今日はD.U.でヒフミ先輩と合流してから適当にキチ…失礼、ペロロのグッズを探すのに付き合うはずだったのだが。
『すみませんすみません!本当にすみません!』
『いや、そこまで謝らなくて良いんですけども』
現在、通話越しに謝り倒されている。
なんと、ヒフミ先輩は期末考査で赤点取って補習授業部なるものに参加しなくてはならなくなったとの事で。
『先輩、意外と勉強出来ないタイプだったんですね…』
親近感湧くわー。私も今期はヤバかった…
『私が追試を突破した時の幸運の鉛筆貸しましょうか?的中率驚異の4割超えですよ!』
試験開始前に5分で作ったにしては半端ないご利益だった。コツは無心で回す事。雑念を捨てればコイツは答えてくれる…!
『いいいえ!大丈夫です!私は、そのぉ…試験受けなかったんで』
受けなかった…?
『体調でも崩したんですか?最近暑いですし』
クーラー点けっぱなしで寝て風邪引いたバカが身近に居るし、あり得るな。
『……ペロロ様のライブがありまして』
『まさか、試験じゃなくてライブに行ったんすか?』
小さく、はい…。との事。
ガチのペロロ狂いじゃん…あの鳥の何がヒフミ先輩をそこまで狂わせるんだ…?
『
大抵の奴は授業を受けてなくても試験だけは受けに来る。
どうせ追試祭りになるから1回でも追試を減らす為に最初の試験は真面目に受けるのだが
『はうっ!…申し訳ございません…』
『?…いや、怒ってないですよ?』
この人はそんな甘い考え方をしていないのだ。
追試とか補習とかどうでもいい。後の事なんて考えずに、今しかないライブを選ぶその精神性は
『ヒフミ先輩、ゲヘナでも上手くやって行けそうな性格してますよね!って話です』
多分マコト先輩とかスゲー好きだと思うわ。両手叩いて嗤うんじゃね?ヒナ先輩は頭抱えそうだけど。
『…もうそのぐらいで勘弁して下さい……』
おっと、からかい過ぎたか。
『オッケーです。それじゃ、その補習授業とやらが終わったらまた連絡下さい。予定は合わせますんで』
『…はい、申し訳ありませんがそれでお願いします』
通話を切る間際まで謝罪してたなヒフミ先輩。
さて、今日の予定が無くなった訳だがこれからどうするかな〜…
柴関ラーメンはこの間行ったばっかりだし、クラスメイト共は未だ追試中、ブラックマーケットも昨日行ったしなぁ…
良し、ミレニアムで遊ぶとするか!
最近ネル先輩がアリスと修行して強くなってるみたいだし、居たら対戦してもらおう。
そんなこんなでミレニアム。これで何度目か忘れたが結構な頻度で来てる気がするわ。
さて格ゲー台は、と…お、いるいる!あのスカジャンメイドはネル先輩に間違いないだろ。
「お疲れ様です、ネル先輩」
「ん?おぉ、林檎か!」
相変わらずちっこいのに迫力があるなぁ。威風堂々としてるからか?今度ソラ先輩で試してみよう。
「どうすか、最近?」
「絶好調!早速やるか?」
さっき着いたばっかりでまだ操作感取り戻してないが…
「勿論!…5本先取でどうです?」
「ノッた!んじゃ、始めるか!」
私には擬似ループコンボという必殺がある…知らない奴は抜け出せない確殺コンボでこの勝負は貰ったぞネル先輩!!
「何故だ…なぜ繋がらない?練習を重ねた擬似ループコンボが!」
「あー…お前、最後にコレやったの何時?」
確か…TSC2受け取りに来た時だから、
「1週間位前ですね」
「そのコンボルート、3日前にパッチ当たって使えなくなってんぞ」
はぁぁぁ!?わ、私の、練習時間が…
「流石に修正されるだろアレは」
決まれば抜け出せる隙が少なすぎるとは思ってたが流石に早すぎるって……もう奥の手を出すしかないな。
「お、まだなんかあんのか?」
「勿論、私は用意周到なんで二の矢がありますとも」
反射神経に全てを掛けてコマンド投げを通す、この投げキャラでひたすら投げ倒してくれるわ!!
「よっしゃ、あたしの勝ちだ!」
「何故だ、何故読まれる、私…!」
僅差で負けた。最初は面白い様に決まったんだが、途中から対応されたな…
「お前の考え位読めるっての」
冗談交じりで答えるネル先輩。勝って上機嫌そうだ。
流石にもう練習したキャラは無い。本命の投げキャラで負けたし。でも、勝てないとは思わない。
「次は勝つ!もう1回やりましょうよ!」
要は打撃とのバランスが投げ編重だったのが悪かったんだろ?
次は殴るのも加えて適度に投げてやるとも。
「ハッ!何度でも掛かってこい!」
良し、集中していくぜ!
その後、連戦に次ぐ連戦で気づいたらもう日も暮れようとしている時間になっていた。互いに、いや私だけ指をプラプラと振りながら店を出る。
「今回も私の負けですね…」
「あたしの勝ちだな」
またリベンジに来いよー。
と別れ際に言われたが、暫くは練習が必要かな…今度ゲーム開発部に練習頼みに行くのも良いかも知れない。