【完結】最終戦国武闘伝 〜バイオレット・ダークネス〜 作:無敵ざかり
「第百回・戦国武闘会、チーム戦! サムライチームとナイトチームが今日ここに激突するッ!」
実況者の《ミラクル・ショー》の声が闘技場に轟く。
「まずはチームリーダー! ボルバルザーク・紫電・ドラゴン選手の登場だ!」
観客席から手を振るファンに向かって、紫電が剣舞のサービスで応える。
「そして……一体何者なんだ! 火と光の力を持つ謎のナイトとサムライ……《天雷騎聖シャルル公》選手と、《バルック・紫幻》選手の登場だァ!」
魔銃を手にした竜の精霊と、魔道具を装備した虹色の火の鳥が入場する。
「火文明の騎士だと……!さらに、ナイトでありながらサムライと組むとは……!」
「天雷はまたあのような者を引き入れて……」
「光のサムライか」
「少し珍しいな」
観客席のナイトやサムライが、思い思いの言葉を口にする。
「皆様、お待たせしました! 不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー選手が登場ッ! これで! チーム 《シデン・ギャラクシー》が勢揃いだァァーッ!!」
火と光の超獣によって構成されたチームメンバーが、陣を組むように並んだ。
反対側の入場ゲートが開く。
「次はチームナイツの入場だ! まずはチームリーダー! 暴虐?違うな、これが正義だ! 魔光死聖グレゴリアス選手の登場だ!」
「殲滅! 蹂躙! 我らが進む道こそが、正義なのだ!」
「続いて! 天魔を繋ぐは、我らが魔光! 魔光王機デ・アシス公選手の登場だ!」
「我らに歯向かうと言うのなら、相手になろう! 我が魔銃の
「魔弾の再利用も! 魔道具の無力化も朝飯前! 天雷の聖霊ユリウスの登場だーッ!」
「騎士の魂を、力を見せてやろう!」
ユリウスは、今度こそサムライには負けんと息巻いていた。
「な、なな、なーんと! 来たる自分の試合に
「…………」
グレイテスト・シーザーは何も言わない。何も語らない。
水文明から提供され、会場に設置された超大型モニターに映像が映し出される。
VSの二文字を中心に、画面の片方に紫電チームが、もう片方にナイトチームの写真が映された。
チーム シデン・ギャラクシーの面々の写真は左端から……
バルック・紫幻
天雷騎聖シャルル公
不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー
ボルバルザーク・紫電・ドラゴン
チームナイツの面々の写真は右端から……
魔光王機デ・アシス公
天雷の聖霊ユリウス
魔光死聖グレゴリアス
という形で並ぶ。
どちらもリーダーの姿は一際大きく映され、VSの二文字を挟んでリーダー同士が睨み合うような構図になっていた。
「シャルル公よ。私は貴殿のことを知らないが、天雷の者なのだろう? 天雷の騎士ともあろう者が、我らナイトと戦うというのか?」
ユリウスがシャルルに問いかける。
「勿論。私はチーム 《シデン・ギャラクシー》の一員であるからな」
「……ならば、汝を裁く!」
ユリウスは正義感の強い超獣だった。
ナイトがサムライに味方する? そんな裏切りは許されない。裁かなければならない。そう思っていた。
「各選手、準備はよろしいですか!?」
「ああ!」
「当然だ!」
ミラクル・ショーの言葉に、紫電とグレゴリアスが答えた。
「それでは参りましょう! みなさん、ご一緒にカウントダウンを!」
「10!!」
「「「10!!」」」
「9!!」
「「「9!!」」」
実況の《ミラクル・ショー》に続いて、観客がカウントダウンの数字を叫ぶ。
「3!!」
「「「3!!」」」
「2!!」
「「「2!!」」」
戦国武闘会で行われる戦いは個人的に行われる果たし合いや決闘とは異なる、試合という形式を持つ戦いである。
ゆえに、いつしか《デュエル・マッチ》――略して《デュエマ》と呼ばれるようになっていた。
「1!!」
「「「1!!」」」
「Ready…………デュエマ・スタートォォーー!!」
「「「ワアアァァーッ!!」」」
《ミラクル・ショー》の試合開始の合図に続いて、観客の歓声が響き渡った。
「ゆくぞ!」
走り出したユリウスを、地中に仕掛けられたサムライチームの罠《地獄スクラッパー 〜サムライ仕様〜》が突如上方へと飛び出し捉える。
「うおおおおっ!」
突然の事態に、ユリウスが貴族らしくない声をあげる。
地獄スクラッパー。
それは万力によって超獣の体を押し潰し砕く反撃装置である。
だが、万力は聖霊の体を打ち砕かなかった。
人が踏み潰せるものに限度があるように、スクラッパーが潰せるものにもまた限度がある。
ユリウスの体は、その万力に潰されるようなものではなかった。
「あいつが踏んだか……少しの間の足止めにしかならんな」
シャルル公がそう呟いた。
今度はナイトチームの番だった。障害物として用意された背の高い草葉の陰から、青い闇の茨"魔弾 デュアル・ザンジバル"が飛び出した。
茨は紫電とシャルル公の体を捕らえ、絡みついく。
「ややまずいな……」
「少し油断したか!」
茨を振りほどきはしたが、力を吸われ、一時的に衰弱し弱体化した紫電とシャルルに狙いを定めたグレゴリアスが飛びかかり、弾丸を放った。
硬い金属同士がぶつかる音がした。
「させませんよ」
紫電達とグレゴリアスの間にギャラクシーが割って入り、二人を守っていた。
「くっ……邪魔をするな!」
「二人の力が回復するまで、時間を稼がせてもらう! この騎士の相手は私に任せてください!」
「助かった! 感謝するぞギャラクシー!」
「お言葉に甘えよう」
紫電とシャルル公は、その場をギャラクシーに任せ、力を回復させるためにそれぞれ別方向へと離れていく。固まっていては狙われた時に一網打尽にされてしまうからだ。
「おのれサムライ共めっ! あんなふざけた装置で私の体を拘束しおって!」
地獄スクラッパーから抜け出したユリウスが、バルック・紫幻に向けて魔弾を連射する。
ナイトが魔弾を撃つ時、聖なる翼がその魔銃より吹き上がる。
翼は細かく散り、羽となり、地に落ちていく。その光景が、試合を美しく彩り、盛り上げる。
バルックは飛び回って魔弾を回避した。
魔弾が地面に着弾し、次々に爆発する。
その時、グレイテスト・シーザーは魔銃を奇妙な形状の剣へと変形させ、強力な斬撃を繰り出した。ビームのように飛んでくる斬撃を間一髪で回避したバルック。
「……これは!」
バルックが何かに気づいた。
「……そうか!!」
シャルルⅠ世も突然叫んだ。
「まずい……まずいまずいぞ! バルック!! 今やるぞ!!」
「……!! 了解でち!」
バルック・紫幻は飛び上がり、ギャラクシーの元へ向かう。
一方、グレイテスト・シーザーは巨大な魔銃を構え、魔弾を撃ち出す。一発、二発……
それらは地面や、闘技場の観客を守る防壁に激突した。
「おい! どこを狙っている!」
グレゴリアスが叫んだ。
「…………」
グレイテスト・シーザーは何も言わない。
「あれに当たったらまずいな……命中精度は低いようだが、気をつけなくては……」
シャルル公は周囲に気を配りながら紫電の元へ向かっていた。
「紫電!」
紫電のそばにたどり着いたシャルルが、再び叫ぶ。
「どうした! 拙者に何用か!」
衰弱した体にマナをたくわえ、力を回復させようとしている紫電が答えた。
「グレイテスト・シーザーのあの剣! あれは極神戦争で暗黒凰が振るったものに酷似している! 闇文明が再び、世界に戦乱を巻き起こそうとしているのかもしれない!」
グレイテスト・シーザーが魔弾を連射し、次々と巻き起こる爆発音に妨げられ、チーム《シデン・ギャラクシー》の面々の声は観客にも、《チームナイツ》にも聞こえていない。
「な……なんだ、どういう事だ」
「ダーク・カイザーとは……すなわちそういう意味だったのだ! もっと早く気づくべきだったのだ! ヒントは既に出されていたと言うのに!」
「何の話をしているんだ……!?」
シャルルは狼狽し、紫電は混乱する。
「シャルル!」
バルック・紫幻がギャラクシーを引き連れてシャルルの元へやってくる。
「おい! 私達にも魔弾が飛んできているじゃないか! やめろ!」
グレゴリアス達はグレイテスト・シーザーの魔弾に翻弄され、チーム 《シデン・ギャラクシー》の面々から目を離していた。
「ウ……ググ……タオス……ホロボス……」
グレイテスト・シーザーは正気ではなさそうだった。一体、その身に何が起こっているのか。
「お前たちにここで負けてもらう訳には行かない! 最強最悪の魔弾を止められるのは、お前達ぐらいしかいないのだ! いいか紫電、ギャラクシー! よく聞いてくれ、時間が無い! 今から私達の力で二人を融合させる!」
ボルシャリオは右手の上に火のマナ、左手の上に光のマナの光球を輝かせながら言った。どんどん光球が大きくなっていく。
「融合!?」
紫電は大きく驚く。融合というのは、歴史の中でしか語られない、伝説の現象だったからだ。
「そんなことができるというのですか……!?」
「できるからやるんでちよ!」
ギャラクシーの問いかけに、バルック・紫幻もまた、光球を輝かせながら、イマイチ答えになっていない返答をする。
「できるさ! 天雷騎聖シャルル公およびバルック紫幻とは世を忍ぶ仮の姿……私たちの本来の名は、聖霊竜騎ボルシャリオと、翔天幻風ラルック! 私たちこそが、ボルメテウス・武者・ドラゴンと龍聖霊ウルフェウスを融合させ……極神戦争を集結させて世界を救った、あの《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》を生み出したのだからな! お前達を……私達が超聖竜にする!」
「おい! しっかりしろ!」
グレゴリアスがグレイテスト・シーザーに呼びかける。
「……はっ! 私は……何を……」
グレイテスト・シーザーが当たりを見回し、ようやく魔弾の連射が止む。
「ようやく正気に戻ったか! 奴らを狙え! 撃て! 攻撃力がいちばん高いのはお前なんだからな!」
「…………ああ……分かった……」
グレイテスト・シーザーが魔銃を構え、その先端にエネルギーが集まっていく。
「盛大な一撃を食らわせてやれ!」
グレゴリアスが叫ぶ。
そして、引き金を引くと……魔銃の先から、膨大なエネルギーが放たれた。それは一直線にチーム 《シデン・ギャラクシー》に向かっていく。
そして着弾し、大爆発。凄まじい爆風を引き起こした。
「いいぞ! これで勝利は我らのものだ!」
爆風によって土煙が巻き上げられて煙幕となり、観客の視界も、チームナイツの視界も遮られていたが、グレゴリアスは勝利を確信していた。
「……少し……やりすぎたか……」
グレイテスト・シーザーが覇気のない声でつぶやく。
「きょ……強烈な攻撃だァーッ! チーム、《シデン・ギャラクシー》の命運やいかに! ここで敗退となってしまうのかァーッ!?」
ミラクル・ショーの実況が炸裂する。
観客席のサムライや、チーム 《シデン・ギャラクシー》を応援する超獣達は、ほぼ皆諦めていた。
あんな攻撃を食らったら、もう立ち上がれないに違いない。超獣達はそう考えていた。
座席から立ち上がり、階段を登って闘技場を後にしようとする超獣達もいた。
そう……勝敗はもう、この時既に、決まっていたのだ。
瞬間――
鮮烈な閃光が煙幕を切り裂いた。
「何!?」
チームナイツから声が上がった。
グレイテスト・シーザーが下ろしていた武器を構える。
周囲に炎が吹き荒れ始める。
「こ……これはまさか……!!」
実況の声にもより力が入った。
火炎の竜巻の中に、眼光と思わしき二つの金色の輝きが見える。
炎が上昇気流を作り、土煙を上空へと巻き上げていく。
赤と青の斬撃の剣舞が咲き乱れる。
炎が土煙を完全に吹き飛ばすと、そこには赤と青の謎の竜がいた。
「私はもう無理だ……後は頼んだぞ」
「僕もでち……」
エネルギーを使い果たしたボルシャリオとラルックが力尽き、気を失うように倒れ込む。
「この姿はすごいな。あんな攻撃を防げるとは。そして腕が急に増えたら、動かすのが難しいかと思ったが、四本の腕で剣を振るうのも存外難しくない」
謎の竜は穏やかに語る。
「き……貴様は一体何者だ……!」
「紫電とギャラクシーはどこへ行った……!」
デ・アシス公とグレゴリアスが問い詰める。突如現れた謎の竜の存在に、チームナイツの中で混乱が
観客席の超獣達も、まだ何が起こったか呑み込めず、ある者はざわつき、ある者はフリーズしていた。闘技場を後にしようとしていた超獣達も振り返り、足を止めて見ていた。
ある種の異様な空気感が漂っていた。
嵐の前の静けさのような、伝説が始まる前夜のような……喜怒哀楽すべてをないまぜにしたかのような焦燥感と緊張感が、超獣達を襲っていた。
「いるさ、ここにな」
謎の竜が自分を指差して答える。
「な……」
「紫電。この姿はかなり不安定です。よって私は、意識と神経のほぼ全てをこの姿を維持するために使う必要があるでしょう。あなたから見て私は眠っているような状態になります。任せていいですね? チャンピオン」
ギャラクシーは紫電の強さを身をもって知っている。故に、信頼していた。そう……勝敗は既に、決まっていた。
「簡単に言ってくれるな。それに、お前とてチャンピオンだろう」
紫電は軽口を叩く。だが、真剣そのものだった。融合によって高まった力に、ワクワクが止まらず、全身全霊で力と向き合っていた。
「質問に答えろ! 貴様は一体何者だ! 乱入者か!?」
グレゴリアスはなおも問い詰める。
「乱入者ではない。紫電とギャラクシーが融合した存在だ。そうだな……優勝者同士の融合……チャンピオン同士の合体だから……そう。拙者は……あ、いや……我らは、
赤と青の竜、シデン・ギャラクシーが腕と剣を振りかざし、高らかに名乗りを上げた。
「ちょ……超聖竜だーーッ! 戦国の世に、超聖竜が降臨したァーーッッ!!」
実況の《ミラクル・ショー》の声を皮切りに、観客席のサムライと、チーム 《シデン・ギャラクシー》を応援する超獣達の緊張は解き放たれ、熱狂が頂点に達する。
そして、彼らに特段肩入れしていない超獣達も盛り上がっていた。かつて世界を救った者と同格の存在がサプライズで現れたのだから、無理もない。
反対に、ナイトと、チームナイツを応援する超獣達は不安げにどよめいていた。
今ここに……そう、今ここに……
戦国武闘会の覇者が手を取り合い、最強のサムライが今ここに誕生した!
「いざ……参る!」
シデンとチームナイツが睨み合い、互いに武器を向けあった。
「サムライのくせにそのような美しい姿……許されることではないぞ!」
ユリウスが、けなしているのか褒めているのかよく分からない言葉を吐く。
「相手はたった一人。一斉攻撃で潰すのだ!」
グレゴリアスのその言葉を皮切りに、チームナイツの面々が握る魔銃の銃口から次々と魔弾が放たれる。
シデンはチームナイツに突撃しながら魔弾を二本の腕の剣で弾いて防ぐ。
同時に、もう二本の腕に握った剣で攻撃に出た。
「決意をこの刃に! シデン・双竜ざ……いや、違うか。今、この技は、こう呼ぼう。銀河・弐連斬!」
シデン・ギャラクシーの剣が標的を捕える。
その斬撃のリーチは紫電・ドラゴンのそれのおよそ1.5倍。
破壊力に至っては、2倍以上。
そして、紫電・ドラゴンの剣は2本なのに対して、シデン・ギャラクシーの剣は4本。
攻撃力も防御力も、格段に向上しているのが分かるだろうか。
「ぐああぁぁっ……!」
「ぐおわあぁっ……!」
「戦闘……不能……」
グレゴリアス、ユリウス、デ・アシス公の順に、ナイトが一人、また一人と、シデンの前に敗れていく。
気づけばその場に立っているナイトは、グレイテスト・シーザーただ一人だけ。
その手に握られた魔銃が、シデン・ギャラクシーへ向けて魔弾を連射する。
シデン・ギャラクシーはそれを難なく弾く。
弾かれた魔弾が地面に着弾し、爆発する。
グレイテスト・シーザーは天高く吼えると、続けざまに魔弾とは異なる攻撃に出た。
「ま……まさか……まさかあれは……」
「何か知っているのか?」
「ああ……間違いねえ! 俺達のご先祖様は"あれ"にやられたんだ!」
観客席にいた獣人"ビーストフォーク"の集団の中で、牛型の獣人が一番に口を開き、虎型の獣人が確信して叫ぶ。
伝説の中の存在だった"あれ"を目にした獣人達は恐怖し、シデンの身を案じる。
その集団はサムライに肩入れしている訳では無いが、"あれ"への恐怖が、獣人達にそうさせた。
古来より数え切れないほどの超獣を葬ってきた無数の悪魔の手"デーモン・ハンド"がグレイテスト・シーザーによって放たれ、シデンに迫る。
シデン・ギャラクシーは、おびただしい数の手に飲み込まれた。
観客の目に映るのは、無数の闇の手だけ。
さっきまで盛り上がっていたサムライ寄りの観客達と、盛り下がっていたナイト寄りの観客達の反応が逆転する。
観客席のサムライ達が意気消沈し、ナイト達が勝利を確信する。
「終わったな。シデン・ギャラクシー。あの攻撃から生きて帰れる奴はいない」
「そう! だからこそ……優勝はナイトのものなのだァ! ギャーハハハハハハハァ!」
観客席でナイトの名門・邪眼家の貴族《邪眼皇アレクサンドルⅢ世》がつぶやき、《邪眼皇弟アウグストⅢ世》が騒ぐ。
終わった――皆がそう確信した。
会場に光が指す。
天からではなく、会場の中心から。
闇の悪魔の手の群れの中から。
「パーフェクト・フォース!!」
闇の手が朽ち果てるように消滅していく。
中から現れたシデン・ギャラクシーは全くの無傷だった。
再び反応が逆転する。
輝きを増す光が会場のサムライの魂に火を灯し、ナイトの心を焼く。
グレイテスト・シーザーが、喉を枯らすような咆哮をあげた。
その濁りきった目が、
魔銃を剣に変形させ、斬りかかるグレイテスト・シーザー。
シデン・ギャラクシーの剣も一閃する。
勝敗はもう、既に決まっていた。シデン・ギャラクシーが誕生してしまった時点で。
膝を着いたのは、グレイテスト・シーザーだった。
「決まったァァーッ!! 勝者は……チーム 《シデン・ギャラクシー》だァァーーッッ!!」
《ミラクル・ショー》が熱叫する。
大型モニターにWINという文字と共にチーム 《シデン・ギャラクシー》の姿が映し出され、観客席からサムライを中心に数多くの超獣の歓声が上がる。
「チーム 《シデン・ギャラクシー》が勝利したことにより、ボルバルザーク・紫電・ドラゴン選手が次の試合に進みます!」
融合の解けた紫電とギャラクシーは、お互いを
「そして!
この日、一つの伝説が始まった。
そう、これはまだ、始まりに過ぎない。
次回予告
「ようこそ、ロレンツォ様」
氷牙ネオングライド公がロレンツォを出迎える!
「なにせ俺、"スナイパー"だからさぁ」
アクア・スナイパーはナイトに対抗意識を燃やしていた!
「グレイテスト・シーザーは《シデン・ギャラクシー》に敗れた……だが」
グレイテスト・シーザーの底は、まだ知れていなかった!
「やっぱり爆獣お嬢様部だろ」
爆獣お嬢様部とは!?
次回、《騎士達、それぞれの会合》
「次こそは終わりだぞ。シデン・ギャラクシー」