便利屋68。ゲヘナの問題児達、その3くらいには名前が上がる傭兵集団。
金次第でどんな仕事も引き受けるアウトロー集団…なのだが。
妙な所で抜けているため、敵として当たると変な空気になる。
何度か敵対した事があるが最終的には何故か一緒に依頼人をシバキに行ってるという謎事態になった。
まぁ、アル先輩が率いる限り悪人にはなれないだろう人達だ。
…1人だけガチの奴が混ざってるが。
手綱を握るのがアル先輩である限りは大丈夫だろうが…時折振り切って行動しやがるからなあの女…
それはさておき。
今、呼び止めてきた便利屋のリーダーの陸八魔アル先輩は人情に厚く、基本的に善人思考なのに何故か無法者に憧れている変な人だ。
見たところまだ1人だけだし、ホシノ先輩をけしかければ確実に勝てるな。
「あ、落ち着いて!私は敵じゃ無いから……」
アル先輩が少し慌てて制止してきた。
?…マーケット側に雇われてる訳じゃないのか??
「あ、あの大した事じゃないんだけど…」
要するに。
銀行襲撃時に闇銀行に居たアル先輩は
アビドスwithヒフミ先輩&私の強盗の手際を見て感動した!
私も、あんなアウトローになりたい!って指標を得た。
今日という日を心に刻む為にチーム名を教えて!
と言う事のようだ。
…この人に無法者は向いてない気がするんだけど……
ヒーローショーを見た子供みたいな純粋な目でこっちを見てるぞ。
今いる全員の中でもぶっちぎりの善人だよ先輩…
逆にアウトロー適性が高そうな奴だと…アビドス勢は全員入るな。
あぁ、でもやっぱり個人的なアウトロー適性でいうとヒフミ先輩なんかは割りとヤバい。目的のためなら手段を選ばない怖さがある。何せフィギュアのために犯罪の巣窟まで来てしまうのだから。
その癖本人の気質が善人よりなもんだから大抵の人と上手くやって行けるだろう。
…将来何処かの組織で首領やってても違和感は無いな。
とりとめもなく考えているとどうやら悪ノリしだしたアビドス対策委員会がすげーデタラメを吹き込み始めた。
は?私たち覆面水着団って名前になったの?
めっちゃダセぇ…アル先輩には刺さるのか。もう何言っても喜ぶなあの感じだと。
えー…アビドスの悪ノリの結果、覆面水着団は
リーダーはファウスト(5番)で血も涙もない冷血漢
正装がスクール水着に覆面
アイドルやりながら夜には怪盗する
語尾が『だお♧』なクリスティーナ(3番)
モットーは『目には目を、歯には歯を。無慈悲に孤高に我が道のごとく魔境を行く』
の色物集団となりました。
うわぁ…もう2度と使わないチーム名だからってコレはないぜ…
流石にアル先輩も信じない………嘘だろ?全部信じちゃったよ。
アル先輩のアウトローへの道程は長そうだ…カヨコ先輩には頑張って貰わないと何時か高い壺とか買わされてそう。
「(もういいでしょ!そろそろ適当に切り上げて逃げようよ!)」
小声で4番(セリカ)が撤退を進言する。
散々遊んだ相手を目の前にしてのその発言、アウトローだね!
「(うるさい!いいから先輩達つれて逃げるわよ!)」
怒られてしまった。でもほら…
「それじゃこの辺で☆アディオース☆」
「さぁ、行こう!夕日に向かって〜!」
「まだ、昼ですけど…」
喋りながら全速力で離脱していく先輩達。
逃げ始めた先輩たちを唖然と見る4番(セリカ)
うん、あれはアウトローだわ。
4番、私らもとっととズラかろうぜ!
釈然としない表情のセリカと先輩達を追いかけてブラックマーケットを後にした。
しっかし、他の便利屋メンバーは何処行ったんだ?
あの人達って基本的に群れで行動するイメージがあったんだが。
てっきり後から合流して来るものと思っていたわ。
ま、たまには単独で動く日もあるか…
「くふふ〜面白いモノ見ちゃった」
「あの子、こう言うの嫌いだと思ってたんだけど」
「アル様…楽しそうです…良かった…」
便利屋との初邂逅(アルちゃんのみ)ですね。
今回は基本別行動でスポット参戦方式を選んで書いていますが、行動が別だと相関図が難しくなると実感しています…
少し筆が遅くなるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします!