ゲヘナのガンマン   作:トニートニー

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リボルバー最高=ガンマンてカッコよくない?で始めました。
銃にもブルアカにも詳しくないですが続けていけたらと思いますのでよろしくお願いします


プロローグ
ガンマンの日常


 

 

 

此処の日常は非常に世紀末だとつくづく思う。

 

…まぁ、性に合うのは間違いないが。

 

今しがた蹴っ飛ばされたテーブルと飛んだ昼食を見ながら現実逃避する。

 

「テメェ、シカトこいてんじゃねぇよこっち見ろや!」

 

ふと目を前に戻すとスケバンスタイルというのか?あからさまに"私達は不良でございます"と主張する格好の生徒が此方を睨みながら怒鳴っている。

 

「一昨日あーしらのダチをのしたのはテメェだろ!?」

 

一昨日…何の事かと少し考えるとふと思い出した。

 

「あぁ、コイツの事か」

 

先日カツアゲしに来た奴等から奪った財布を取り出しながら確認すると青筋を浮かべながら手に持った銃をこちらに向けて発砲した。

威嚇だろうか?当たらない事を確認した私は身体を掠めて後方へ弾丸が抜けた瞬間に財布を捨て、ホルスターから古めかしいリボルバーを抜いて早撃ちで3連射した。

 

「のわっ!?」

 

「はぁっ!?」

 

「ぐっ!?」

 

狙いは誤ることなく銃を握る手に当たり間抜けな悲鳴を上げながら銃を取り落とす不良達。

私にやられた"お友達"から何も聞いていないのかコイツらは…

 

「たったの3人、遮蔽物も無いところに目の前まで来るとは…」

 

舐められたものである。弾倉に込められた残り3発の弾丸を脳天に叩き込みながら呟く。

 

「せめて6人以上で来るべきだったな」

 

ヘイローが消えて気絶したのを確認し、懐から迷惑料を頂戴する

 

(しけてるなぁ…3人合わせても昼飯代にもならないとは)

 

いくらゲヘナとはいえ繁華街でのドンパチだ。

風紀委員が出張って来ないとも限らない。

とっとと撤収するとしよう。

 

「騒がしくしてすまなかった。店の修理代はコイツらにつけといてくれ」

 

店員のロボットはコクコクと頷くと手際良く散らばったテーブルを片付けはじめる。

ほぼ無法地帯、よく言えば自由が校風のゲヘナでは日常茶飯事故に手慣れたものである。

 

片付ける音と通報する声を背に店を出て1人呟く。

 

「昼飯食い損ねたな…」

 

 

 

 

「またあの子絡みの案件…」

 

店で銃撃戦があったとの通報でランチを中断して駆け付けた空崎ヒナは襲撃犯を後輩に護送させてから店主に事情を聞いて1人呟いた。

 

西條 林檎(さいじょう りんご)。

ゲヘナ学園の1年生にして問題児とは言い切れないもののトラブルがあるとおよそ2割は関係者として名前が上がる。

まだ1年生ながら戦闘力は高くその長身(180cm程)からは想定出来ない素早さを持ってして相手を撃ち倒す猛者。

本人曰く一発目なら弾道を見切って回避する事すら可能らしい。

 

何故か旧式のリボルバーに拘りを見せ、相手が発砲するまでは手出しをしないというゲヘナどころかキヴォトスでも奇矯なスタイルを貫いている変人。

 

(悪い子ではないと思うのだけど)

 

数少ない自分から仕掛けたと思われる争いでも必ず相手が銃を抜いてから発砲する事から一方的な加害者として引っ張ることは無いものの関係者として話を聞くこと多数。

最近では面倒くさくなったのか風紀委員が来る前に姿を消す事が多くなってきた。

 

(…悪い子ではない、のだけども)

 

風紀委員として何度か話した感想としては

"独自のルールに従う悪人とは言い切れない子"である。

 

(本人が良しとするか否か。ゲヘナらしいといえばらしい)

 

規則に照らした善行も悪行も本人基準で良しと思ったなら行うし

否と思うなら行わない。面倒でどっちでもないならやらなくてもいいか…位なものである。

今回の一件で言えば

 

"襲撃しに来たなら容赦はしない"

 

"仕返しに来たその意気や良し。返り討ちにしてやる"

 

"昼飯時に時間取られるのは面倒だな"

 

程度の考えで動いたのだろうと推測出来る。

純粋に腕が立つため風紀委員にスカウトする事も考えていたが一般常識、規則に基本的には従うけれど、自分ルールに抵触するなら平気で規則を破るアウトロー気質なため断念している。

 

(優先度は低めだけど手配だけはしておこう)

 

トラブルメーカー筆頭の美食研究会、温泉開発部や便利屋68ほどではないが此処最近の小さなトラブルの関係者として手配をかける事を決めた後、店を背にしてふと思う

 

(ランチ、とり損ねたわ…)

 

 

 




初投稿で1500文字程度を書くのに2時間位かかりました…
コレを続けている作者様方に感謝すると共にその一端に加われれば幸いです。
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