□月◎日
父さんが気絶して帰ってきた。今は医療ポッドの中で治療中だ。
トーマさんに話を聞いたところ、制圧が終盤に差し掛かった時に生き残ったカナッサ星人の最後っ屁を食らってしまったらしい。
不思議なことに、喰らっても父さんは元気にしていたらしく、カナッサ星人にとどめを刺してから気絶したんだとか。
カナッサ星人ってたしか変な能力を使う人たちなんだっけ。だけど能力の概要がわかんないままだったから手を出しづらかったて話も聞くし、もしかして父さんはそれを喰らったんじゃ……?
まあでも父さんのことだし、すぐに回復して元気になるだろうな。昔から傷を作っては母さんに心配されて回復してを繰り返してたし、今回もその限りだろう。
早く元気になるといいな。
そういえば、トーマさんたちは惑星ミートに今度行くらしい。父さんをほっぽって行くらしいけど、後で怒られたりしないのかなぁ?
□月◎日 ver2
父さんが元気になってすぐさま惑星ミートに飛んでいった。
元気になって嬉しい反面、治療中すごく魘されていたのが心配だ。目覚めてから俺と会った時もふらついてたし。
あとその時の父さんが昔の父さんっぽくって懐かしかった。
父さんとの関係は何とも言えない。生まれてすぐの時は戦闘力が低かったし、飛ばし子もできなかったから父さんとは喋りづらかったのを覚えてる。
母さんから聞いた話だと、自分の息子の不出来さに呆れてものも言えなかった時期もあったらしいし、最初の頃はあまりいい関係だとは言えなかった。
だけど母さんの手伝いとかご飯を作るようしてた頃ぐらいから、父さんからの視線に優しさが混じるようになった気がする。母さんが父さんを説得してたのもあるかもしれない。
畑を作るって言った時はわざわざ種を買ってきてくれたし、試食を頼んだ時も言葉少なに感想を言ってくれたりしてたから、父さんとは最初よりも関わりやすかった。
まぁ俺からしたら父さんを嫌う理由もなかったし、尊敬してたから俺視点ではあまり悪感情は持ってなかったけど。
だけど今日の父さんは、どこか苛立ってるように感じたから話しかけづらかった。
もしかしてカナッサ星人がなにかしたのかな?最近起きたこと的にそれぐらいしか思いつかないし。
………まぁ深く考えてもしょうがないや。父さんが帰ってくるまでにご飯作んないと。
□月◎日 ver3
よった。つぎのぺーじにかく。
□月○日
軌道が安定してきたから何とか気分も持ち直した。昨日のことについて書こうと思う。
昨日、父さんを見送って家に帰ったあと、晩御飯なににしようかなぁって考えてたら急に母さんが俺を呼びに来た。包丁を持ってたから多分先に料理してたんだと思う。
めちゃくちゃ焦ってたし、しかも俺を呼んでたからそんなに手が足りなくなるぐらいのを作ろうとしてたのかって思ってたら、俺のことをひっつかんでカカロットが入ってた宇宙船―――アタックボールに叩き込んだ。
なんでアタックボールが家にあんのとか、そういえば父さん万が一のためとか言いながらこれのこと拝借してたなとか、えなにカカロット飛ばし子にすんのいやじゃあなんで俺までポッドの中にいれてんのとか考えちゃってまともに反応できなかった。
目を白黒させてるうちに設定が済んだらしくて、入り口が閉じていくのを見てるしかなかった。その間カカロットは寝っぱなしで、起きる気配もなかった。
ハッチが閉じ切ってからやっと体が動かせるようになってすぐさま母さんに叫んだ。どうしてとか、なんでとか。
でも母さんがすごく悲しそうな眼をしてたから何も言えなくなって、そしたら母さんが口を開いた。
「カイ。カカロットのこと、頼んだよ…!」
その時の母さんの顔が忘れられない。今にも泣きそうな、でも覚悟が決まったような、その顔が。
呆然としてるうちにポッドが外に運び出されて打ち上げられた。
ただ吐きそうになるのを我慢しながらカカロットを抱きしめてたのは唯一覚えている。
何とか酔いが収まって今に至るけど、これからどうするべきなんだろうか。行先は地球という太陽系にある惑星らしいから、着いてから考えるべきかな。
これからの生き方とか、母さんや父さんのこと、それにラディッツのこととか。
□月☆日
わくせいベジータがしょうめつした。てことは、かあさんは、とうさんは
バーダックはZと超をまぜまぜした性格です。