ゲヘナのガンマン   作:トニートニー

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ガンマンとクラスメイト その2

 

 

金が必要なんだけど何か良いバイトない?出来れば短期で稼げる奴。報酬が高ければ尚良し。

クラスメイトと駄弁りながら最近のマイブーム、柴関ラーメンについて語った後にバイトの情報でもないかと聞いてみると

 

「バカか、そんな美味い話があったらこんな所でグダグダ話してるもんかよ」

 

「まぁ、そりゃそうだよな…」

 

コイツ何時でも金欠気味だもんな…

食堂で飯を食った後にそのまま駄弁り続けてる奴に相談する事じゃないわ。

 

「こんな所で悪かったわね」

 

配膳の帰りだろうフウカ先輩に睨まれてしまった。

 

「イヤ、いつもありがたく思ってます…ハイ」

 

「えぇ、マジで感謝してます。…ホントですよ」

 

二人して追い出されまいと弁解していると溜息をついて厨房へと歩いていった。危ねぇ、セーフ判定貰えて良かった…

 

 

 

「んで、そんなに金かかんのかよ柴関ラーメンてのは」

 

気持ち声のトーンを下げて話すクラスメイト。

 

「いや、安いよ。一杯600円しないくらいだった」

 

 

学生の懐に優しい値段設定、量も申し分ない優良店である。

 

 

「…そんくらいならアタシも行ってみようかな」

 

「お、興味ある?駅からちょっと歩くけどめっちゃ美味かったからオススメだぜ」

 

 

問題は通うとなると駅までの交通費が割と馬鹿にならないのと、砂漠化が進んでるせいか最寄りの駅からでも1時間以上歩く必要がある事だが。

その価値はあると断言できるね。…マジでゲヘナにあったら毎日通うのになぁ…

 

 

「林檎のちょっとは幅が広すぎて参考になんねぇよ…」

 

「ザックリ1時間以上、絡まれなければ1時間位じゃね?」

 

「ハイ、アタシにはムリ〜。アビドスって砂漠化してる所だろ?砂の上を1時間とか何の修行だよ…」

 

 

根性ねぇなぁ…美味いもんのためならそのくらいどうって事ないだろうが。それに砂漠化してるとはいえまだ6割くらいは道路が表に出てるぞ

 

 

「てか話聞く限りじゃそんなに金かかんなくね?交通費がちょいかかるけど移動行程の半分が徒歩じゃん」

 

 

そう!徒歩の時間が長いからもういっその事最初から自分の足で行けば良いじゃん、てわけで考えたのが

 

 

「自分用の足が欲しいんだよ。欲を言えば装甲車が良いんだが高くてなぁ…」

 

「バカかお前そんなん個人的に所有してる奴いねぇよ」

 

 

んな事はわかってんだよ!風紀委員が所有してたからいくら位で買えるのかチナツにモモトークで聞いてみたら呆れながら目が飛び出る金額を見せられたわ。

 

 

「現実的なラインでいくとチャリになるわけだが」

 

「一気にショボくなったな」

 

「砂漠対応の車やらバイクも高すぎて手が出ねえんだよ…」

 

 

局地対応のモデルは基本的に割高だ。特に必要とされる土地で有れば多少の値引きが存在するようだがゲヘナ生じゃその恩恵は受けられない。

 

 

「チャリはチャリでもロードバイク?って奴ならバイクと同じ位の速度が出せるみたいだし、丁度良いかなって」

 

「それ、いくら位すんの?」

 

「新車で20、中古で10から」

 

「たっか!普通の原付買えるじゃん」

 

「普通の原付じゃアビドス走れないだろうが」

 

 

…はぁ、やっぱ地道に稼ぐしかないのか。

 

 

「…そういやさ、林檎ってやけに強いじゃん?」

 

「んあ?…まぁ、そこら辺の奴に負ける気はしないけど」

 

「傭兵業とかしないの?カイザーとか良く募集してんじゃん」

 

「カッコ良くないからヤダ」

 

 

金で雇われて戦う事を否定はしないが。自分がやるかと言われたら絶対に断るね。故あって味方をするならともかく即物的なのはちょっと惹かれない。

 

 

「じゃあ賞金稼ぎは?結構手配書回ってんじゃん」

 

「金目当てで撃つ相手選ぶのはちょっと…」

 

 

これも否定はしないが。自分がやるかと言われたら絶対断るね。

襲われたなら容赦しないが撃つ相手は自分で選ぶのがモットーだ。

 

 

「その価値観だけは理解できる気がしないわ~」

 

「この拘りが判らんか〜」

 

 

でも最後まで聞いてくれるから好き。

 

 

「じゃあもういっその事そのラーメン屋でバイトさせてもらえば?」

 

「それは…それはアリかもな。今度行ったら聞いてみるか」

 

 

3人寄れば文殊の知恵と言うが2人でもそれなりに良い案は浮かぶものだ。

 

その後はラッシュの時間まで食堂で駄弁り続けフウカ先輩に頼まれて配膳の手伝いをするため解散の運びとなった。

 

 

 

 

 

 

 

明日はアビドスに行って大将にバイトの件聞いてみるか…

 

 

 




クラスメイトとの会話その2です。

感想や評価を入れて頂けた方や拙作を楽しんで頂いている皆様に改めてお礼申し上げます。モチベーションを保てているのは読んでいただいている皆様のおかげです。今後も精進して参りますのでお付き合いいただけると幸いです!
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