なるほど、リコリス・リコイルの世界か....はぁ!? 作:古明地こいしさん
今日もというか翌日、まだまだ分からない事だらけだ
でも分かることはある。みんな信じすぎじゃない?どこの爆発もガス爆発で処理されてるのは流石に問題あるよ
ガス会社の信頼と信用がダダ落ちなだけじゃん
「なんの用だ智春」
彼女の名前は智春、結風智春。同じ高校二年生だ
「ホントに裕也?なんかこう....前までは怠けさの塊だったのに、今は輝いてるよ?」
「そりゃやりたいこと見つけたからな」
「嘘!?どんなこと?」
「言わない」
ホントこの千束の学生版みたいな性格はと思う
恐らく千束が学校に通ってたらこうなってたんだろうなと思いつつ自分のクラスに入る
「入ってくんな、Bクラスだろ智春は」
「あぅ...もぅ...」
デコピンして突き放す、自分の席に座ると考える、いつから原作が始まるのか、という疑問はもう終わっていた。スマホに明日始動とかいうメールが届いていた。内容まで書いてある、取り引き現場を探し出し会話を録音せよとか無理ゲーを
盗聴器とかそう言った類いは持ってないしできない、ただの一般人からしたら無理がある
だから...
学校が終わると直ぐにリコリコに向かう
「あっ、裕也くん!ちゃんと来てくれたんだ!」
「まぁ1度言った事ですし」
「....」
なんか睨まれてる。俺悪いことしたかな
「敬語、とってほしいな。それと名前も呼び捨てでいいから」
「いやでも...いや、分かったよ。千束...これでいいか」
「よろしい!ささ、どうぞ!」
破天荒なのは同じ...他はなんだろうまぁいいや
「今日来たのは行きたい所があってそこに行く前にって感じの挨拶かな、もう来ない訳じゃないから」
「そっか、水族館とか?」
「一人で行くもんなのか?」
「意外と楽しいよ?」
そういや年パス持ってたな、千束は
昨日と同じ物を頼んで食べ飲むと他愛もない話をして....会計を済ませる
「それじゃ、また来るよ...生きてたらだけど」
「うん!」
外に出るとリコリコの前に智春が立っていた
「...着いてきたのか」
「ふーん?さっきの店員さんに会うために活き活きしてたんだ?」
「違う」
歩きながら地図を開く、確か廃ビルだったからちゃんとした名前はないと思う
徒歩だから遠い場所に向かうことになるが
「家、反対なんじゃ」
「やることがあるからな」
「...ねぇ、それって学業よりも優先することなの?」
「ま、生きるためには優先することかな、後から知ったり関わったら寝覚めが悪いから」
言ってる意味が分からないのだろう、それでいい。この件には関わらない方がいい
ビルの名前ぐらいテレビで出てたって良かったのに
いや、出てたら取り引き現場として選ばれないか
「このビル...かな...で、智春はホントに着いてきて...どうするんだ?」
「それは帰るまで着いてくよ?」
あっそと言うとビル内に入りひとつひとつの部屋から写真を撮るポーズをしていると
「写真撮るの?」
「いんや、どの角度から撮られた写真になっててどの部屋か割り出すつもり...って何言わせんだ!」
つい口を滑らせてしまった。これからは無視して進めよう
部屋は3つ、6階の3つのどれかなんだが
「帰らない?」
「明日は学校行くつもりないから帰らん」
「お風呂ぉ...」
もう電車もない、タクシーぐらいなら拾えるだろうが
智春は寝たのでバレないような所に持っていった。俺は見張りでずっと起きてた。たまに確認のために抜き足差し足忍び足で見に行ったりはしていた。そして車の音、朝早い7時くらいか?スマホは部屋に置いてきてるので分からない
スマホは録音モードでずっと放置してるし、智春を放っていくのはできないのだが確認のためだと自分に言い聞かせてゆっくりと歩く、口を隠した輩、まぁ当たりなんだろうがなんなんだろう、あのメールは
「ここから...だよな」
正直死地に行くようなもんだ。メタルギアやるんじゃないんだし
なお格闘も麻酔銃も無い
「...大丈夫か?」
予め用意しておいた侵入経路を使ってスムーズに進む。先に来といて良かった
外側に設置しておいたスマホを回収するとそのままトンズラした
「智春、智春」
「んん...らめだよぅ...こんな明るいのに...」
「いや知らんがな、帰るぞ」
「Zzz」
ね、寝た...仕方ないとおぶって遠くまで移動する。
「ここまで...来りゃ大丈夫だろ...」
と、肩で息をしながらゆっくりと帰る。人通りもあるしバレない....と、思ってる
千束side
「この写真以外、他にアップロードとかはしてないんですか?」
「ううん...あぁ、でも動画なら個人的に撮ってるわ」
もしかしたら取り引きの状況が、動いてる状況が見れるかもと私は聞いてみたが...そこに映ってたのはまさかの人物だった
「...裕也くん?」
「千束さん?」
「あ、ううん。はい、ありがとうございます」
裕也くん...なんで君があの場所に?
なおその心配の種である裕也は
死んだように寝ていた