【完結】最終戦国武闘伝 〜バイオレット・ダークネス〜   作:無敵ざかり

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第三節 騎士達、それぞれの会合

水のナイトの派閥、氷牙の城にて。

 

光のナイトの派閥、天雷家より客人として訪れた《天雷の龍聖ロレンツォIV世》は周囲を見回していた。

 

氷牙が魔光に圧力をかけられて水流の極魔弾を解放したという噂は本当なのか。それを確かめるために、ロレンツォは氷牙の城を訪れたのだった。

 

「ネオングライド。ネオングライド」

 

ロレンツォはネオングライドなる超獣に呼びかけるが、返事はない。

 

「……いないのか?」

 

「おっと!」

 

それは突然のことだった。

 

氷牙のナイト《アクア・スナイパー公》の鎌のような湾曲した水の刃が、背後からロレンツォの首元に突きつけられた。

 

「それ以上動かないで貰えますかねぇ?」

 

「……これはどういう事かな?」

 

ロレンツォは平静を崩さず質問する。

 

「あなたは水の中にいる。あなたに水が襲いかかる。もし、妙な真似をすれば……って事ですよ」

 

「スナイパーさん、大丈夫。その人は私達の客人だ」

 

「おっと……この御仁(ごじん)がそうなのかい?」

 

柱の影から現れた氷牙ネオングライド公の声に、アクア・スナイパー公が手を下ろした。

「確かに、聞いてた特徴とは一致してるな……じゃあ名前は、ロレンツォ様?」

 

ロレンツォは小さく頷いた。

 

「ようこそ、ロレンツォ様」

 

ネオングライド公は両手を広げてロレンツォの来訪を歓迎した。

 

「ネオングライド、どういうつもりかな?」

 

ロレンツォはネオングライド公が隠れていたことと、アクア・スナイパー公が自分を攻撃しようとした事に不服そうに、しかし静かに問いただす。

 

「どういうつもりはこちらのセリフさ。不用心だよ。ロレンツォ様。信用しすぎじゃないかい? もし罠だったら、どうするつもりだったんだい?」

 

「貴君が私を裏切る理由があるとでも?」

 

ロレンツォは曇りなき(まなこ)で聞いた。

 

「……無いけど、無いけどさ。だいたい、私なんかにこんな生意気な口聞かせていいのかい? もっと身分差に見合った喋り方をさせた方が、良いのではありませんか? このように」

 

「よしてくれ。貴君と私は、友人ではないか。気楽な喋り方で良い。そして、貴君が私を裏切る理由などない」

 

「……じゃあ、もし私が偽物だったら? 偽物の私が君を呼び出して、スナイパーさんを脅して君を襲うように命令していたとしたら?」

 

ネオングライド公は仮定の話を持ち出す。

 

「俺を脅す? どうやってよ?」

 

アクア・スナイパー公は話に茶々を入れる。

 

「ええと……うーんと……スナイパーさん、そういうのは今はいいんです」

 

ネオングライド公は頭を押さえてから、アクア・スナイパー公をやんわりとたしなめる。

 

「いいのぉ?」

 

「いいんです」

 

「いいのかぁ」

 

「偽物ごときでは、ネオングライドの、貴君の姿は真似できても、技までは真似できないだろう。偽物ごときに私は負けん。心配はいらんよ」

 

しばしの沈黙。

 

城の外では、清流が美しく流れ、滝が絶えず流れ落ちている。

 

「じゃあここはひとつ、俺の経歴紹介でも。色々あったよ〜俺のヒストリー。グランド・デビルの元に居たこともあったなぁ。アルフェラスって奴とダブルスナイパーやったりさぁ。あっそういえば、あの頃はまだ、マクシミリアンは王様じゃなかったなぁ〜。いや、そう、なにせ俺、"スナイパー"だからさぁ。射撃はお手の物って訳よ。」

 

アクア・スナイパー公は沈黙を好まない性格だった。戦闘時を除いては。

 

「ま、黙ってらんなかったんだよね。この"スナイパー"を差し置いて、ナイト達が射撃の名手とか言ったり? 言われたりしてるのがさ。接近戦は鎌で、遠距離なら射撃で。俺に隙はないよ? でもロレンツォ様には特別に教えるんだけど……いちいち腕を変形させなきゃならんのがネックなんだよ。内緒だよん。誰にもバレちゃいけない秘密だからね」

 

長ったらしいアクア・スナイパー公の話に対し、ネオングライド公がピシャリと言う。

 

「スナイパーさんの試合を見たことがあれば、誰でも知ってますよ、それは」

 

「えーっ! スナイパー、ショック!」

 

アクア・スナイパー公は全身を使っておどけてみせる。

 

「話をしてもいいかな?」

 

ロレンツォが割って入る。

 

「貴君は自然文明や火文明とも繋がりを持っているだろう?」

 

「自然と火……? ああ、ラルゴバニスとボルパンサーの事かな。あの二人と繋がりがあるだけで、文明と繋がりがあるってわけじゃあないが……それがどうかしたのかい?」

 

「それでも、他文明であることに違いはない。私は君以外には光文明との繋がりしか持っていないからね。貴君の事を羨ましく思い、同時に尊敬している。君は、極神の時代を生き、極神戦争をも生き抜いてきた。身分差があるとしても、そのような偉業を成し遂げた君と、対等な言葉で話したいというのは、おかしなことではないだろう?」

 

ロレンツォはネオングライド公を真に羨ましく思い、真に尊敬していた。

 

同時に、最近、火文明の竜でもある聖霊を一人、仲間に入れはしたがな。とも思いながら。

 

「なるほど……だからこんな生意気な口を聞かせてるってわけか」

 

「別に、生意気とも思わんが」

 

「俺とは? ロレンツォさん俺とは繋がってないの? 俺泣いちゃう……」

 

アクア・スナイパー公はなおもおどけてみせる。

 

「スナイパーさん」

 

「何?」

 

「……いや、何でも」

 

ネオングライド公は押すのをやめて引いた。

 

「ありゃー。スルーされちった。ロレンツォさん、今のツッコミ所だよね?」

 

アクア・スナイパー公は頭をかきながらロレンツォに聞いた。

 

「ツッコミ……?」

 

ロレンツォは知らない単語を聞いた時の反応をしていた。

 

「え? 知らんの?」

 

「光文明は今の水文明ほど娯楽が発展してないんだよ。スナイパーさん。エンタメ系やコメディ系はね」

 

「あれ、そうなんだ。俺、水文明生まれでよかった〜。娯楽のない文明で過ごしたら、死んじゃうよ俺。って、昔は水文明も娯楽発達してなかったんですけどー!」

 

アクア・スナイパー公はそう言いながら独特なポーズを取ってみせた。

 

ロレンツォはその意味が分からないし、ネオングライドは、アクア・スナイパー公が最近ハマっている芸能人のモノマネをしているのを知っていて、何度も見ているので、二人はそれをスルーした。

 

「そうだ。言うのが遅れたが、今日はわざわざ、会合のために来てくれてありがとう。ロレンツォ様。会合が終わったら、海藻酒とタラコで一杯やろうよ」

 

「うむ。そうしよう」

 

「あっ! 俺もご一緒していーい!?」

 

「私は構わんぞ」

 

「じゃあ、いいよ。スナイパーさん」

 

「わーい!」

 

「さて、今日聞きたいのは、魔光に圧力をかけられて水流の極魔弾を解放したという話についてなのだが……」

 

「ああ……筋書きの通りにね……じゃあ、会合を始めようか。ついに姿を表すビスマルク帝とも早く会ってもらいたいしね」

 

「……ビスマルク帝?」

 

「もうじきその存在が(おおやけ)になる、氷牙のトップさ」

 

「ほう……氷牙のトップ……」

 

「部屋はこっちだよ。ロレンツォ様」

 

ネオングライド公がロレンツォを部屋へと案内しようとしたが……

 

「その前に少し、いいだろうか」

 

ロレンツォが改まって口を開いた。

 

「何だい?」

 

「ツッコミとは何なのか、ご教授願いたいのだが……」

 

今日一番の真剣な声色で、ロレンツォは頼み込んだ。

 

「……スナイパーさん、頼んだ」

 

「えっ、俺?」

 

 

 

 

魔弾ソウル・キャッチャー。

 

第2の魔弾は命の魔弾。死せる(からだ)に命を灯す。

 

この魔弾から飛び出した手は肉体から離れた魂を掴み取ることが出来る。

 

そして、マナから生み出されたエネルギーを使うことで魂を肉体に戻し、蘇生することが出来るのだ。

 

元は再び世界を巻き込む争いが起こった時のために開発されたものだったが、今となっては戦国武闘会で命を落とした者を救うために使われていた。

 

戦国武闘会はあくまで競技であり殺し合いでは無いのだが、勢い余って相手の命を奪ってしまうケースもあった。

 

また、観客を守る防壁がまだなかった頃、激しい試合の余波で観客に被害が及ぶこともあった。

 

そんな戦国武闘会が始まって間もない時、突如として表舞台に現れたのが、魔光の騎士団である。

 

闇と光の騎士が摩訶不思議な魔銃を使って放った第1の魔弾は光の壁を生み出して観客を保護し、第2の魔弾は蘇生を行った。

瞬く間にしてその騎士団は(たた)えられるようになった。

 

死者の出ない、真の平和の祭典として、戦国武闘会はいっそう盛りあがっていった。

 

手加減することなく存分に力を振るえるようになったサムライは、より強い魔導具を求めた。

 

それを危険視したナイトは、より強力な魔弾の開発を進めた。

 

そうして今日(こんにち)に至ったのだ。

 

そんなナイトの中で今注目されているのがグレイテスト・シーザーである。

 

ナイトによって生み出された最強のナイト、グレイテスト・シーザー。

 

その強大すぎる力は大半が封印された状態にある。

 

武闘会の試合中ですら、抑えられた力で戦っていた。

 

そう、シデン・ギャラクシーに敗北した、あの大会でも。

 

この度ナイトの名家の上層部が、シデン・ギャラクシーを最大限警戒するとの方針を固めた。

 

魔銃と魔弾が大量に生産され、それらをさらに強化するための研究と開発が行われる。

 

それだけではなかった。

 

とあるナイト達の会合で、決まったことがある。

 

「グレイテスト・シーザーは《シデン・ギャラクシー》に敗れた……だが」

 

「そう。グレイテスト・シーザーはまだ本気を出していない」

 

「本気を、出させてみるとしようか」

 

「そうだ、これで……次こそは終わりだぞ。シデン・ギャラクシー」

 

そう、グレイテスト・シーザーの力の封印を解く事が決定したのだった。

 

 

 

 

一方、よく分からない派閥、爆獣は、廃墟になった城を勝手に拠点とし、こちらでもまた、会合が行われていた。

 

「う〜ん……」

 

一つの卓を囲って椅子に座った爆獣の騎士達は、頭を悩ませていた。

 

「なあ、やっぱお嬢様部がいいんじゃねえのか? やっぱり爆獣お嬢様部だろ」

 

爆獣騎士団の二番手《ダキテー・ドラグーン》が言う。

 

「いや! ここは王子様部プラ! 王子様の王家由来の高貴さが、爆獣騎士団のエレガントさを高めてくれるプラ!」

 

同じく爆獣騎士団の一員《パプラ・プーラプラ》が反論する。

 

「僕も王子様部に一票チュー!」

 

「俺はお嬢様部に一票入れるぜ」

 

《爆獣マチュー・スチュアート》と《爆獣工師ピーカプ・フィリッパ》がそれぞれ一票を入れる。

 

「おっと……今この場にいるのは5人だから、綺麗に割れたな……2対2か……うーん……なあ、ギーゼはどっちがいいと思う? お前がどっちに票を入れるかで決まるんだよ」

 

「俺に聞くなよ……」

 

お嬢様部と王子様部とは何か。

 

たまに行われるそれは、廃墟で日夜魔銃と魔弾の修行に明け暮れる爆獣のメンバー達の息抜き……ではなく、貴族にふさわしい精神性を手に入れるため、高貴な身分の存在になりきってみよう! という、まあ……ごっこ遊び……というか……いや、これもまた、修行である。そう、修行なのである。

 

ナイトとは貴族である。

 

ただし、爆獣は例外であり、ナイトだが貴族ではない。貴族に憧れる者達の集まりだ。

 

貴族に憧れると言っても、きらびやかな暮らしに憧れている訳ではない。

 

戦国武闘会で見た"格好いいナイト達"に憧れ、自分達もあんなふうに格好よくなりたいと思い、そんな格好いい存在になるための一環として、魔弾の扱いの修行だけでなく……まあ、廃墟の城に住んでみたりとか、その、ごっこ遊び……ではなく、貴族になりきる修行をしてみたりとか、そういうことをやっているのだ。

 

「お前達本気で言ってるのかよ。王子様ごっこやお嬢様ごっこをすれば、貴族みたいになれるって?」

 

「ごっこじゃねえ! 修行だよ! 新人!」

 

呆れた様子のイナバ・ギーゼにダキテー・ドラグーンが言い返す。

 

「新人はやめろ。もう俺が爆獣に加わって結構経つだろ。はあ……お前らなあ……」

 

イナバ・ギーゼは腕組みをしてダキテー達4人を睨みつける。と言っても、ギーゼの目は仮面のバイザーの下に隠れているので、本当に睨んでいるのかは分からないのだが。

 

「ま、お嬢様だろ」

 

「おお! よっしゃ!」

 

「決まりだね」

 

ギーゼの言葉に、ダキテー・ドラグーンとピーカプ・フィリッパが喜びの声を上げる。

 

「……っておい、今の今まで、"どっちもないわー"みたいな感じだっただろ、どういうことだ?」

 

「いや、王子様より、お嬢様の方が、数が多いからな」

 

ダキテーの問いに、イナバ・ギーゼはさらりと答える。

 

「数?」

 

「そうだ。王子様ってのは王の子供じゃなきゃいけない。でもお嬢様は、貴族の娘なら全員お嬢様だ。当然、王子様よりお嬢様の方が数が多い」

 

「ふうん。確かにそうだな。でもなんで数が多いのが理由なんだよ」

 

「数が多いってことは、色んな奴がいるってことだ。数が多いってことは、変な奴もたくさんいるってことだな。お前達みたいな変人集団が、王子様を目指そうとしたら、キワモノの王子様になって、浮いちまう。でもキワモノのお嬢様なら……まあ……浮くんだが……」

 

「結局浮くのかよ!?」

 

「話は最後まで聞け。お前は、50人の中で5人浮いてるのと、5000人の中で5人浮いてるの、どっちが悪目立ちしにくいと思う?」

 

「そりゃ……5000人の中で5人浮いてるほうだろ!」

 

ダキテーは少し考えてから、手のひらに握りこぶしを叩きつけて答える。

 

「その通り。だから俺達変人集団は、お嬢様部の方が向いてるのさ」

 

「うーん、なるほどなぁ……でもよ、変人変人ってあんまり言うなよ」

 

「事実じゃないか。それに、変人なのは悪いことじゃないぜ」

 

「え? そうなのか?」

 

「現にお前達、ヴァルアーサーの変人ぶりに惹かれて爆獣に入ったんだろ?」

 

「う……それは……」

 

「確かに……」

 

「そうっチュ……」

 

「プラ……」

 

「たった一人で爆獣騎士団を名乗って、ジャンクパーツを拾い集めて、泥や油にまみれながら魔弾もどきを作ってた、そんな変人ヴァルアーサーに惹かれたんだよな?」

 

「俺が加わるまで、本当にもどきだったからなー……」

 

爆獣工師ピーカプ・フィリッパは頬をかきながら言った。

 

「ヴァルアーサーは変人だったからお前らという仲間に恵まれた。そしてお前らも、変人の素質があったからヴァルアーサーに惹かれて仲間になった。変人だから得してるんだぜ、お前達は」

 

「なるほど……!」

 

「気づかなかったプラ……!」

 

「変人なのはむしろいい事だったんだな! 気づかなかったぜ! ありがとなギーゼ! よっしゃ! それじゃ早速外でお嬢様部始めるぞ! 行くぞお前らー!」

 

「チュー!」

 

「プラー!」

 

ダキテー・ドラグーン達は、城の外に走り出して行った。

 

イナバ・ギーゼは、正直王子様部でもお嬢様部でもどっちでも良かった。

 

だから適当にお嬢様部を選んだし、お嬢様部を選んだ理由も適当に説明した。

 

実際に王子様やお嬢様になれる訳じゃないんだし、浮くとか浮かないとか、関係ないのだ。

 

でもダキテー達はそれで納得した。

 

正しいことを言うのが正しいんじゃない。この場においてはダキテー達を納得させて、さっさとお嬢様部でもなんでもやってもらって、満足してもらうのが良い。とギーゼは考えたのだった。

 

それに、王子様部だろうとお嬢様部だろうと、ギーゼ自身は参加する気がなかった。

 

そう、どっちでも良かったのだ。

 

「お前は行かないのか?」

 

椅子に座ったままのピーカプ・フィリッパに、イナバ・ギーゼが問いかけた。

 

ピーカプ・フィリッパは、少しの沈黙の後言葉を返した。

 

「……お前さ、自分は違うって言い方するよな」

 

「……」

 

「お前達お前達ってさ、俺達、とは言ってくれないんだな」

 

ピーカプは椅子から立ち上がり、そしてギーゼに背を向けて言った。

 

「そういうの、寂しいんだぜ」

 

「……」

 

言い終えたピーカプは、城の外へ向かって歩き出した。

 

「待てよ」

 

イナバ・ギーゼは立ち止まっているピーカプの隣まで歩いてきた。そして……

 

「俺も参加するぜ。爆獣お嬢様部によ」

 

「ギーゼ……お前……!」

 

見えないが、ギーゼのアーマーの下の顔は、笑顔を浮かべているだろう。ピーカプはそう思った。

 

「さあ、行こうぜ。ダキテー達が待ってる」

 

「よーし! 行きますわよー!」

 

二人はお嬢様らしく、城の外に向かって、決して走らずに、早足で、お上品に駆け出した。

 

城の外でお上品に振る舞うお嬢様達の上では、暗雲がうごめいていた。

 

これから起こる凶事を示唆(しさ)しているかのような暗雲だった。

 

そう、本当の戦いの時は……

 

本当の戦いの時は、近いうちに訪れる。

 

 

 

 

次回予告

 

「いただきますは食事の最初に言うんだよ。」

 

ベンケイとトドロキはお米が大好き!

 

「やあ、ヒューマノイド。確か名前は……トドロキ君、だったかな?」

 

アヴァラルドとトドロキは、どう関わっていくのか?

 

「ロレンツォ様、ご武運を!」

 

次に試合に出場するのはロレンツォIV世!

 

「ロレンツォ様が二人!?」

 

天雷のロレンツォは、双子だった!?

 

次回、《天雷を蝕む威牙》

 

「私の……このロレンツォの負けだ……」

 

第三章・開幕。戦いも、陰謀も激化していく! そして、乱入者シノビの目的とは!?

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