『探しましたぞベジータ王子!!』
「ブフオォっ!?げっほげほ…」
「きゃあ!?ど、どうしたの海さん…」
「いや、なんでもない…」
びっくりした。千里眼でみんなが花見してるの見てたら急に変なやつがベジータに近寄って上記のことを言い始めてお茶を吹いてしまった。なんなんだ急に…。汚しちゃったから綺麗にしとかないとな。
世間がミスターサタンがセルゲームに挑むというニュースで持ち切りになり、もう大丈夫だと思い始めた人々が増えてきたころ。ぽつぽつと塾などが再構し始めたため悟空とチチさんは悟飯の勉強の為に面接に向かい、精神と時の部屋にピッコロと天津飯が入るなど何人かを除いた状態でみんなで集まって花見をしていた。俺はパンジが心配だったので傍にいることにしてパス。千里眼でみんなの様子も見れるしな。
ちなみに悟空は「兄ちゃんが教えてくれてんだから大丈夫だろ!」と面接に行くのを嫌がっていたが、チチさんが「だめだだめだ!悟飯ちゃんがいい高校に入るためにもいい塾に行くことは大事だべ!ほら悟空さも不良の状態でいいから着替えるだ!」などど一蹴して面接会場に引き摺っていった。
悲しげに俺に手を伸ばしていたのが嫌に印象的だった…。
さて、現実逃避はやめよう。ベジータ王子ってなんだ???
まぁ多分だが、あいつもサイヤ人なのだろう。少し雰囲気が近い。でもフリーザのやつのせいで惑星ベジータが吹っ飛んでしまったから、奇跡的に助かった俺たち以外にサイヤ人が生きているなんて奇跡だな。どうやって生き延びたんだろうか。
「…まぁなんかあったら連絡あんだろ。パンジ~」
「はーい」
俺に背中を預けたパンジの頭に顎を乗せて抱き寄せる。時々パンジがしてほしいと言っていたからやるようになったけど、いつの間にか俺からも言い出すようになったこの態勢。なんでか知んないけど落ち着くんだよな。
さてと、洗濯物とかもまだ乾かんだろうし今はゆっくりとするかね…。
◆◇◆◇◆
「…はぁ?超サイヤ人が南の銀河を壊滅に追い込んだ?」
『おう!界王様がそう言ってたぞ』
洗濯物の取り込みも終わり、さぁ寝ようかなと準備をしていた時に悟空から念話が届いた。なんでも、界王様が南の銀河を破壊した超サイヤ人を調査してほしいと悟空に頼んだらしい。
現在すでに南の銀河まで飛び終わった後かつパラガスとかいうサイヤ人に出会った後とのこと。
…ていうか悟空、お前まさか…
「悟空お前まさか、面接の途中で抜け出したんじゃないだろうな」
『おう!界王様がそんなことよりこっちの方がやばいってうるせぇからさ~』
「何してんだ馬鹿悟空!?チチさん大激怒してたぞ!!」
びっくりしたもん洗濯物終わってパンジと次なに販売しよっか~って話してたら急にブチギレたチチさんから「海さ!?今すぐおらのとこ来てくんろ!!」って電話がかかってきて、そこに行ったら悟空と一緒に居たはずのチチさんのみが塾の面接室にいた。なんで悟空いねぇんだよって思ったら「急用ができた」とか言って消えたってチチさんが発狂してた。
だから俺が代わりに面接の保護者代わりになって…てかそんなのどうでもいい。
「悟空お前、帰ったら大目玉食らうと思っとけよ…」
『げえぇっ…』
げえぇっじゃない。いや悟空はぎり許せる。界王様何してんだ急用にしてももっとタイミングあっただろ!!ったく…。
「…で?なんで俺に連絡してきたんだよ」
『…実はな、オラが出会ったもう一人のサイヤ人が犯人なんだ。ブロリーっつうんだけど』
「ブロリー?それって小っちゃいころの悟空の横で寝てた赤ん坊の名前じゃないか。生きてたのか…」
『えぇ?そうなんか?』
「多分そうだと思う。で、お前の夜泣きで泣かされてたな」
『…だからオラのこと睨んできたんかぁ?』
睨んだ?お前のこと向こうは覚えてんのか。ならワンチャンだけどお前のこと恨んでたりして。
『でさ兄ちゃん。多分なんだけど、ブロリーのやつはオラ達よりもずっと強ぇと思う。だから兄ちゃんにも来てほしんだけどさ…』
「俺達よりも…!?それってつまり悟飯たちよりも、か?」
『あぁ…。悟飯たちがデカくなったらわかんねぇけど、今の二人じゃ絶対に勝てねぇ』
そんなにか…なら一人でも数は多い方がいい、か。あとでピッコロにも伝えておくか。
パンジに事情を説明して準備を整え、ピッコロに連絡してもらうようポポさんに伝えて瞬間移動の構えを取る。
向こうはなぜか巻き込まれたクリリン、悟飯×2、トランクスにナッパやラディッツとじっ様もいるらしいし、急がないとな。
…。……。………あった、悟空の気だ。さぁてと、行くとしますかね。