【完結】最終戦国武闘伝 〜バイオレット・ダークネス〜 作:無敵ざかり
拙者、ボルラブザーク・紫電・ドラゴン! どこにでもいる普通の超獣!
「紫電、動くな」
後ろから聞こえてきたこの声の主は……ロマノフ!
「えっロマノフ……なんで?」
「いいからじっとしていろ」
イケメン騎士皇ロマノフの顔が近くて……拙者、ドキドキしちゃうよ……
「肩にシデン・レジェンドがついてたぞ。おっちょこちょいめ」
わー……! 拙者のバカバカ!マヌケドラゴン! あのロマノフの手を煩わせるなんて!
「ちょっとちょっと……距離近いんじゃないですか? いくらロマノフ様でも見過ごせませんね……
ちょっと危険な香りのするイケメン騎士のシーザー君……!?
「離れてくださいよ、紫電から」
「紫電がお前のだと? 面白い冗談だ、シーザーよ、紫電は我のものに決まっているだろう」
ロ、ロマノフが……拙者の肩に手を……! うぅ〜! 本当に近いよ……!
「ロマノフ様はそう思ってても、紫電はどう思ってますかね? 紫電はこのシーザーのもの……そう思ってるんじゃないですか?」
「シーザーよ、同じ冗談は言いすぎると面白さを損なうぞ? だいたい、紫電を所有物のように扱うかのような発言はどうかと思うぞ?」
「言葉のあやってやつですよ、物扱いしてるわけじゃありません。だいたい、ロマノフ様だって、紫電は自分のものだって言ったじゃないですか」
「言葉のあやと言うやつだ」
「ふふ、そうですか……さて、冗談かどうかは……紫電に決めてもらいましょうか」
シ、シーザー君……決めるって一体!?
「紫電、お前は我とシーザー」
「「どっちを選ぶ?」」
どっちかを選ぶなんて……
「拙者には出来ないよ……そんなこと……」
「フン、ならば戦いで決めるとするか、シーザー」
戦い……!?
「戦いと言うと、ひょっとして……」
「そう、
「優勝者が紫電と付き合うって事っすかね……いいんですか? ロマノフ様、まさか、私に勝てるとでも?」
「この
ふたりとも……すっごくギラギラバチバチしてる……!
「やめてふたりとも……拙者のために争わないで!」
拙者はそんなの望んでないよ……!
紫電の涙が頬を伝い、地面に落ち弾ける。
静寂。
「紫電……」
「紫電を泣かせるなんて……罪深いですね、私たち。ロマノフ様……早く私たちの戦いに決着をつけましょう。紫電、君に涙は似合わない」
「シーザー君……」
「フン……我は負けんぞ、シーザー」
「決勝で会いましょう、ロマノフ様」
そして、
「ついに
「紫電センパイと付き合うのはこのバルキリー・
「バカ言うなッピ! 紫電と付き合うのはこの
「何をごちゃごちゃと……紫電と付き合うのは我……ラブメテウス・武者・ドラゴンのみよ」
「大和・
「優勝するのはロ
「ロレンツォ様! 紫電と交際するのはこのアヴァ
「
「サムライも負けてないよ。誰が
「全く分かってないねえ……紫電にふさわしいのは俺、ラブシャック・
「いいや、紫電に相応しいのはこの私、恋愛帝ラヴェロスⅠ世だ!」
「二人とも誰!?」
そして…………
ロマノフとシーザーは決勝より早く激突することとなった!
「魔弾ラブ・ストライク」
ロマノフがシーザーに向けて魔弾を発射しようとする。
「クッ……」
「とどめだ!」
ロマノフの魔弾が、シーザーに向けて放たれた!
「まだまだぁぁ!」
シーザーは渾身の力を込めて魔弾を放つ。
二人の魔弾が激突し、かき消し合う!
「その程度ですか……完全な恋愛とは何か、教えましょう!」
突如として、不滅の
「ギャ、ギャラクシー!? 参加してたの!?」
「ええ。紫電よ、今こそ私と……一つに!」
二人の体が、ひとつになっていく。
「こ、これは……!? 拙者とギャラクシーの体が……! 融合した!?」
「これが完全なるカップル、シデン♡ギャラクシーです!」
完全なるカップル……!? ギャラクシー、どういうことなの……!?
「何……だと……この我を差し置いて……紫電と一つになっただと……!?」
「まさか……私を差し置いて一つになるなんて……こいつは驚きってやつですね、ロマノフ様?」
「シーザー…………一時休戦だ。紫電を取り返すため、力を貸せ」
ロマノフ!?
「言われなくても分かってますよ。ロマノフ様こそ、足引っ張んないでくださいね」
こんな形で……二人が協力するなんて!
「さぁ、かかってきなさい! 闇の騎士達よ!」
「「行くぞパーフェクト・ギャラクシー! ハアアァァァァッ!」」
「ユキムラ……私も妙な夢を見た……」
「サルトビもか……」