RESIDENT EVIL Child of the devil   作:サクラモッチー

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チェルノボグくんの本来の見た目は、人間に寄生する前のシンビオートみたいな感じです。
なので、人間にとっては気持ち悪いと思う感じの見た目なのですが....女王ヒルちゃんやリサからはカッコいい姿だと認識されていて、時々リサちゃんのぬいぐるみ枠として一緒に寝ることもしばしばあります。

何だったら、元がアメーバなので壁の隙間やらダクトやらを通って移動した後に襲撃することも可能です。
なので、妹と共にアンブレラ側にバレることなくアークレイ研究所を占拠したのです。

まさにチートってやつだぁ


とあるB.O.W.の手記4

1989年6月18日

昨日、私の体内で発見したウイルスに早速名前を付けることにした。

我が妹から生まれたウイルスの名が暴君を意味するTyrant(タイラント)ならば、我が体内で生まれたウイルスがアンブレラの恐怖の象徴となって欲しいという願望を込め、私はそのウイルスにBoogeyMan(ブギーマン)ウイルスと名付けた。

まぁ、綴りが長いからとりあえずB・Mウイルスと呼ぶとしよう。

 

このB.M.ウイルスの特徴としては、通常の活性死者よりも強力な活性死者を生み出すだけではなく、クリムゾンヘッドやリッカーのように状況に応じて変異する個体や、ウイルスの影響で特殊な能力(電気操作)を保有する個体が誕生したりと、とにかくTウイルスを上回る程の効果を持っていることが証明された。

だが、まだまだ実験の途中なのでモルモットはまだまだ欲しいがな。

 

そう思って私の助手として働いているタイラントに、バアルに尋ねたところ、だったら自分がアンブレラに潜入してそれっぽい人材を集めてくると宣言した。

....君、周りから優秀だった言われてはいないか?

そりゃまぁ、我が父が生み出した優秀なB.O.W.である私が作った存在なのだから、そうなってもおかしくはないか。

 

と言うわけで、バアルをアンブレラ内部へと送り込むことが決まったわけなのだが....案の定、そのことに対してリサやν−キメラ達が号泣していた。

リサはともかく、まさかν−キメラ達がいつの間にかバアルに懐いていたとはな。

そのことをポロッと呟くと、我が妹から『この場でバアルのスペア云々の話はやめてよ』と釘を刺されたので、この場でその言葉を呟くのはやめにした。

妹達から嫌われるのは私の精神に堪えるからな。

 

そんなことを考えていた時、幹部養成所の警備を行なっていた一匹のアダマスが洋館にやって来たかと思えば、とても面白い情報をもたらしてくれた。

何でも、廃棄場で廃棄されたはずのプロトタイラントを発見したとのことらしく、それを聞いた私の口角は自然と上がっていた。

 

プロトタイラント。

ウィリアム・バーキンが立案した例の計画、【タイラント計画】の試作品のうちの一体にして、失敗作と判断されたB.O.W.。

奴らにとっての廃棄処分は、厄介な生命体を野放しにしているということに何故彼らは気付かないのだろうか?

彼らが馬鹿であることは当の昔に分かりきっていると言うのに....

 

だがまぁ....それを捕獲して改良できれば、中々に面白そうなことになりそうだが.....我が妹がそれをペットとして飼いたいと言っているのは空耳だろうか?

 

P.S.

ν−キメラ達が私のことを社畜と呼んでいた。

失礼だな、私は研究者だぞ?

そう我が妹にボヤいたところ、妹はそりゃそうだと言わんばかりの顔になっていた。

解せぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1998年6月21日

リサがお魚を見たいと言い出したので、研究の息抜きのために研究所内で魚を探すことにした。

アークレイ研究所のデータにそれっぽいものがあったことを思い出した私は、早速そのデータを探し当てて魚を見つけたのだが........研究所内にいた魚は、魚は魚でもサメの方の魚だった。

このサメ、もといこのB.O.W.の正式名称は『ネプチューン』。

兵器としては失敗作であるものの、元々は自己繁殖できるB.O.W.として開発されていたようだ。

 

にしても.....ネプチューンの研究のためとはいえ、研究所内にここまで大きな水槽を作るとはな。

一体、水道代はいくら掛かったのやら。

だが、水生生物を利用したB.O.W.か。

それもそれで面白そうなコンセプトだな。

 

私がそう思っていた時、私はネプチューンに喰われた。

しかし、そもそも私の正体はアメーバなので当然ながら噛み殺すという行為ができるはずもなく、あっという間に私が肉体を制圧したことにより、ネプチューンは生き絶えるのだった。

.....やはり、失敗作は失敗作だったな。

 

なんてことを思いながら、水槽の水を抜いていた時......私が喰われたことに激怒した我が妹とリサが死体蹴りをしていた。

いや、この場合はサメ蹴りか?

ともかく、私が無事であることを確認した二人は嬉しそうに喜んでいた。

 

私としては、久々に運動が出来たから万々歳なのだが....何分、相手が弱かったから歯応えがないな。

今度からは運動も兼ねて幹部養成所と黄道列車の見回りでもするか。

 

P.S.

オイ誰だ、洋館内に毒蛇のB.O.W.を放置した奴は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1998年6月24日

数日前、どっかの阿呆が残した毒蛇のB.O.W.に喰われた。

けれども、私の体内にある始祖ウイルスの毒性の影響なのかは分からないが、その毒蛇のB.O.W.はポックリと死んでしまった。

.....厄介な置き土産を置いて行きやがって!!

おのれアンブレラぁ!!

 

ということはさておき、どうやらこのB.O.W.はアークレイ研究所で飼っていた蛇が脱走した末に感染し、そのままB.O.W.と化した個体のようだ。

ただし、奴の毒は私には効かなかったがな。

 

だが、その数分後.....現場に我が妹とリサ、それからν−キメラ達が来たのは良いものの、あの時のサメの如く死体蹴りをしていた。

....なぁ、そこまでやらなくても良いんじゃないか?

 

まぁ、こうしてネプチューンの死体と毒蛇....もとい、ヨーンの死体を手に入れた私は、早速実験を始めることにした。

実験と言っても、Tウイルスにサメと蛇を遺伝子をそれぞれ組み込むだけだがな。

もちろん、ものは試しで私の体内にいる始祖ウイルスにも投与した。

 

果たして、実験がどうなるのか。

結果が楽しみで仕方ない。

 

P.S.

サメと蛇の死体はリッパー・パンジー・ゴブリンの餌にしてやった。

サメの肉はゴブリンに人気だったが、蛇の肉はリッパーとバンシーに人気だった

.....奴らは意外とグルメなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ノアお兄ちゃん〜」

「ん?何だ?」

 

アークレイ研究所内のとある一室にて、可愛らしい少女は褐色肌と黒髪の男性に向けてそう言った後、彼に向けてニパッと微笑むと....腕に抱きついたかと思えば、恐らくウイルスが入っているであろう容器を見つめながら、その男に向けてこう言った。

 

「何してるの?」

 

その顔には興味津々という感じの表情が映っており、そんな彼女を見たジッと見つめていた男は一言、まるで実の妹を見るかのような愛おしそうな顔でこう言った。

 

「あぁ、これか。これはとても難しい実験でな、もしかすると失敗するかもしれない可能性が非常に高いんだ」

「そうなの?」

 

キョトンとした様子で少女がそう言うと、男は腕に抱きついている少女に対し、頭を優しく撫でるとこう言葉を続けた。

 

「そうだ、だが.....それは言い換えれば、極めて低い確率で成功する可能性もあると言うことだ」

「じゃあ、失敗するかもしれないし、失敗しないかもってこと?」

 

少女の言葉に対し、男はコクリと頷くと....少女はまるで夏休みの自由研究を楽しむかのようなワクワクとした顔になってきた。

ちょうどその時、その部屋に男の妹か入ってきたのだが

 

「お兄ちゃん、パパに対して恩を仇で返したあの二人がU.S.S.を引き連れて幹部養成所に来ているみたい。恐らくはパンツァーのことを調べるつもりよ」

 

彼女がそう言った瞬間、男は険しい顔になった後....すぐさま少女に対して申し訳なさそうな顔になると、こう言った。

 

「すまないな、リサ。これから私とジェイミーは出かけねばならないが....留守番は出来るか?」

「うん、出来るよ!!だってここにはキメラさん達がたくさんいるもん!!」

 

男の言葉に対し、屈託のない笑顔でそう答える少女。

そんな少女を見た男とその妹はニコッと笑うと、少女をギュッと抱きしめた後、その部屋を後にしたのだった。

 

「ジェイミー、リッパーを解放する準備をしろ。念のためにマンティコアもだ」

「分かったわ!!」




【本日のB.O.W.】
B.M.ウイルス
オリ主くんことチェルノボグの体内から発見されたウイルス。
正式名称はBoogeyMan(ブギーマン)ウイルスで、名前の由来はベット下の怪物ことブギーマン。
始祖ウイルス以下、Tウイルス以上の毒素があり、感染すると真っ白な肌が特徴のB.O.W.へと変化する。
例えこのウイルスに感染し、活性死者化したとしても戦闘力的にはTウイルスに感染した活性死者よりも強力であるため、Tウイルス以上の脅威を有している。
感染した個体によっては四肢の数が増えたり、電気を操れるようになったりと、特殊な能力を持つように変異した個体も確認されている。

リッパー
B.M.ウイルスの感染者の成れの果て。
髪の毛が抜け落ち、病的なまでの白い肌と大きく裂けた口に加えて、ナイフのように鋭利な長い爪が特徴で、通常の活性死者よりも強いのが特徴。
ある程度の命令が聞ける程の知能は残っておらず、生物兵器としては落第点とも言える出来栄えなのだとか。

パンジー
B.M.ウイルスに感染し、極限まで空腹状態だったリッパーが変異した姿。
髪の毛が抜け落ち、病的なまでの白い肌と大きく裂けた口に加えて、六本の細長い腕を持っているのが特徴。
これにより、リッカーのように壁を這うことが可能となった。
けれども、リッパーと同様に命令を聞ける程の知能が残ってはいないため、生物兵器としては失敗作らしい。

ゴブリン
B.M.ウイルスに感染し、極限まで満腹状態だったリッパーが変異した姿。
髪の毛が抜け落ち、病的なまでの白い肌と大きく裂けた口に加えて、体が膨れ上がっただけではなく、脳がむき出しになっているのが特徴。
耐久力があるため、壁役の生物兵器としてはまずまずらしい。

ダムピール
B.M.ウイルスに感染した蝙蝠の成れの果て。
二次感染で誕生した蝙蝠型B.O.W.であるバットとは違い、見た目は巨大化した蝙蝠が二足歩行になった姿なのだが、B.O.W.と化したことによって腕力と脚力が強化されているらしい。
また、蝙蝠固有の能力である反響定位も強化されているため、かなり厄介なB.O.W.となっている。
ある程度の知能を有しており、兵器としてはまずまずだが生産コストが掛かるのが難点らしい。

トラロック
B.M.ウイルスに感染した卵子を利用して生み出されたキメラ。
白い甲殻にカブトムシのようなツノが特徴で、電気を操ることも出来る。
天井に張り付くことは出来なくなったものの、代わりに電気を溜め込む性質が加わったため、発電所等の襲撃には最適なB.O.W.へと変異した。
命令を遂行する程の知能はあるらしく、近々生産体制を整えるらしい。

バアル
B.M.ウイルスに感染したことにより、通常のタイラントよりも強力な存在と化したB.O.W.。
見た目は髪の毛も生えいて肌が黒い一般男性のように見えるが、その戦闘力は通常のタイラントを軽く超えるレベル。
知能も人間並みで、会話することも可能。
ただし、ダメージが蓄積されればスーパタイラントになる可能性は少なからずあるらしい。
トラロックと同様に量産体制に入る準備が整えられているとか。
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