは知らないが、自分の野菜が有名になっているらしい。ソースは父さんのチームメンバーのトーマさんからだ。

 

 なんでも最近、肉の配給所に置かれるようになった変な食べ物と一緒に食べるのがブームになってるとのこと。

 塩漬けになってたり生のままだったりと状態がバラバラだが、とても肉と合うため一緒に持っていく人が増えていらしい。しかも下級戦士間だけじゃなく、中級戦士や上級戦士にも広がってるとか。

 そういえば肉にあう料理を考えてた時に、配給所のおばちゃんと母さんにお願いして配給所にいろいろ置くようにしてもらってたっけ。

 

 ただ俺、自分が作ってるのがなんていうのかわからないんだよなぁ。味とかから野菜ってこととかはわかるんだけど。

 そもそも俺の畑に植えてある種って全部適当に売りに出されてるのを買ったものとかで、しかも星の制圧の時に回収したものらしいから売ってた人にもわからないんだよな。

 

 けど基本的に置くようにしてもらってるのは母さんとか父さん、ラディッツに試してもらってから置くようにしてもらってるし特に問題はない、か。

 

 

 

◎月◎日

 

 

弟が生まれた。

 

 名前はカカロット、父さん似の髪形をしていて、今は育児カプセルの中で寝ている。生まれてすぐの時は何度も夜泣きがあったらしく、隣の子を泣かしていた。めちゃくちゃ元気で兄ちゃんは嬉しいぞ。でも大きくなったら隣の子は泣かせないようにな。

 

 それと、ラディッツがチームを組むようになった。お相手はベジータ王子だとか。父さんが厄介な相手と組まされたなってちょっとぼやいてたのが印象的だ。

 まぁでもめでたくはあるので、ラディッツには畑でとれた野菜とかを押し付けておいた。ちゃんとご飯は食べろよ。

 

 そんなうれしいことがあったので、最近は特訓をしている。理由は今のままだと兄ちゃんとして弟たちに示しがつかないからだ。さすがに今の戦闘力だと恰好つかないから、少しでも強くならないと…。

 

 で、体を鍛えていたら父さんのチームメンバーの皆さんにもみくちゃにされた。死にそう。

なんで急に絡んできたのかと思ったら父さんが皆さんの前で口にしてたんだとか。そこから興味をもってやってきたと。

 

 …………見に来てくれた上に手伝ってくれるのは嬉しいんですけど、興が乗ってきたからって皆さんの必殺技が飛んでくるはきついっす。途中から見に来た父さんもあきれてたし。(なんか父さんも混ざってたけど)

 

 いや本当にきついんですって。セリパさんに追いかけ回されながらパンブーキンさんに吹っ飛ばされて、すぐ起きなかったらトーマさんかトテッポさんか父さんの気弾でもう一回吹っ飛ばされるのはマジで避けれませんって。

 

 いやまぁおかげさまで強くはなれた気がしますし、なにより危機察知能力がしっかりしてきたのは嬉しい限りなんですが。

 

 

△月■日

 

 

 父さんが惑星カナッサの制圧に向かった。帰りが遅くなるらしいから、母さんがちょっと寂しそうだった。

 

 そういえば母さんにこれといったお礼をしたことがなかったから、ちょっと奮発してケーキを作ってみた。これでちょっとでもいいから、寂しさが和らぐといいな。

 

 俺は今まで母さんの世話になりっぱなしだ。俺って生まれたころから変だったし、よくほかのサイヤ人の人にもいびられるような息子なのに母さんは見捨てないでくれた。

 畑を作るって言った時も応援してくれたし、特訓するって言った時も相手になってくれた。

 

 サイヤ人は戦う種族だから長生きしづらいらしいけど、母さんは父さんと一緒に長生きしてほしいな。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。