ゲヘナのガンマン   作:トニートニー

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ガンマンとミレニアム その2

 

 

また来たぞミレニアム!

この前のゲーセンに向かうが今日はネル先輩いないみたいだな…ま、来なくても楽しめるものが多くて良いが。

 

 

超楽しい。体感型ロボットアクションとか始めてやったけどこれはヤベー…ロボットアニメの主人公気分になれたわ。

 

さて、そろそろ格ゲーやるか。練習しとかんとこの前と同じ轍を踏む事になりそうだし。

格闘ゲームのコーナーに足を向けるとそこに見知った顔を見つけた。あれは…先生とネル先輩と、馬鹿デカい機械を持ったミレニアムの子?

 

「ネル先輩、めちゃくちゃに押してもコンボは繋がりません…一つ一つ丁寧に入力しないとダメです」

 

「わ、わかってるっての!」

 

ネル先輩とミレニアムの子が隣り合ってプレイしている。

おぉ~修行中か…これは邪魔したら悪いな。

まだ少し早いけど先生に一声掛けてから撤収するか。

 

「こんにちは、先生」

 

"こんにちは、林檎"

 

普段通りの挨拶を交わしてから続ける。

 

「珍しい所に来てますね?」

 

"まぁ、前回の続きと言うかなんというか"

 

苦笑気味に答えてくれた。そう言えば、例の続編ってもう出来てるのかな?

 

「そう言えば例の続編、いつ頃に完成しそうとか分かります?」

 

あの続編だ。よりヤバい方に転げ落ちるのか、やりたいことが上手く噛み合った美味いゲテモノになるのか楽しみだわ。 

 

"正式版はまだだけどネットに上げてたから完成はしてるよ"

 

なんと、既に完成済みだったとは。

 

「いつ取りに行けば良いですか?」

 

"もう少し待ってあげて。この間のパッケージ版みたいな包装をしようとしてくれていてね。それで時間が掛かっているみたいなんだよ。"

 

手間を掛けてもらって…ありがたい事だ。やはりゲームソフトは実物があった方が所有感があって良い。

 

「そこまでして頂けるなんて」

 

実際に会って感謝をしたい、と先生に伝える。

 

"そうだね…少し待っててくれるかな?聞いてみるよ"

 

先生はそう言って少し離れ、誰かと通信しだした。

手持ち無沙汰になった私は先輩の方を見る。

 

「だぁっ!もう1回だ!」

 

「は、はいっ!」

 

白熱していた。何かスポ根物の漫画みたいだな。

さり気なく画面を覗くとネル先輩のキャラが複雑なコンボを刻み始めて…あ、外した。手痛い反撃を貰ってKO、と。

ネル先輩強くなってるわ…相手してる子の方が強すぎるが。

 

"お待たせ。パッケージが完成するのに後2〜3日掛かるからその後でよければ、ってことだけど大丈夫そうかな?"

 

「ええ、勿論。そちらの予定に合わせますとも」

 

色々してもらってるし、礼を欠いちゃいかんからな。

向かう時は手土産の1つでも持参すべきだし少し考えとこう。

 

ん…?メイド服の奴がネル先輩達に近づいてってる?

 

"あぁ、そろそろお開きになりそうだね"

 

ネル先輩関係者か。ま、そうじゃなきゃメイド服着る奴なんて居ないわな。丁度良いタイミングだし私も帰るか。

 

「じゃ先生、また」

 

"うん、またね"

 

頭を下げて撤収する。まだ日も高いし、アビドス回って柴関ラーメン食ってくか〜。

 

 

 

ネル先輩が叱られてるのを尻目に、あのヤンキーな先輩が大人しく叱られるとは人は見た目によらないものだと思いつつゲームセンターを後にするのだった。

 

 

 

 

 




難産でした…アリスと絡めるのも考えたんですが、原作の方だとアリスの日常回として大切な所だったのでこの様な形に落ち着きました。
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