ドラゴンボール ~もう一人の兄~   作:龍玉

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ちょっと切りのいいところで切ったので今回も短めです。
あと凄く夜廻の世界に海を突っ込んで少女たちとわちゃわちゃしてるのを見たい欲が沸々と沸いてきたんですけど自分はどうすればいいんですかね。


新惑星ベジータにて

 

「んじゃ、行ってくるよ!先生。パンジのこと、少しの間ですがよろしく頼みます」

 

「気を付けてね、海さん」

 

「怪我はできるだけしないようにね?」

 

かなり無理な話っすね先生。

 

…さてと。挨拶も済んだし、早速悟空のところに行ってくるか。見つけてあるからすぐに飛べるし…行くぜ。

 

 

「――ベジータ、出かける必要はねぇぞ。伝説のスーパーサイヤ人はここにいるんだからな…。…あれ?兄ちゃん!もう来てくれたんか!」

 

「お?なんか話してる途中だったか、すまんな悟空」

 

 星と星の距離感によって少し時間がずれてたようで、こっちは昼間ぐらいだった。あたりを見回すと、宇宙船の前に瞬間移動したようで向こう側にベジータとパラガス、それに悟空の言っていたブロリーがいた。…ブロリーのやつ、上の空だったみたいだけど悟空の顔見た瞬間に殺気があふれ出してきている。あれすぐに暴れだすぞ…。

 

「貴様は、カイ!サイヤ人の異端者で、バーダックの倅…!」

 

「あんたはパラガスだな?どっかで見たことある気がするな…」

 

「カイ、何しに来た!そしてカカロット、貴様にはでしゃばるなと言ったはずだ!」

 

「そうも言ってられねぇぞベジータ。パラガス!ベジータに言ってやれ、ブロリーがその伝説の超サイヤ人だってな!」

 

 カカロットがそう言った瞬間、パラガスが慌て始めたようにベジータにまくしたてる。あれ図星だな。

 それにしても、俺はもともと悟空から聞いてたけど、ブロリーがその伝説の超サイヤ人とはベジータ視点ではわからんかっただろうなぁ。

 

「滅相もございません!ベジータ王、そのようなことがあろうはずがございません。私より力に劣るブロリーが、超サイヤ人だなどと…。さ、ベジータ王!宮殿へお戻りを…」

 

「父さああああん!!!嘘です!!!」

 

「トランクス、それに悟飯も来たのか」

 

来て早々に悟飯とトランクスから語られたのは、パラガスがベジータを嵌めようと廃墟を都市と騙し、宮殿を作るために他所の惑星から人を無理やり連れてきて働かせてきたこと。

 しかもこっちの悟飯たちに連れられたその人たちからブロリーが伝説の超サイヤ人であることも証言してもらえた。

 

…こいつ、ブロリーを使って彼らを奴隷にしたのか?となるとその伝説の超サイヤ人はどんな化け物なんだ…。

 

「騙したな、パラガス」

 

「やっと能天気なお前でも飲み込めたようだな。すべてはお前の息子の言う通りだ。こんな最低な星などなんの未練もない。ふっ」

 

 待ってこいつ今トランクスのことベジータの息子って明言した?なんでこいつが知ってんだよ。もしかしてずっと地球でベジータのことを調査してたのか?どんだけ執念深いんだよ…。なんの因縁があったのかは知らんけどさ…。

 

「彗星が衝突することがわかったからこそ、この星を利用したのだ。俺の狙いは、北の銀河にある地球なのだからな。ふぁーはははは!」

 

「変な笑い方するんだなぁ…」

 

「海おじさん今そんなこと言っちゃいけませんよ…!」

 

 いやだって、ふぁーはははは!ってなんだよ。今まで聞いたことないぞ。

 

「宇宙の中で一番環境が整った美しい星に移住し、そこを本拠地として帝国にすることが、俺の本来の計画なのだからな。そのためには、地球を決戦の舞台にするわけにはいかんからな。無傷で手に入れるために、こんな宮殿まで作らせ、おびき寄せたのだからな」

 

…あぁ、うん。今地球に攻め込もうものならセルが笑顔で迎撃すんじゃないかな…。多分セルゲームなんかに参加しないだろうお前らはただの敵だろうし。それともなんだ、そんなにブロリーの力に自信があるのか?セルを倒せるって考えれるぐらいに。

 

「ベジータ星の王などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ…。お前らをこの新惑星ベジータと共に葬り去れば、俺たちの敵は一人もおらん!北の銀河はもちろん、東も、西の銀河も!分けなく支配できるのだ。

俺とブロリーの帝国は、永遠に不滅になるというわけだ!

 

 

「…………カカロットォ」

 

「!?ブロリー!?」

 

 パラガスのネタ晴らしが終わり、目的もわかったからさっさとぶっ倒そうと構えを取った瞬間、ブロリーがこちらに歩み寄ってくる。その体からはにじみ出るほどの敵意と気であふれ、超サイヤ人の状態に至っている。

…そうか、伝説の超サイヤ人って言うくらいなんだから、普通の超サイヤ人もあるのか!だけどこの時点でかなりの強さだな…!今もベジータが超サイヤ人で蹴りを入れたのに、あざもなければ狼狽えもせずこちらに歩いている。固すぎねぇか?

 

「カカロットォ…!」

 

「ッオラもうカカロットじゃねぇ!オラは孫悟空だ!!」

 

「ハハハハハハァ!!いいぞぉ!もはや彗星など待つ必要はない!今のお前のパワーで、サイヤ人をこの世から消し去ってしまえーッ!!」

 

 

 

――――ピロロロロロロ……!!

 

 

 

 !?あいつの腕輪、なんかの機械なのか?変な音が鳴ってたぞ…そうか、あれでブロリーを操ってたのか!それであんな自信満々に…!…でもあいつ、なんか焦ってやがる。まさか、ブロリーが制御下から外れたのか?

 するとブロリーを警戒していたベジータがブロリーめがけて気弾を投げかけたので、すぐさまこちらに移動した悟飯とトランクスの手を引いてその場を離脱する。

 

 悟空、未来悟飯、トランクス、悟飯、ナッパ、ラディッツのベジータを除いた全員が近くで浮いている状態だ。

 

「ドオオォッ!?」

 

 あ、パラガスが吹っ飛んだ!あいつ弱くねぇか!?

 いや、それどころじゃない。さっきからブロリーから、身の毛がよだつような気配が漂ってる…!ずっと気が高まって、今もパワーが増している…。

 

「―――う、おおおぉぉぉ…おオおオオオオオオオオォォォッ!!うおおオオおオアアアアアアッ!!!

 

「な、なんだ…!?ブロリーが、超サイヤ人から変わっているような…」

 

「ッ!?クリリン!その人たちを連れて逃げてくれ!お前ら、今すぐ超サイヤ人になれっ!!こいつ、セルよりも強いかもしれない!!」

 

『なっ…!?』

 

「うおおぉっ、おお!?だ、駄目だ!やめろブロリー、それ以上気を高めるな!やめろブロリー、落ち着けェッ!!」

 

 

 ブロリーを抑止しようとパラガスが機械をピロピロ鳴らしている間に、俺たちは超サイヤ人へと変身する。その間も、ブロリーの気は高まり続けていた。

 その影響かあたりの天候が荒れ狂い、大小さまざまな雷が大地を抉っている。

 

 ふっと荒れ狂う気が収まり、ブロリーの体内に戻った。一安心できるはずの状況なのに、全員が同じようにブロリーを警戒している。ずっと止まないのだ。ただただ心の奥底まで震え上がらせる、本能的な恐怖のような胸騒ぎが。

 

 空を見上げるブロリー。そしてその口から大猿もかくやと言わんばかりの咆哮が響き、格納された気があたり一帯を破壊しながら解放される。光が止んだ時、いつのまにかベジータが超サイヤ人を解いていたのも確認できたが、ブロリーの姿も確認できた。

 

 その体躯は凄まじい密度の筋肉によって大きく膨張し、溢れんばかりの気を巻き散らしている。何より特徴的なのは、淡く()()に輝く逆立った髪の毛だった。

 ただの超サイヤ人じゃない。俺たちが超えた超サイヤ人の壁の向こうにある領域といい勝負をするどころか、それ以上の気の膨れ上がり方をしている気がする。

こいつ本当にセルより強いぞ…!もしベジータとの戦いで手加減してたとしても、それ以上のパワーがある気がする…。それに今もずっと少しずつ成長してるような気がしてきた。

 

…全員でかかって、勝てる相手なのか…?

 

 

―――カカロットまずお前から血祭りにあげてやる…!!

 

 

 




海:600億
悟空:600億
ベジータ:450億
悟飯:420億
クリリン:1億
ピッコロ(今宇宙にいる):300億
ラディッツ:350億
ナッパ:350億
トランクス(未来):400億
悟飯(未来):550億

海、悟空、悟飯×2はすでに超サイヤ人(筋肉膨張)の次の段階に踏み込んでいますが、ベジータ達はまだ未完成の状態です。それゆえの戦闘力の差ですね。
ちなみにですが、ブロリーはカカロットだけでなくその兄もいるので殺る気満々です。

あと初めてなんですけどアンケート作ってみようと思います。ぜひご参加ください。
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