ドラゴンボール ~もう一人の兄~   作:龍玉

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いつも誤字報告、評価、お気に入りありがとうございます。
この作品もなんと日間ランキングに載ることができました。自分は当初まったく予想もしていませんでしたので、驚きとともに感無量の思いでいっぱいです。いつも読んでくださり、ありがとうございます。
頑張って完結まで向かいたいと思うので、今後もこの作品をよろしくお願いします。


レッドリボン軍

 

 

5月8日

 

 変なやつらに襲われた。レッドリボン軍とかいうやつで、なんか聞き覚えのある名前だった。

 

 最初のレーダーの反応に向かったところ、そいつらに会った。どうやらドラゴンボールを探しているようで、見つけた六星球をよこせと言ってきたので拒否したところ、殺しに来たので二人でぶっ飛ばした。

 

 しかしリーダーっぽいやつに悟空の筋斗雲が吹っ飛ばされ、移動手段がなくなってしまった。シルバーとか言ってたけど悟空に一撃喰らって地面とキスしてた。

 

 まぁ俺は飛べるし、背中に悟空を乗せたらよかったので別に問題はなかった。ちなみに乗り心地は筋斗雲ほどではないがそこそこいいらしい。だからって寝転がっていいわけじゃないからな?別にいいけど落ちたら知らんぞ。

 

 結局悟空が落ちることはなかったが、新たに問題が発生した。寒いのだ。めちゃくちゃに寒いのだ。

 

 俺はじい様のとこで修業している時、たまに海に素潜りをしに行っていたので少しなら寒さに耐えれるが、悟空は無理だった。

 気づいたときには背中から音もなく落ちており、どこに行ったのかわからなくなってしまった。

 ほら言ったじゃんかぁー!!

 

 そして探していると、六星球のときに出会った変な奴らと出くわした。しかも俺たちのことを探していたようで、わざわざこちらに出向いてくれたのことだ。お礼に地面に埋まってもらったが、いいことが聞けた。なんでもこの先にジングル村という地域があるらしく、そこなら悟空がもしかしたらいるかもしれない。動けてたらの話だけど…。

 

 というわけで、その村に向かってみた。ついた場所は少し寂しく感じた。なんていうか、村の大きさに対して人が少ないというか…。

 

 人の気配がした家にノックしてみると、優しそうな女の人が出てきてくれた。しかも寒そうだからと家にまで上げてくれた。

 

 さすがに耐えきれそうになかったので、ありがたく入らせてもらうとそこになんと凍った悟空がいた。

 

 驚いた声を上げると、近くにいた女の子が悟空を助けてくれたことを教えてくれた。マジでありがとうございます…。

 

 

 と、そこで悟空が目覚めた。意識はしっかりしているようで、助けてくれた女の子にお礼を言っていた。

 

 悟空も目覚めたところなので、ドラゴンボールの場所を確認しようとすると、二人に怯えられた。なんでも、レッドリボン軍もドラゴンボールを探しており、俺たちもそうなんじゃないかと勘違いしたらしい。事情を説明し誤解も解けたので、この村の異常について聞いてみた。

 

 どうやらレッドリボン軍が男性をつれてドラゴンボールを探させているらしい。そして人質に村の村長を取られているのだと。

 

 と、ここであることを思い出した。俺そういえばレッドリボン軍の支部らしき場所ぶっ壊してたわ。

 

 そのことを口に出してしまい、お二人に大層驚かれた。悟空からもいつ戦ったのか聞かれた。

 

 えーっとな、確か悟空とときたましてた遠征販売の時にさ、多分ナムさんの村に行ったあとぐらいかな?そんときには結構俺たち有名になってたみたいで、なんかレッドリボン軍のカッパー将軍とかいうやつに襲われたんだよな。多分金目的だと思うんだけど、別に苦戦するような相手でもなかったから基地ごとぶっ壊したんだよ。

 

そういうと悟空は納得し、お二人は唖然としてた。

 

というわけで、知らず知らずのうちにあいつらに喧嘩を売ってたらしいのでなおさらあいつらを放っておく理由は俺にはなくなった。悟空も助けてくれたお礼にあいつらの基地に行くらしい。

 

 二人には止められたが、俺と悟空は村長さんを助けたかったのでその反対を押し切り、防寒服を二着分借りて基地に押し入った。

 

 どうやらホワイト将軍とかいうやつの基地らしく、マッスルタワーという名前がついていた。

 

 道中の兵隊をなぎ倒し、メタリック軍曹とかいうやつを俺、ムラサキ曹長とかいうやつを悟空が倒して先に進んだ。

 

 と、その途中でムラサキ曹長が人造人間8号というのを呼び、難を逃れようとした。

 だけど8号は、どうやら争いごとが嫌いらしく、一向にムラサキ曹長のいうことを聞こうとしなかった。

 

 その時点で俺と悟空からしたら8号はいいやつだったので戦う理由もなく、ムラサキ曹長が押そうとしたスイッチをぶっ壊して8号を解放した。

 

 お礼に村長のところまで案内してくれるらしく、迷路も彼のおかげで突破できた。

 その途中で悟空が8号のことをハッチャンと呼ぶようになった。いい名前だと思ったので俺もそう呼ぶことにした。

 

 ハッチャンとともに最上階に上り、ホワイト将軍の元へたどり着くことができたものの、悟空とハッチャンが下の変な部屋に落とされてしまった。なので俺はすぐさまホワイト将軍を蹴り飛ばし、壁に衝突させて気絶に追い込んだ。

 

 下の様子を見ると変な化け物と悟空が戦っていたが、悟空が壁を壊して冷気をいれ、化け物を凍らせて倒した。

 

 その後人の気配のするところを探し、ふさいでいた扉を悟空と二人がかりで殴り壊し、村長さんの救出に成功した。

 これで一件落着と思ったのだが、実はホワイト将軍が目覚めていたらしく、俺と悟空が撃たれてしまった。

 

 特に効かなかったので反撃しようとしたところ、ハッチャンがすでにホワイト将軍を空のお星さまにしたところだった。ハッチャン、優しい人だと思ってたけど中身はすごく強かったんだ。今度腕相撲してみてぇ!

 

 その夜、ジングル村で晩御飯のごちそうになった。俺はそこまで動いてなかったからあんまり食わず、悟空はそこそこ食った。

 

 ちなみに食卓での話になるが、実はハッチャンがドラゴンボールを持ってたことが分かった。星は二つなので二星球だ。どうして隠し持ってたのか聞くと、どうやら外に出たときに見つけたらしく、見つけたことを報告すると村の人が殺されてしまうため黙っていたそうだ。

………あいつら、人質をとるだけとって、用が済んだら全員殺すつもりだったのか?許せねぇ…。二度と動けないようにしてやるべきだったか。

 

村長はハッチャンのその人を思う心に打たれたらしく、ハッチャンを村長の家に住まわせてくれるらしい。

 良いと思う。ハッチャンならいろんな人に好かれると思うし、それにいろんな手伝いができるだろうしな。

 

 今日は泊めてもらうことになり、さぁ明日またドラゴンボール探しだ―――となったが、なんとドラゴンレーダーが故障。寒さと戦いのダブルパンチに耐えきれなかったようだ。機械に詳しいハッチャンでも直せなかったので、一旦ブルマさんの家に向かうことになった。

 

なんだか今日は濃い一日だったなぁ。

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「筋斗雲はなくならないって本当ですか!?」

 

 

 朝、ジングル村を出るときに村長さんたちからある話を聞けた。

 なんでも昔は筋斗雲はだれでも持ってるようなものだったが、時が経つにつれて清らかな心を持った人が少なくなり、乗る人もいなくなってしまったんだとか。そしてその時から今に至るまで、筋斗雲が爆発などで消えることはなかったらしい。

 

 嬉しくて悟空と小躍りしてしまった。そして実際に呼んでみると、本当に筋斗雲が戻ってきた。思わず抱き着いてしまい、少し寝てしまいそうになる。

 

「ぐ~…」

 

 

「兄ちゃん寝ちまった」

 

 

「疲れちゃってたのかな?」

 

 

……はッ!?まじで寝てしまった…。反省反省。

 

 

「皆さん一日だけでしたが、本当にお世話になりました!今度は悟空と一緒に野菜とか届けに来ます!」

 

 

「ハッチャン!村のみんな!また会おうねー!さいならー!」

 

 

「悟空たちも、レッドリボン軍なんかに負けないね!ばいばーい!」

 

 

「「ばいばーい!」」

 

 

 悟空の後ろに座り、筋斗雲が加速するのとともに、村の皆さんからの別れの言葉に手を振り返し、向かうは西の都。ブルマさんのお家だ。

 

 

「こんどあそこに行くときはあったかい服着て行こうか」

 

 

「オラもう凍るのはいやだかんなぁ。そうしたいや」

 

 

 悟空と談笑していると、もう西の都に着いた。そのままカプセルコーポレーションに向かい、玄関のインターホンを鳴らす。しかし帰ってくるのはブルマさんがまだ帰ってきていないという返事。ならブリーフさんに会いに行こうかな。あの人でもドラゴンレーダーは直せると思うし。

 

 

「ブリーフさーん!いますかー?」

 

 

「ブリーフのじいちゃーん!どこにいんだー!」

 

 悟空と二人で探すものの見当たらず、途方に暮れてしまう。と、そこにブルマさんが帰ってきた。どうやら学校から帰ってきたようだ。

 

「あ!ブルマッ!」

 

「あ、ほんとだブルマさん」

 

 

「あれ?孫くんたちじゃない!どうしたの?」

 

 

「ドラゴンレーダーが壊れちまったんだ!直してくんねぇか?」

 

 

「そういうことか!ならこっち来て!直してあげる」

 

 

「あ、ブルマさん。自分はブリーフさんに用があるんですけど今居ますかね?」

 

 

ドラゴンレーダーはブルマさんに任せればいいので、ついでにブリーフさんに新しいサポーターを作ってもらおう。レッドリボン軍が終わったら次は天下一武道会なので、修行の準備はしておきたい。

 

 

「父さんに用があるの?ならちょっと待ってて、探させてくるから」

 

 

「あれ、いつの間に父さん呼びに?前はパパじゃ…」

 

「もう17歳になるんだもん。呼び方なんて変わりもするわ」

「へ~」

 

 

「なんじゃブルマ。なんか用か?」

 

 

「あ、ブリーフのじいちゃん!オッス!」

 

「こんにちはブリーフさん」

 

 

「おぉ、孫君たちじゃないか。どうしたんじゃ?」

 

「実は―――」

 

 

 事情を説明し、新しいサポーターを作ってほしいと頼んだ。ブリーフさんは了承してくれて、今調整してくれるらしい。ありがたい。その間に悟空たちはレーダーを直してくるとのことだ。

 

「どれ、海君はどれだけ強くなったんじゃ?わしちょっと気になる」

 

 

「まだまだですよ。だけどメンタル面は少しは成長できたと思います」

 

 

「ふむ、それならば…」

 

 

 ブリーフさんに新しいサポーターの調整をしてもらいっていると、少しだけ暇ができる。

 そろそろ悟空たちも修理が終わったところだろう。

 

 

「父さーん!私のカプセルボックスどこやったっけー?」

 

 

「わしの机の上じゃが、なんじゃどっか行くのか?」

 

 

「孫君たちのドラゴンボール探し手伝ってくるー!」

 

 

「え、付いてきてくれるんですか?でも学校は…」

 

「明日日曜日だからいいの!それに暇だったし!」

 

 

 お~!ブルマさんが付いてきてくれるのはありがたい。なにかと心強いし、レーダーが壊れてもすぐに直してくれるから助かる。

 

 

「悟空!ブルマさんと先に行っといてくれ!俺は後から追いつくから!」

 

 

「え、なんでだ?兄ちゃんも一緒に来ればいいのに」

 

 

「俺は天下一武道会に向けたサポーターを作ってもらってるんだ。だからちょい遅れる。あ、そうだ!ブリーフさん、悟空の分も作ってやってくんないですか?そろそろ悟空も新しいサポーターが必要そうで」

 

 

「構わんよ。いつも野菜を届けてもらってるし、そのぐらいお茶の子さいさいじゃ」

 

 

 というわけで一旦悟空には先に行ってもらい、俺は後から向かうことになった。

 

 まずはドラゴンボールを見つけて、それからレッドリボン軍のやつらをやっつけないとな。

 

 

 

 




「飛ばし子」にて第23回天下一武道会まで日記形式が続くかもしれないと述べましたが、予定を変更して今回から結構な頻度で海の目線が入るようになり、頻度が落ちると思います。ご容赦ください。

追記

すみません投稿頻度とテンポが落ちるでした。
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