ゲヘナのガンマン   作:トニートニー

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林檎は同学年や年下相手だと素に近い喋り方になり、年上や尊敬できる相手だと自分なりに敬語を使おうとして固めな口調になる子です。仲良くなると殆ど素で喋るようになりますが…素で喋るとほぼヘルメット団みたいな口の悪さになります。


ガンマンとクラスメイト

 

なんか連邦生徒会長が失踪したらしい。

 

最近バカ(ヘルメット及びスケバン)共に絡まれる頻度が下がって嬉しいと寂しいが半々なんだがこれってなんちゃらシンドローム?と食堂でクラスメイトと駄弁っているとそんな話が飛び出してきた。

 

「失踪?誘拐でもされたんじゃないの?連邦生徒会長なら幾らでも金出させられるだろうし」

 

「あのバケモン攫える奴が居たら何処でも何でもやり放題になるって」

 

連邦生徒会長ね…会ったことない奴の事はどうでもいいが生徒会長の居なくなった連邦生徒会はどうなんだ?

仮に風紀委員からヒナ先輩が突然消えたらゲヘナのテロリスト予備軍は毎日お祭りタイム確定だが。

 

「そんなにヤバいのか?」

 

「負ける所が想像できない。あのSRTの精鋭相手に訓練とはいえ逃げ切った人だぞ?」

 

SRT特殊学園…連邦生徒会直属のエリートだったか?

各自治体での対処不能案件や他自治区への影響が大きく成りかねない案件などの言わば大型事件に即応する為の戦闘集団。

最新の装備で身を固め、鋼の結束で敵を狩る狼の群。

 

「…でもヒナ先輩ならそんくらい出来そうじゃね?」

 

「…確かに。ま、まぁアタシじゃ何十人集まっても空崎先輩ボコれなくね?そーゆーレベル」

 

「んー…確かにそれだと勝ち目薄すぎるな」

 

ヒナ先輩レベルか…最低でもダメージがもうちょい入るようにならないとキツいな。あの人相手にするなら人数よりも一撃の火力を高めて1人で行ったほうがまだワンチャンスあるかも知れん。

 

「林檎って時々凄い事言うよな…」

 

「?」

 

「いや、何でもない。…んで連邦生徒会長の失踪が原因で生徒会の機能が麻痺、群雄割拠の戦国時代突入ってな具合にD.Uで陣取り合戦してるわけよ」

 

やっばり何処でも変わらないなヘルメット共。D.Uでも縄張り争いしてるのか…いや、狙いは連邦生徒会本部か?

 

「一攫千金狙って本丸落としちまおうって?それこそSRTが出て来たらサクッと片付けておしまいだろ?」

 

「そこまでする前に逃げんじゃね?この流れはもう各自治区まで波及するだろうってニュースで言ってたし」

 

D.Uに集まった仲良しグループが勝った負けたで併呑され続けて気付けば大勢力、此処じゃなくても稼げると気付いたらD.Uに拘らず各地に遠征して似たような事を繰り返すと。

 

「最近ヘルメット共が少なかったのはコレかぁ…」

 

「ドンマイ!少なくとも寂しさの半分は埋まるよ!」

 

「嬉しさの半分が消滅したからプラマイゼロだな」

 

 

風紀委員の仕事が増えそうだ…合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後。

弾倉に残った最後の一発をヘルメットに叩き込んで深くため息を着く。

周りに気絶したのが数人、いずれも同じヘルメットを被っている。

 

「本当に増えてるじゃん…」

 

ここ数日絡まれない日がない。一度絡まれるとお礼参りで確実にもう1回、ちょっとデカいとこだと3回までおかわりが来る。

 

最初はキャッチアンドリリースの精神で迷惑料(有り金全部)貰って放置していたがここまで増えると環境(治安)へ与える悪影響が大き過ぎる。専門業者に引き渡して適切な処置をしてもらった方が良いと判断し、風紀委員に連絡を入れる。

 

「新鮮なヘルメットが襲ってきたから返り討ちにした。適当に縛って置くから回収してくれません?場所は…」

 

後は適当に縛って帰るだけ!ん〜良いことをした後は気分が良い!

ヘルメット貯金箱を割り続けたお陰でそれなりに懐も温かくなったし今夜は久々にラーメンでも食べにいくか〜!

 

 

 




オリ主とモブの会話、キャラ崩壊とか考えなくても良い気楽さでトントン拍子に書けました。
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