皆様本当にありがとうございます。
「よし、調整完了じゃ。これで前よりも負荷がかけられるようになったはずじゃから、試してくれ」
「わかりました!………お~…ちゃんと前よりずっしり来ますね。これならもっといい修業ができそうです!」
「ほほっ。それならよかったわい。それと、こっちが悟空君の分じゃ。大きさはバンド自体が合わしてくれるから、安心して使っておくれ」
「!!ありがとうございます!じゃあ俺、悟空たちのところに行ってきます!」
「怪我しないようにの~」
ブリーフさんに一礼し、空へと飛びあがる。飛行…いや舞空術だな。精度もよくなってきたから、筋斗雲までとはいかないけどかなりのスピードが出るようになった。すぐに追いつけるはず。
先ほどブリーフさんに調整してもらってる途中にブルマさんから連絡が来ていて、なんでもドラゴンボールは海底にあるらしく、潜水艇を持ってくるのを忘れてしまったので一度カメハウスに向かう予定とのことだ。
ここからならすぐ着くし、同じぐらいかちょっと遅いぐらいの時間に着けるだろう。
「うっし!さっさと向かっちゃおう」
一息に最高加速に至り、すぐカメハウスが見えてきた。そばにはウミガメさんとじい様と話している悟空たちが見える。声をかけると三人とウミガメさんが俺に気づいた。
「あ、兄ちゃん!調整は終わったの?」
「おう、やっぱりブリーフさんって天才だな。めちゃくちゃ複雑だろうに手と足のどっちもあの場で作ってくれたんだ。悟空の分もあるから、天下一武道会までの修行の時につけるか?」
「ほんと!?付ける付ける!あ、そうだ兄ちゃん。またあいつらが来たんだ」
「またあいつらか。懲りない奴らだな…やっぱ本拠地を攻めなきゃいけないか」
「ねえ海くん。あいつらなんなの?私にも銃をぶっ放してきたんだけど…」
「ドラゴンボールを探してる悪いやつです。多分、またやってくると思います」
そんなことを話していると、クリリンたちが帰ってきた。買い物帰りだそうだ。
というわけでクリリンも合流し、悟空たちは海底に沈んだドラゴンボールを探しに行く。今回は潜水艇が小さいため、俺はカメハウスでお留守番だ。多分また来るだろうレッドリボン軍のこともあるし、ここで待っていたほうがいいという判断だ。
とここでクリリンが海賊の宝の話を口にした。なんとその宝がこの海のどこかにあるんだとか。
…宝が本当にあって、めちゃくちゃ価値のあるものだったら欲しいけどなぁ。ちょっとしたいことがあるし。
というわけで。
「悟空悟空。本当に宝があったらさ、このホイポイカプセルに入れといてくんないか?ちょっとやりたいことがあってさ」
「宝をか?わかった!」
「なぁに海くん、したいことって?」
「ふふ、秘密です」
「海がしたいことってなんなんだ?修行…じゃないだろうし」
「そんなことより、早く行こうぜ!」
「気いつけるんじゃぞ~」
悟空たちが海に潜り込み、見えなくなる。俺一人で行ってもよかったけど、せっかく宝探しができるというなら何人かでいったほうが楽しいだろうし、これでよかったと思う。
あそうだ。今のうちにじい様にあれ教えてもらおっと。
「じい様、天下一武道会でやってたやつ、今教えてください!」
「おぉ、あれのことか。いいぞい、いくらでも教えてしんぜよう」
「ありがとうございます!」
さぁて、悟空たちはドラゴンボールを見つけれたかなぁ?
◆◇◆◇◆
ウミガメさんで練習をさしてもらい、安定して見れるようになったときに遠くから何かが飛んでくる音が聞こえた。……多分あいつらだな。
「じい様、ちょっと頼みごとが」
「む?なんじゃ海、わし今ちょっとランチちゃんの記憶を見ようとするのにいそがしいんじゃが…なんでか精度が悪いし」
「それは俺がジャミングしてるからです。それより、レッドリボン軍が来ました」
「これお前さんのせいかい。お前さんいつの間にそんなことを…。というより、レッドリボン軍じゃと?なんじゃ、悟空とお前さん、いつの間にやつらに喧嘩を売ったんじゃ」
「二人の記憶を読む感覚でふわっとさせて、砂嵐を意識したらできましたよ?あと俺があいつらと戦ったのは結構前ですし、悟空は昨日初めて会いました」
「なるほどのぅ…。ならば、いま見える奴らは全員そうじゃな?」
「はい。なので、出オチさせてやろうかと。じい様もお願いできますか?」
「構わん。ならお前さんは海を、わしは空じゃな」
「はい!」
ランチさんとウミガメさんが避難するのを確認し、じい様と二人で腰だめに構える。
そして、左手を右腰に添え、右手で覆うように構える。実は時々悟空に教えてもらいながら練習してたんだよな。
そして全体の気を両手の中心点に送り込む―――
「「か……め……」」
手の内側に炎が生まれたかと思うほどの熱量を感じる。光が生まれ、肥大化する。
「「は……め……!」」
臨界点に、達する。
「「波ーーー!!!」」
海にいる兵隊を途中でわざと爆発させたかめはめ波で一掃し、じい様はかめはめ波を横に薙ぎ払い全滅させた。飛行が安定しなくなったやつらもどうやら帰還したようだ。
「―――ふう…。じい様!あれどうやってやったんですか!俺もしてみたいです!」
「奥義であるかめはめ波を簡単に会得しとるんじゃ。おのずとできるじゃろう。じゃから教えな~い」
「え~!」
命を狙ってきたやつらのことなど忘れて、じい様にかめはめ波の動かし方をねだる。早く悟空たちも帰ってこないかなぁ。
◆◇◆◇◆
なんか海からでてきたら悟空たちが縛られてた。なにしてんの?
結構時間があったので魚の丸焼きでも食べようかなと深海まで潜ってたら、上が騒がしいなと思ってすぐに上がってきたら現状の光景が広がってた。ほんとに何してんの??
てかカチカチなってる変な時計あるし。爆弾だろこれ。
拾って遠くに投げ飛ばし、指先から光線をだして時計を破壊する。そして案の定大きな爆発が起きた。やっぱ爆弾じゃねえか。
「に、兄ちゃんナイス!オラたちの紐も切ってくれ!」
「何があったんだよ…てかちょっと固くないかこれ?悪趣味だぞ。噛んでちぎっちまうか」
「れ、レッドリボン軍のブルー将軍ってやつに襲われたの!そいつの超能力で縛られちゃって!」
「ふぇっふぉいほんふん!?あいつら悟空たちのほうにも来たのか!?」
悟空を縛る紐を嚙みちぎると、すぐさま悟空が筋斗雲に飛び乗る。そいつを追うつもりか!
「ととっ、兄ちゃん!これ!」
「えっ?っこのホイポイカプセルは…」
「宝!急いでとってきたんだ!」
「まじで!?よくやった悟空!すぐ追いつくから、先行っててくれ!」
「わかった!」
「悟空!深追いのし過ぎは禁物じゃぞ!」
「わかってる!」
悟空が見えなくなり、受け取ったホイポイカプセルを内ポケットに入れ、すぐさまブルマさんの紐をちぎり、後を任せて俺も飛び上がる。さっさと追いかけないとな…!
◆◇◆◇◆
「んちゃ!」
「え、えっ?ん、んちゃ…」
悟空を見つけたと思ったらレーダーを修理してもらってるところだったが、変な男が悟空を襲おうとしてるところでもあった。
急降下してハイキックをかまし、悟空と女の子から遠ざける。すると女の子が博士っぽい人に何か言われたかと思うと、俺でも見えない速度で男を蹴り飛ばし、めちゃくちゃ笑顔で飛んでいる男に追いついて頭突きで吹っ飛ばした。しかも気づいたら男見えなくなってるし…。下手したら父さんより強くね…?
そして冒頭に至る。んちゃって、この子独自の挨拶何だろうか?かわいかったので頭をなでてしまう。ちょっとうれしそうだ。
「兄ちゃん!もう追いついたんだ!」
「結構ハイスピードで来たからな。そういえば、ドラゴンボールは?」
「あ!そうだ、あいつにとられちゃって…あった!でもレーダーがないや…」
「まじか…すぐ戻ってブルマさんに作ってもらおう」
すぐに元の道をたどろうとしたとき、宙にういている赤ん坊が博士っぽい人に了承を取ったかと思うと、飛行機から部品が飛び出し見覚えのあるレーダーに組み上げられた。
「さっき見ておぼえまちた。それあげまちゅ」
「え、いいのかい!?」
「ほ、ほんとだ。ちゃんとドラゴンレーダーだ!すげー!ありがとうな!」
「どういたちまちて」
す、すげえな…。ブルマさんとかブリーフさんにしか作れないだろうレーダーを見て覚えたって?この子やばすぎんだろ…。
しかしお世話になったのも事実。ちゃんとお礼をしないとな。あれあったっけ…。
「!あった!すみませんおじさん。お世話になったので、これあげます!うちで採れたきゅうりの塩をまぶしたのと、そこの赤ちゃんたち用のフルーツミルクです!飲めないかもしれませんから、少しずつ飲ませてあげてください!」
「え、いいのかい?かなりおいしそうなきゅうりとジュースだけど…あとそのカプセルは…?」
「カプセルはこっちまで来てないんですかね?あときゅうりとジュースはぜひ召し上がってください!」
「兄ちゃん、早くいこう!みんな、どうもありがとー!またなー!」
「皆さん、少しの間ですがお世話になりましたー!お元気でー!」
「バイチャー!」
悟空の後ろに飛び乗り、一気に加速する。向かうは次のドラゴンボール。それにしても、不思議な人たちだったなぁ。
「今度はじいちゃんの四星球だといいなぁ」
「あと四個だし、もうすぐ見つかるだろうさ」
「それもそっか!」