ドラゴンボール ~もう一人の兄~   作:龍玉

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襲来、サイヤ人

 

 

 サイヤ人と思わしき存在が放った衝撃波を身に受けながら、なんとかピッコロと悟飯のところにたどり着く。

 二人とも、強くなったな。

 

「!?貴様…孫海か?あまりにも存在感が違いすぎる…」

 

「え!?海おじさん!?」

 

 

「おう!久しぶりだなぁ二人とも!こんな時じゃなかったからもっと喜んでいたかったけどな」

 

 

 あとピッコロ。存在感が違うとか言ってるけど俺悟空にちょっと抜かれそうだから悟空来たらもっと驚くんじゃないの?

 

「ピッコロー!悟飯ー!もうサイヤ人が――うえぇ!?海!?サイヤ人はサイヤ人だけど違うサイヤ人だ!」

 

 

「クリリーン!久しぶり!あとややこしいな!」

 

 そういやクリリンはラディッツのことがあったから俺と悟空がサイヤ人って知ってるのか。あとみんな驚きすぎじゃね?俺からしたらみんなも1年前に比べてめっちゃ強くなってる気がすんだけど。みんなも界王様のとこ行ったらおんなじくらい強くなると思うけどなぁ。

 

 

「おしゃべりはそこまでだ…来たぞ」

 

 

「「「!!」」」

 

 

 

 空を見上げると、そこに二人の人間が浮いていた。どちらも尻尾が生えている。

…あのチビのほう、界王拳なしじゃきついな…。

 

 

「へっへっへ…いやがったぜ。それにカイの野郎もいれば、ナメック星人もいやがるじゃねぇか!」

 

 

「どうやら待ちかねたようだな。それに、ラディッツのやつとターレスが負けた理由も納得がいった…。ナメック星人は高い戦闘力とともに不思議な力を持つという。貴様がドラゴンボールとやらを作ったやつだな!」

 

 

「ドラゴンボールのことまで知ってんのか…!それにピッコロ、お前宇宙人だったのか…」

 

「そ、そうだったんだ…」

 

 

「ほう…戦闘力1557、1102、1338…6000!?こいつ、本当に最下級サイヤ人か!?」

 

 

「ナッパ、スカウターを外せ…こいつらは戦闘力を変化させる。最低でもその程度はやるということだろう」

 

 

「そういやそうだったな…へっへっへ、弱虫ラディッツは数値を鵜吞みにして死んだようだからな…」

 

「誰が弱虫ラディッツだって?」

 

 

 スカウターが外され、ラディッツの話をしたときに本人が登場した。ラディッツのやつ、ターレスの時に死にかけたからかなり強くなってるな…多分、あんときのターレスレベルだ。もしかして復活してから修行してたのか。

 

「なんだと?なぜ貴様が生きているんだ」

 

「そこの地球人どもに生かされたのさ。ターレスの野郎には殺されかけたけどな…」

 

「なるほどな…甘っちょろいやつらだ!反吐が出るぜ!」

 

「ふむ…ナッパ!栽培マンの種がまだ6粒ほど残っていただろう。それでお手並み拝見といこうか…」

 

「いいなベジータ!そうするか」

 

「さ、栽培マン…?」

 

「地面に植えて水をやれば簡単に生成できる使い捨て兵さ…俺も畑を耕すのに使ってた」

 

 

 

「「「「「「………」」」」」」

 

 

 

 

?なんだよお前ら。ベジータもナッパも固まって…。なんだ、栽培マンってついてんだから畑の栽培につかってもいいじゃねぇか。

 

 

「…まさか貴様、あのカイか?俺たちの間でも流行った野菜を作った…」

 

「あぁそうだ。あれは俺が試験的に作ったやつだ」

 

「海おじさん、なにやってるんですか…」

 

「なんか、やっぱりカイってもとからサイヤ人の中でも異端だったんだなぁって思ったよ…」

 

「この農業バカが…」

 

「思い出した。親父が使わねぇからやるって渡してた栽培マンを持ってたな…」

 

「そういやどっかの医者が細胞が突然変異した最下級戦士がいたって話をしてたな…こいつのことか」

 

 

 細胞が突然変異?なにそれ?あとピッコロお前これが終わったらその口に野菜詰め込んでやるからな。

 

 と、そこに天津飯、餃子、ヤムチャが合流した。これで8人。多分ナッパは囲んで叩けばリンチできるな。

 

「ちょうどいい!地球人とナメック星人で栽培マンと同じ6人。どうだ、一人ずつ一匹の栽培マンと戦ってみないか?カイとラディッツは戦ったところで栽培マン程度で話にはならんだろうがな…」

 

「ゲームだと?ふざけるな!一気にカタをつけにこねぇか…!」

 

「まぁまぁピッコロ、まだ悟空のやつも来てないしさ!」

 

「なら俺から行こうか」

 

 

 天津飯が最初にでるらしい。それにしてもゲームか…栽培マンの自爆のことも考えると、ここはみんなに任せて栽培マンの処理をしてもらった方がいいな。そうなると俺たちが出てしまったら後ろの二人が来るから、見とくしかないか…。ベジータの本気がわからない以上、待っといたほうがいい。

 

…あ、天津飯が栽培マンを一撃で即死させた。突き手で一発だったけど、あれ全部の気を集中させてたから一撃だったのか。

 

 

「ほう…少しは楽しませてくれそうだ」

 

 

 

「よし、次はオレにやらせてくれ。お遊びはいい加減にしろってとこを見せてやりたい」

 

 

「や、ヤムチャさん、それなら俺が…」

 

「いや、クリリンはまだやらないでくれ。俺だってずっと修行してきたんだ、その成果を発揮したいんだ」

 

「へっ、調子に乗りやがって…」

 

「行けっ!栽培マンの本当の恐ろしさを見せてやれ!」

 

「ギッ!」

 

 

 そしてヤムチャと栽培マンの戦いが始まった。最初は高速移動からのつかみ合い。そこでヤムチャがパワーで押し勝って栽培マンを打ち上げ、栽培マンの攻撃を誘って回避し、かめはめ波で撃ち落とした。やっぱヤムチャも強くなってんな。

 

「どうやらこいつらはそこまで強くなかったみたいだな。残りの4匹も俺が片付けてやるぜ…」

 

「…ハッ!甘く見たのは、今度はお前たちの方だったな」

 

「何ッ!?」

 

「「「あっ!?」」」

 

起き上がった栽培マンがヤムチャにつかみかかった。自爆だ!!!

 

 

「気を集中させろ!ヤムチャ!!」

 

「ギギ……!!」

 

 

閃光、そして爆発。残骸となった栽培マンと―――横たわったヤムチャが爆心地にいた。

 

 

「や、ヤムチャさん…?ヤムチャさーん!」

 

 

 

「……………うっ。うぅ………」

 

 

「!!や、ヤムチャさん!!生きてるぞ!!」

 

 

「野郎、自爆しやがったのに耐えきった…!」

 

「何してんだあいつ!!あんなクズども相手に自爆したあげく殺しきれねぇなんて!!」

 

「だが、あいつはもう動けないな…。おい!誰かそのボロ雑巾を片付けておけよ!!」

 

 

「……ッ!くそったれ……!みんな離れてろー!修行の成果を見せてやる!!」

 

 

 すぐさま悟飯と餃子を抱きかかえ、その場を離れる。ピッコロと天津飯はヤムチャを回収したラディッツとともに離脱済みだ。

 

 そして直線的なかめはめ波が飛んだかと思うと、避けようとした栽培マンたちを狙い撃つように軌道がねじ曲がり、拡散してベジータ達を含めて直撃した。

 

「す、すごいや…。あんなに上手く動かせるなんて…」

 

「器用なクリリンだからできたことだな…。そうだ、餃子。ヤムチャを抱えてすぐに病院に行ってくれ!今ならまだヤムチャも助かる!」

 

「ま、任せて!天さん!どうか死なないで!」

 

「餃子、ヤムチャを任せたぞ―――ッ!!まずい、撃ち漏らしだ!餃子!!」

 

 

 生き残った栽培マンが逃げようとする餃子めがけて駆け出し、あと少しでその爪があたる瞬間、横から入ったピッコロがその手を掴んだ。

 

 

「くたばれ!」

 

そして空へ投げ出し、口からはいた光線で跡形もなく消し飛ばした。さすがだな。

 

 

「さ、さすがピッコロだな…また敵になると考えるとぞっとするぜ…」

 

「すごいです、ピッコロさん!」

 

「勘違いするな、あいつを助けたわけじゃない…。これから始まる素晴らしい戦いに備えるためだ」

 

「…ラディッツ、準備しとけ」

 

「言われなくとも…」

 

 

「素晴らしい戦いになるかわからないがな…。ではお望み通り、お遊びはここまでとしようか」

 

 

「ぎひひひひ!ここからが本番ってことだ!」

 

 

「う、嘘だろ…俺はフルパワーでやってたんだぞ!?なんてタフさなんだ…!」

 

 

「ベジータ、あの地球人どもとラディッツは俺にやらせてくれ。一瞬で片付けてやる…」

 

「好きにしろ。俺はカイのやつで遊ぶとしよう…」

 

 

本番が、始まる。悟空という、詰め手を待つ時間稼ぎだ…!

 

 

 




ちなみにピッコロさんは悟飯が大猿になったとき、本来だったらラディッツが言っていた月が新円をうんぬんを聞いていないため、尻尾を切って難を逃れています。
そして今は夕方、あと少しすると…。
ちなみにベジータとナッパはターレスというスパーリング相手がいたので、ちょっとだけ強くなってます。それでもナッパはリンチの危機が迫ってる…。
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