ドラゴンボール ~もう一人の兄~   作:龍玉

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急遽作ったカイのプロフィールです。矛盾が発生する場合は修正していきます。

名前:孫 海(サイヤ人:カイ) 由来:くわい

生まれ年:エイジ733

誕生日:5月以降のどこか

現在の年齢:23歳

好きなもの:肉と野菜をタレと共に炒めたもの

嫌いなもの:特になし

趣味:野菜作り、修業

身長:175cm

ゼノバース2の顔パーツで表すと、男性サイヤ人のパターン3のような顔をしています



終幕

 

 

また、この時が来た。いつになっても胸がザワザワし、血が沸き立つこの時が。

 

 

「悪ぃけど、後のことも考えず本気で行くぜ、兄ちゃん」

 

 

「当たり前だ。じゃなかったら今の俺でもすぐに終わっちまいそうだからな」

 

 

 舞台に立ち、悟空を見る。あの時よりも成長し、俺と同じぐらいの身長になったその姿からは隙が見れない。

 言葉は少なく、ただその時を待つ。ゴングがなる、その瞬間を。

 

 

『さぁさぁ!!ついにこの時が来ました!前大会に続き準優勝に上り詰めた孫悟空選手と!リベンジのチャンスを得た孫海選手の試合です!これが今大会のベストバウトであるといっても過言ではありません!孫悟空選手が孫海選手を退けるのか、孫海選手がリベンジを果たし、決勝戦に勝ち進むのか!!では二人とも、構えて…第五試合、始め!!』

 

 

「「ハァッ!!」」

 

 

 あの時のようにまた相手へ飛び込んで先手を奪おうとする。あの時と違うのは、俺が直前に上へ飛び込み、悟空が下へ突っ込んだことだろう。

 

 

「げぇっ…!?」

 

悟空のうめき声が聞こえるが無視。さっさと決めなきゃ俺がキツイしな!

 

 

 体が交差した瞬間に悟空めがけて気弾を放つ。爆風が会場を包み、一瞬にして互いが見えなくなる。

 

 煙を貫くような拳が俺めがけて飛んでくるので、腕で防御してお返しに蹴りを放つ。が向こうにも防御される。

 

 放った蹴りが煙を裂いて周りから見えるようになる。今も防御された腕ごと蹴り飛ばそうとするけど、まったく動かない。

 

 ほぼ同時に俺も悟空も攻撃を振り払い、互いに少し態勢が崩れたため頭突きをお見舞いする。また周りにぶつかる音が響き、どよめきが聞こえる。

 

 

「なんだ今の音!?金属同士がぶつかったような音だったぞ!」

 

「ど、どんな固さしてんだよ…」

 

 

 手と手が組み合わさり力比べへ移行。だけど知ってるだろ?パワーならいつだって俺のほうが上だって!

 

「知ってるさ…!だから、こうすんだ!」

 

 

「ウゴォ!?」

 

 押し勝ちそうになった瞬間、体が倒れる動きに合わせて腹に蹴りをもらう。さらに顔面にもう一度蹴りを放たれ、場外ギリギリまで吹っ飛ばされる。

 

 

「あっぶねッ!?っと!」

 

 

「くっ!」

 

 

 

 起き上がった瞬間に飛んできた悟空の蹴りを背面でつかみ、地面に叩きつける。しかしすっぽ抜けてしまい、距離が離れる。ん~有効打に欠けるな…。

 

というかそろそろ邪魔だなこの服。脱ご。

 

 

「悟空ちょっとタンマ。服脱ぐわ」

 

「お?じゃあオラも…」

 

 

「…え?あの服が落ちた瞬間、ズシンって言った気が…」

 

「ど、どんな重さをしているんだ…」

 

 

 回収してくれた天津飯さんにお礼を言いつつ、体を伸ばす。ぽきぽきなってて気持ちいいや。

 

 

「さぁて、第二ラウンドと行こうか?」

 

「へへっ、体もあったまってきたしな」

 

 

「あれでアップだってのか!?」

 

「…ふん。やはりやつらがこの大会の障害か…」

 

 

 軽くなった体で少しホップを刻み、ちょうどいい高さになって――一気に低速飛行で悟空に突進する。待ち構えていた悟空は俺の振りかぶりを避けて蹴り飛ばしてくる。空中で体を回転させて悟空にもう一度気弾を放ち、向かってこないように牽制しようとするも、意にも介さず飛び蹴りを放ってくる。爆炎を貫き、俺の鳩尾にクリーンヒットして息が漏れる。

 

 すぐさま足を掴んで地面めがけて急行落下を行い、舞台に悟空を叩きつける。回転も加えて落としたから、舞台だけじゃなく会場がもう一度揺れる。

 

小さすぎない穴が開き、悟空の姿が見えなくなる。気配が、消えた。

 

 

「結構ダメージ与えたはずなんだけどな…!わざと気を消すってことは―――」

 

 

刹那、俺の後ろから悟空が舞台に穴を開けて飛び出し、言葉を吐く。

 

 

「か…め…は…め…!!」

 

 

「だよなぁ!!」

 

 

体を反転して回し蹴りを放つ。そしてその感触はなく、足が体を通り抜けた。

 

 

「残像拳…!?」

 

 

「こっちだ…!」

 

 

下をみると、そこにはしたり顔の悟空がいた。俺にはもう、喰らうことしかできない。

 

 

 

 

「波ァァァァァ!!」

 

 

 

 

「うぉッ――!?」

 

 

 

 かめはめ波に飲み込まれ、上空へ運ばれる。そのまま爆破まで持ってかれると、負けちまう!

 

 

「ずぁッ!!」

 

 

「ッ!?かめはめ波から、抜け出した!」

 

 

お返しだ、悟空!!

 

 

 

 

「かめはめ!!波ァァァァァ!!」

 

 

 

 悟空めがけて撃ったかめはめ波は大きな爆発とともに空気を揺らす。だけどまだ終わってない!

 

 

「ハァァァァ!!」

 

「―――ぐ、アァァァ!!」

 

 

 煙から飛び出してきた悟空とともに手刀を交差させ、胸に直撃する。俺は首に命中し、舞台へ墜落する。

 

 

「げほッ、ハァ、ハァ!」

 

 

「ゴホッゴホッ!ぐ、うぅ…!」

 

 

 俺の体力はもう限界だ。やっぱり神様との試合が響いてきたな…まだまだ精進が足んねぇな。

 さっさと、ケリつけちまおう!

 

 

 

「ッ!悟ぉぉぉ空ぅぅぅぅぅッ!!」

 

 

「カアァァァァァイィィィィッ!!」

 

 

 格闘戦を仕掛け、攻防を繰り広げる。一撃一撃が骨を震わせ、双方ともにダメージを負っていく。

 

悟空が俺の胸を打つなら、俺は悟空の顔を。足を狙うなら、肩を狙う。

 

 いつしかともにボロボロとなり―――同時に放った拳が頬を吹っ飛ばし、二人して倒れ伏す。俺も悟空も動けない。こんな時に根性が足んねぇな俺って!!

 

 

『ダ、ダブルノックダウン!カウントは……!テンを超えました!前々回大会と少し違い、この試合、先に立ち上がった選手が「先に勝っちゃったもんねー!」とにこやかに宣言した選手の勝利となります!!』

 

 

「ぐ、ぎぎぎ…!!」

 

 

「は、あぁぁぁッ…!!」

 

 

「ど、どっちが勝つんだ…!!」

 

「悟空ー!立てー!!」

 

「海ッ!!諦めんなぁ!!」

 

 

諦めてねぇよバーカ!!ちょっと立てねぇだけだ!!

 

 

 

「く、うぅぅ!!」

 

 

「くそ、ったれ…!!」

 

 

『悟空選手が立ち上がりました!!海選手はまだ膝をついている!!間に合うか!?間に合うか!?』

 

 

 

 

 

 

「さ、先に勝っちゃったもんねー!!」

 

 

 

俺が立ちきった瞬間、悟空がにこやかに宣言した。

 

くっそ……もっと体力温存しときゃよかったな…。

 

 

 

『この試合、孫悟空選手の勝利!!悟空選手が、意地を見せて気力勝負に打ち勝ちました!!!』

 

 

 

 盛大な拍手と歓声を浴びながら、悟空とともに地面に倒れ伏す。悟空がピースを見せてくるので、悔しかったけどサムズアップで返す。少しずつ追い詰めれてるんだ。次悟空とやったときは、俺が勝つ。

 ほんと、いつの間にかここまで大きくなったよなぁ…。

 

…あ、ピッコロのこと完全に忘れてた…。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 舞台が改修され、天津飯さんとピッコロの試合が始まる。天津飯さんは四身の拳という技で序盤を制し、一気に試合を決めにかかろうとするけど、ピッコロにその弱点を突かれて敗北してしまった。ピッコロも認めるぐらいに攻めていったけど、あそこまで華麗に弱点を突かれたら仕方ないな…。

 

 

 そして、決勝が始まる。目の前には体を抜け出した神様が直してくれた道着を着た悟空がいる。少し前までチチさんと話していたようで、ちょっと時間が押してる。早く要件を済まさないとな。

 

「悟空、行けそうか?」

 

「兄ちゃん!あぁ、時間も結構経って体力も回復したしな」

 

「そうか…じゃあ、これは余計なお世話かもしれないな」

 

「え?ッ…兄ちゃん、これって…」

 

「神様にあんな失礼なことを言った手前、何もしないなんてしたくないしな。あの試合に、俺もつれてってくれ。それにあいつも頑丈だ。俺との試合でできなかったことぶちかまして、勝ってこい!」

 

「…!あぁ!絶対に勝ってくる!」

 

 

悟空に俺の残っていた気を渡し、試合へ送り出す。後は、見守るだけだ。

 

 

「海、惜しかったな」

 

 

「神様!…すみません、あんな失礼なことを言った手前、負けてしまって…」

 

「あの試合はどちらが勝ってもおかしくなかった。フルパワーのお前さんと悟空が戦って、どっちが勝つかは私にもわからんかった。…それに、謝らないでくれ。私も視野が狭まっていたようだ。あの言葉ですこし荷が下りた気分だった…」

 

 

「…それでも生意気なこと言ってしまったんです。こんどお詫びさせてください。うちの野菜とかどうですか?」

 

「それはいいな。天界では生えなかった野菜もあったことだし、それをいただこうか」

 

 

この試合で世界の命運が決まるといっても過言ではないというのに、穏やかな空気が流れていた。まぁでも、悟空なら勝つだろ。俺の、父さんや母さんの、自慢の家族なんだし。

 

 

 

「待たせたな、ピッコロ」

 

 

「ふん。貴様が来るとはな。てっきり貴様の兄貴が来るかと思ったぞ」

 

「わかってたくせに。疲れがあった兄ちゃんとオラなら、オラが勝つに決まってる。…ずっと兄ちゃんのこと見てたから、なんとか勝てただけさ」

 

 

ピッコロが鼻で笑い、悟空が不敵に笑う。戦いが、始まる。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 2人の様子見が終わり、ピッコロの光線と悟空の超かめはめ波が衝突してピッコロがピッコロ大魔王の生まれ変わりであることが発覚し、会場が俺達とアナウンサーさん以外いなくなったあと。

 

ピッコロが山のように大きくなって悟空を攻め立てる。

 

「ハッーハッハ!!さぁどうする!?孫悟空!」

 

「ひぇ〜!めちゃくちゃデカくなったなぁ!」

 

 一撃が地面を揺らし島が揺らぐ。結構ヤバいなぁ。

 しかし悟空が飛び上がり、かめはめ波で飛び出してピッコロの口の中に入る。あいつエグいことすんな…。

 

「ご、悟空が口の中に入っちまった!!」

 

「あやつ、何を…!?」

 

「うわ、エッグ…」

 

「海、悟空は何をするつもりなんじゃ!?」

 

「まぁ見といてください」

 

 

「あいつ、一体何を…!?ッッ!?ぐおっ!?がぁああ!?!」

 

 

 急にピッコロが苦しみだし、何かを吐き出そうとする。十中八九悟空だな。あいつわざわざ中に入って暴れ散らかしてんだな。時々波ァ!とか聞こえるしその後ピッコロの口から光が見えたから中でぶっ放してる。絶対に喰らいたくない…。

 

 

 そしてついに吐き出せたようで、悟空が出てきた。その身に唾液はついておらず、前からあった傷ぐらいしかない。

 悟空、俺が前教えてた薄くバリア張るのやってんな。それで唾液から守ってたんか。あまり防御に回せないからさっきは使ってなかったけど…。

 

「お?もとに戻っちまうんか。さっきあんなに自慢してたのに」

 

「黙れ!!あんな真似をしやがって…!もういい、死ねぇ!!」

 

「死ぬもんか!!」

 

 

「は、速い!神のわしでもまるで見えん…」

 

「悟空のやつ、楽しそうだなぁ〜」

 

「呑気すぎねぇか海!!??」

 

 だって事実だし…。

 悟空は空中でピッコロを足からだしたかめはめ波の突撃で吹っ飛ばし、落下中に飛んできた雷撃を交わして着地。しかしピッコロの一撃を受けて壁に激突する。

 うーん若干悟空優勢だな。俺の時より速くなってる。

 

「き、貴様、孫海の時より速く、強くなっているのか…!?」

 

「ヘヘッ、兄ちゃんに気合い入れてもらったからかな!」

 

 

「そ、孫悟空…すでに私をはるかに追い越し、強くなっていっている…。これなら、ピッコロに勝てるかもしれん…!」

 

 

 

「もうオメェの技も見切った…!へへへ…」

 

「お、オレの技を見切っただと…!?ふざけるなぁ!!」

 

 

 ピッコロが光弾を放ち、悟空が避ける――が、光弾は悟空を追い続ける。あいつ、ヤムチャさん以上に気弾の操作が上手い!

 

「はっはっは!それはいつまでも追い続ける!お前にあたるまでな!」

 

「……それならっ!」

 

 

 悟空が空へ逃げ、ピッコロから距離をとってから一気にピッコロへ接近する。そしてピッコロの手前で横へ飛び退き、自滅を図った。

 

結果、気弾はピッコロに命中し、片腕を損傷した。

 

 

「やった!あいつもう腕が動かねぇぞ!」

 

「ッ!!な、めるなぁ!!」

 

 

腕を、引きちぎった…!?ピッコロが力むと、腕が生えてくる。なんて再生力だ…。

 

 

「ここまでこのピッコロ大魔王様を追い詰めるとはな…!ならば、このオレの最後賭けを受けて見るがいい…!」

 

 

「マズイ!?兄ちゃん!」

 

 

「了解!!」

 

 

 ピッコロから凄まじいエネルギーが発され、凄まじい威圧感を感じる…!あいつ本当に賭けるつもりだ!!

 

「みんな!俺の後ろに逃げて!」

 

「海君は!?」

 

「悟空さもだべ!どうする気だー!?」

 

「俺は、ここで防ぐ!!」

 

「オラはなんとか堪えてみせる!!」

 

 俺がここで防がないと、昔世話になった病院とか色んな人が吹っ飛んじまう!!無い気力振り絞って耐えなきゃなんない…!

 

 

「かぁぁぁぁ!!死ねぃ!!」

 

 

 ついに放たれたピッコロの気爆波ともいうべき光が悟空を飲み込み、迫りくる。ほっとけば、甚大な被害が出る!

 

 

「かめはめッッ!!波ァァァァ!!」

 

 

無理矢理かめはめ波を放ち、俺を境に気の壁ができた。

 

 

「—————ハァッ!ハァッ!」

 

 

 永遠か、一瞬かはわからない時間が過ぎ、俺の後ろ以外がすべて吹き飛んでしまった。あれだけ活気のあった街は更地となってしまった。

 

 

 

 

「……な、なんだと……」

 

 

「……へへ…オラも堪えれたし、兄ちゃんも防いでくれた…!」

 

「…まったく、兄使いのあらい弟だこと…」

 

 

「ご、悟空も海も生きてる!生きてるぞーー!!」

 

 

 皆が沸き立つのが聞こえる。いやー…しんど…。だけど悟空は握り拳を作り、ピッコロに笑いかける。

 

 

「優勝いただき!!」

 

「ま、待てっ―――」

 

 

 悟空は待たず、クラウチングスタートと共にピッコロへ突っ込んだ。ボコボコにし、その腹めがけてアッパーカットを叩き込み〆にかめはめ波を叩き込んだ。

 

 そしてついに、ピッコロは倒れ伏した。神様が死んでいないからピッコロも死んでいない。

 

 

「アナウンサーのオッチャン!カウント!!」

 

 

「えっ?あ、はい!」

 

 

アナウンサーさんがカウントを始め、皆もそれに続く。

 

 ついにカウントが9まで数えられ、悟空も少し気を抜いた―――その時だった。ピッコロから、気が湧き出すのを感じた。

 悟空は、気づいていない!

 

 

「ッ悟空!!避けろ!!」

 

「えっ―――!」

 

 

 

 

悟空は避けれず、右肩から胸辺りを貫かれた。

 

 

 

 

 

「くっ、クックック…手こずらせたな…!さすがだったぞ。だかもう終わりだ…!ピッコロ大魔王の敵は、ピッコロ大魔王が討つっ!!」

 

 

「が、あぁぁ…!」

 

 

「悟空ー!」

「行くなクリリンッ!まだ試合は、終わってない!」

 

「ッ!?か、海、でも!」

 

 

「死にたいのなら今すぐオレの前に立つがいい!!どのみち孫悟空を殺し、そこの瀕死の兄を殺したら、次はお前らだがな…!」

 

 

「―――ヘッ、へへへ…そうだぞクリリン…まだ試合は、終わってねぇ…オラが、こいつに勝つ…!」

 

 

「悟空!?」

 

「ちっ、貴様死に損なったか!」

 

 

 悟空が立ち上がり、ピッコロにパンチを放つ。ピッコロも限界で、一撃をもらって後退る。

 

「グゥ…!?だが、貴様の目も霞んできたようだな…!」

 

「ハァッ、ハァッ…!―――ガァッ!!?」

 

 

 悟空が引き倒され、両足と左腕が折られる。生々しい音が響き渡り、体が飛び出そうとするのを抑える。

 今飛び出してしまうと、悟空の意志を踏みにじることになるから。

 

 

「この一瞬を、待ち望んでいたぞ!!さぁ、トドメだァァァァ!!」

 

 

 ピッコロが悟空目掛けてピッコロ大魔王が撃ったような、爆力魔波を放ち―――悟空の姿は、見えなくなった。

 

 

「クックククク、ハハハハハハ!!粉々になって砕け散ったか!そして、ピッコロ大魔王様の勝ちだァァァァ!!!」

 

 

勝ち誇り、こちらに歩み寄ってくるピッコロ。

 

 

「さぁ、あとは貴様らだ…粉々にして殺してくれるぞ…!」

 

「……は、ハハハハハハ…」

 

 

「気でも狂ったか。笑い出して…!」

 

 

 

「クリリィン、天津飯さん、あそこ見てみろよ…」

 

 

「え…?ッッ!!ご、悟空だー!!」

 

 

「えっ!?」

 

 

「なにィ!?」

 

 

 

 遠い空に、豆粒のような何かが見えて、それがどんどん大きくなって行く。その姿は、舞空術によって飛ぶ悟空だった。

 

 

 

「お前の!!負けだァァァアァァァ!!!」

 

 

 

 

 速度をつけ、ピッコロに体当たりが衝突する。その一撃は、ピッコロを吹き飛ばし――場外へ、落とした。

 

 

 

 

 

『――――じょ、場外!!第23回天下一武道会!!孫悟空選手の優勝!!!』

 

 

 

 

 

 

 




次回はまた閑話を挟みます。
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