チートで男の娘で推しの姿で転生した件   作:天童真影

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第15話炎の巨人

 

アンデットアンラックの戦闘BGM【UNION】が流れる。シズさんが着けている仮面にヒビが入り、そこから赤い光が立ち上る。

 

エレン「シズさん!シズさん!!」

 

サオリ「今かよ………!?」

 

創世之神(コンちゃん)『告。対象の魔力が増大しました。警戒してください。』

 

魔力が増大!?そんな風に驚いていると、赤い光は空へと届き、周囲に黒雲が現れ、太陽の光を遮る。すると、シズさんが少しずつ浮かび上がり、衝撃波がこちらに来る。俺たちは、倒れながらも、シズさんを見上げる。

 

サオリ「皆!大丈夫か!?」

 

カバル「何だよ、これ………!危険手当くらい上乗せしてもらわねぇと………!」

 

ギド「だから、それはフューズの旦那に言うでやんすよ!」

 

エレン「シズさん!シズさん!」

 

エレンがそう叫ぶ中、カバルが何かに気づいた様な反応をする。

 

カバル「シズ……?シズエ・イザワ………!?」

 

エレン「えっ?」

 

ギド「シズエ・イザワって………爆炎の支配者か………!?」

 

エレン「そ、それって、50年くらい前に活躍したって言う、ギルドの英雄よね!?シズさんが………!?」

 

ギド「爆炎の………!?」

 

カバル「くっ………!もう引退してんじゃなかったのか!?」

 

やはり、カイジンが言っていたことは本当だったのか!俺たちは、リグルドとリグルに命令する。

 

リムル「リグルド、リグル!皆を避難させろ。」

 

リグルド「しかし………!」

 

リグル「リムル様………!サオリ様………!」

 

サオリ「このままじゃ、死人が出る!命令だ!大至急!」

 

リグルド「ははっ!承りました!」

 

リグルドとリグルは、ゴブリン達やカイジン達を避難させるために動き出す。すると、シズさんが。

 

シズ「ハナ………レテ………。」

 

エレン達「「!!」」

 

シズ「オサエキレナイ………ワタシカラ………ハナレテ………。」

 

シズさんは、そう言ったのだ。俺とリムルさんは、思念伝達で話し合う。

 

サオリ《リムルさん………どうする?》

 

リムル《何とか、助けられないのか?》

 

サオリ《もしかして、その召喚した男に、呪いを刻まれたんじゃ………。》

 

リムル《なら、どうにか、シズさんを助けないと………!》

 

サオリ《ああ!》

 

 

その為には、シズさんの内部に巣食う、何かを特定しないと………!すると。

 

創世之神(コンちゃん)『告。解析の結果、個体名、シズエ・イザワには、イフリートが同化しており、現在、主導権を取り戻そうと暴走しています。』

 

サオリ《マジか………!?なら、どうにかして、シズさんとイフリートを分離できれば……………!》

 

そうすれば、どうにかなるはず…………!ていうか、いつの間に解析してたのか。すると、創始者が、今度は絶望的な事を言う。

 

創世之神(コンちゃん)『告。個体名、シズエ・イザワからイフリートを分離すると、命の保証はありません。』

 

サオリ《何っ!?》

 

創世之神(コンちゃん)『個体名、シズエ・イザワは、イフリートによって延命されている状態です。イフリートが居なくなれば、個体名、シズエ・イザワの命は、持って一月未満。』

 

エース《そんな………!?》

 

 それでは、シズさんを助けられないのと同義ではないか。

 仮面ライダーという力があるのに、シズさんを助けられないのか………。

 そんな風に打ちひしがれていると。

 

創世之神(コンちゃん)『告。個体名、シズエ・イザワを助ける方法は、一つだけあります。』

 

サオリ《何っ!?》

 

創世之神(コンちゃん)『それは…………。』

 

そう言って、創始者は語った。どうすれば、シズさんを助けられるのかを。俺は、それを聞いて、決意した。絶対にシズさんを助けると。俺は、リムルに思念伝達で伝える。

 

サオリ《リムルさん。シズさんを助ける方法を見つけたぞ!》

 

リムル《でかした!それで、どうすれば良いの?》

 

サオリ《俺がイフリートを抑える!リムルは、イフリートを食らってくれ!》

 

リムル《分かった!》

 

実は、リムルには、シズさんとイフリートを分離した後、どうするのかは、まだ伝えていない。こればっかりは、今説明している余裕がない。何せ、もうシズさんは、限界なのだ。俺は、ビルドドライバーを腰に巻きグリスブリザードナックルを取り出しノースブリザードフルボトルを振る。

 

カバル「何だそれ!?」

 

サオリ「良いから、見てろ。」シャカシャカシャカピキッ!

 

カバルがそう叫ぶ中、俺はそう言って、ノースブリザードフルボトルを振り終わりグリスブリザードナックルに挿入する!ナックルに似た「アイスライドビルダー」が出現する。

 

 

 

 

 

 

 

      ボトルキーン!

 

 

 

 

 

 

 

 

      グリスブリザード!

 

 

 

 

 

 

 

      Are you ready?

 

 

 

 

 

 

 

レバーを回すとナックルに似た「アイスライドビルダー」が出現する

 

 

 

 

 

 

 

サオリ「変身ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

   激凍心火!グリスブリザード!

 

 

 

 

 

 

 

 

   ガキガキガキガキガッキーン!

 

 

 

 

 

 

 

大量の液体窒素のような液体(ヴァリアブルアイス)をぶちまけ、サオリを氷塊状態に。後ろから氷塊をアイスライドビルダーが押し割り、変身が完了する。その姿は肩部の「GBZアイスパックショルダー」は堅牢な可動防壁を形成し、仲間の盾となることが可能で、腕部に搭載された「スノウストームアーモリー」は氷の刃を形成して高速斬撃技を繰り出せる。そして、胸部「ブリザードチェストアーマー」の背面に搭載されたフローターユニットは変身時に使用されたヴァリアブルアイスの噴出を利用した短時間の高速飛行や浮遊が行える。ロボットハーフボディのアーム「デモリションワン」と同型の左手のパワーアーム「GBZデモリションワン」は腕一本であらゆるものを破壊し尽くすことが可能で拘束した相手に冷却粒子を吹き付けて凍結・行動不能にする他、必殺技時には巨大なエネルギーアームを展開し敵を叩き潰す。その時……

 

エレン「えぇぇぇ!?」

 

ギド「サオリの旦那の姿が………!」

 

カバル「変わった…………!?」

 

カバル達は、俺の姿が変わった事に驚いていたが、リムルさんは嵐牙に乗って、俺の隣に来る。

 

グリスブリザード「準備は良いか?」

 

リムル「うん。」

 

グリスブリザード「分離した後の事は、戦いが終わったら話す。今は、イフリートを取り込むのに専念してくれ。」

 

リムル「うん。貴方を信じてる。」

 

グリスブリザード「ああ。だから、俺もお前を信じる!」

 

リムル「うん!シズさん、貴女の呪いは私達が解く。」

 

グリスブリザード「だから、もう少し頑張ってくれ!」

 

シズ「オ………ネ………ガ………イ………。」

 

シズさんは、そう言う。すると、限界が来たのか、シズさんの姿が、イフリートになる。

 

カバル「炎の精霊……イフリート………!」

 

ギド「間違いないでやす。シズさんは……!」

 

エレン「伝説の英雄………爆炎の支配者………!あ、あんなの、どうやっても勝てないんですけど!」

 

ギド「無理でやす………。あっしらはここで、死ぬんでやす………。短い人生だったでやすんね………。」

 

エレン達が弱腰になっている中、イフリートは咆哮して、そこから、精霊の類を召喚して、俺たちの村に火を放っていく。

 

リムル「ちっくしょう………!折角作ったばっかりなのに………!」

 

エレン「いった〜い………!」

 

グリスブリザード「お前ら!早く逃げろ!」

 

カバル「……そんな訳にもいかねぇよ………!」

 

カバルは、そう言って、剣を抜刀する。カバルだけでなく、エレンもギドも、武器を構えていた。

 

カバル「あの人がなんで殺意を剥き出しにしてるのか知らねーが………。」

 

ギド「俺達の仲間でやんすよ。」

 

エレン「ほっとけないわ!」

 

良い仲間じゃないか。俺たちは、身構える。リムルさんが、イフリートに聞く。

 

リムル「念のために聞く、イフリート!貴方に目的はある!?」

 

リムルさんがそう問う中、イフリートは何も答えずに、こちらに向かって攻撃して来る。俺とリムルさんは、ステップでそれを躱す。リムルさんは、反撃で水刃を撃つが、当たる直前で蒸発してしまった。

 

グリスブリザード《マジか……………なあ、創始者さん。イフリートには、どんな攻撃が通用するんだ?》

 

創世之神(コンちゃん)『解。精霊族には、爪や牙などの攻撃は通用しません。有効なのは、魔法攻撃。グリスブリザードの攻撃ならばイフリートにを与えられるかもしれません。』

 

グリスブリザード《分かった。どうにかするか。》

 

俺は、グリスブリザードナックルでイフリートに攻撃していく。

 

グリスブリザード「激情!最強!無限!」カチカチッ!

 

イフリート「グォォォォッ!」

 

どうやら、ある程度は効いているみたいだな。俺とイフリートは、互角に戦っていた。リムルさんは、エレンの魔法を取り込み、取り込んだ魔法を使って、二体のサラマンダーを倒した。だが、一体が自爆をしようとしていた。

 

グリスブリザード「自爆!?」

 

カバル「こいつ、自爆を!?」

 

グリスブリザード「やべぇ!!」

 

まずい!俺はすぐにカバル達の方へと向かう。なんとか自爆寸前に間に合ったみたいだな。レバーを一回回す。

 

 

 

 

 

 

     シングルアイス!

 

 

 

 

 

 

     グレイシャルアタック!バリーン!

 

 

そして、俺は巨大化した左腕のGBZデモリションワンでイフリートを捕縛し、床に叩きつけて握り潰すし撃破する。

 

グリスブリザード「大丈夫か?」

 

カバル「いつの間に……………!?」

 

ギド「イフリートと戦っていたのではなかったでやすか!?」

 

グリスブリザード「大丈夫か!?後は俺たちに任せて、安全な場所に避難してくれ!」

 

エレン「わ、分かったわ!」

 

カバル「頼んだぜ……………!」

 

ギド「お願いしやす!」

 

そう言って、俺はエレン達を避難させてリムルさんと合流する。

 

リムル「サオリ!大丈夫なの!?」

 

グリスブリザード「大丈夫だって!それより今は、イフリートに集中するぞ!」

 

リムル「お、おお!」

 

リムルさんは、嵐牙を避難させていた様だ。俺たちがイフリートと向かい合っていると、イフリートは分身をする。

 

グリスブリザード「分身!?」

 

リムル「私に任せて!水氷大魔散弾アイシクルショット!」

 

リムルさんが魔法を放ち、イフリートの分身はあっという間に消える。

 

グリスブリザード「リムルさん!」

 

リムル「分身は任せろ!お前は本体を動けなくしてくれ!」

 

グリスブリザード「ああ!これが最初の祭りだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

俺は、イフリートに向かっていく。イフリートは咆哮して、俺と応戦する。俺はイフリートを凍らせて捕縛するが俺の足元に魔法陣を出す。

 

グリスブリザード「何っ!?しまっ………………!?」

 

イフリートの魔法が発動して、俺は炎に包まれる。俺は焼けてしまうのを覚悟したが、一向に焼ける気配はない。

 

グリスブリザード《あ、あれ?どういう事?》

 

創世之神(コンちゃん)『……………告。熱変動耐性により、炎の攻撃は自動で無効化されています。』

エース「あ。」

 

 

そういや、そんなのを獲得していたな!創世之神(コンちゃん)、すいません。グリスブリザードの方に夢中になってて、忘れてました!だが、これは使えるな!イフリートは、標的をリムルさんに変えようとしていた。それを見た俺は、口を開く。

 

グリスブリザード「さあ!これが最後の祭りだぁぁぁぁぁ!」

 

 そう言って、二回レバーを回す。

 

 

 

 

 

シングルアイス!

 

 

 

 

 

ツインアイス!

 

 

 

 

 

 

 

グレイシャルフィニッシュ!

 

 

 

 

 

 

 

バキバキバキバキバキーン!

 

 

 

 

 

 

グリスブリザード「ハアッ!」

 

俺は左腕から放つ冷気で相手の足元を凍らせ、動きを封じた状態で飛び蹴りを放ちイフリートにダメージを与える!

 

 

 

グリスブリザード「ハァァ………!ハァァァ!!」

 

リムル「サオリ!」

 

グリスブリザード「ふん!残念だったな!炎の攻撃は、俺には効かない!俺も少し油断してたが、お前も油断したみたいだな。リムルさん!やれ!」

 

リムル「お、おお!」

 

リムルさんは、捕食者を発動して、イフリートを取り込もうとする。俺はすぐに離れる。イフリートは、リムルに飲み込まれていった。イフリートは消えて、その場には、シズさんが転がっていた。俺は一息吐いて、変身解除して、元の姿に戻る。

 

サオリ「ふぅ……………何とかなった。」

 

リムル「サオリ、お疲れさま!」

 

サオリ「ああ。」

 

俺たちはそう話して、シズさんに駆け寄る。すると、シズさんが目を覚まし、俺とリムルさんを見てくる。

 

シズ「ありがとう………スライムさん、サオリさん。」

 

その言葉に、俺とリムルさんは、笑みを浮かべる。こうして、この戦いは、幕を閉じたのだった。一方、リムルさんに取り込まれたイフリートは、暗く何もない空間にいた。そこで炎で脱出を試みるも、ただ遠くまで飛び、消えていくだけだった。すると。

 

ヴェルドラ「観念せよイフリート、貴様にはこの空間を破れん。」

 

ヴェルドラがイフリートに話しかけていた。イフリートは、唖然としながらヴェルドラを見上げていた。

 

ヴェルドラ「貴様の敵う相手ではないわ。リムルとサオリは、我の盟友ぞ。我は、暴風竜、ヴェルドラ・テンペスト。心ゆくまで相手をしてやろう。」

 

イフリートが呆然とする中、ヴェルドラの高笑いが響く。

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