結構頑張りましたので、是非見てください…!
ちなみにこのユウマくん、ブルアカについての知識は皆無です。
それと途中見づらい文があると思いますが配色的に必要でやってるので、もしそれでも問題あるようでしたら教えてください。修正します。
こうして自分たちはマダムとやらの使者に連れられて、アリウス分校という場所までやってきた。
あの時とは違って、エボルトが中にいるという安心感があるからか落ち着いて動くことができ、移動中使者がびっくりするくらい無口で何も話すこともなかったため、周りを少し見る余裕ができた。
…酷い有り様だ。瓦礫が積み重なっていて敷地が汚れているし、そこかしこで倒れている人や銃を持って戦っている人がいる。
なんなら、血を流している人だっている。
ここが学校の敷地内だなんて、普段の自分だと絶対信じられなかっただろう…。
いっそ戦争時の戦場の方が、当時の人ではないにしてもまだ割り切れるところもあったはずだ。
「…?」
そう感じながらも、倒れている人や血が流れている人を見ても気持ち悪さなどが一切湧かない自分に少し疑問を抱いた。銃で撃たれるどころか、人が倒れているところさえ殆ど見たことがない自分が、だ。
前世では、作品というフィルターを通してでしか人が血まみれになったり、倒れる、死ぬといった悲劇的な場面を見ていなかった。血もボディペイントとかだし。
だが、ここは現実だ。
ここは前世以上に軽く引き金を引くだけで、人は簡単に死んでしまう。
そして、ここの人たちは恐らくアメリカよりか引き金を引くことになんの躊躇もクソもない。
目の前の人が突然撃たれて死んでしまう、というようなことが当たり前に起きてしまう。
創作の中でしかなかったような世界が、今、自分の目の前にある。
元の世界に帰る手段は、今のところ皆無。
一発でも致命傷を貰えば、即人生終了のマジもんのクソゲー。
こんなの、例え引き換えで一生暮らせるお金を渡されても断固として関わりたくないだろう。
……だが、やるしかない。
こんなところに来てしまった以上…生きるためには、こちらも覚悟を決めなきゃならないんだ…!
そう、やるしかないんだ…!!
歩いて進みながら、自分はそう強く決意した。
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「マダムは間もなくお越しになる。それまでここで待て」
先程までの荒れた場所から一転。
外見はシンプルだったのに、まるで中世のフランス貴族の豪華な屋敷みたいな綺麗な内装のところに入り、その内の一室に案内されてから使者の人にそう言われた。
まあ、フランスどころか豪華な屋敷なんてものに入ったことはないから、殆ど昔見てた仮面ライダー作品の中のから勝手にイメージした要素が強いんだけどね。園崎家とかサソードの剣ぼっちゃまの家とか。
……すげぇ。シャンデリアとかピカピカな内装とか、いい感じに味が出てる観葉植物とか。
まるでこれから映画の撮影に使いますと言われても違和感ないほどの綺麗さに、自分は思わず言葉を失っていた。
こういうのを直接見たことはなかったので、せっかくだし待ってる間ゆっくりと見ることにしよう。
『…想像以上に反吐が出そうだ。気色悪いったらありゃしねぇ』
「…ん?ごめん、上手く聞けなかったんだけど、何か言った?」
『いーや、なんも言ってねえな?』
「…?そっか、わかった。」
そんな感じで少し見入っていると、ふと自分の中から何かエボルトがボソッと何か言ってたようで小さい声が聞こえたが、何を言っていたのかわからなかった為聞き返してみると、普通になんもないと返された。
はて、気のせいだったかな…?
にしてはなんだか違和感を感じるが、原因が全然わからないのでひとまずは気にしないでおこうと思った。
そういえばなんだが、あれからエボルトに教えてもらって、エボルトと──ひいては、その日のライダーと──脳内での会話ができるようになっていた。
イメージ的には電王のイマジンに憑かれた時とか、ジオウトリニティの時のあの空間のようなものだ。
エボルト曰く、これは自分に元々できることらしいので今後は他のライダーの時とかで時折聞くときがあったら聞いていこうと思う。
そうしてそのまま暫く部屋を見渡していると、ガチャッと扉が開く音がして使者が入ってきた。
相変わらずガスマスクみたいなのを付けていて表情が全く見えないが、何なのだろうか。
まあどうでもいいか…。
「マダムの準備が整った。これより案内するためついて来い。」
いよいよ、マダムとやらの対面だ。
正直言うと不安だとか怖いだとか、そういう感情が結構あるにはある。
でも、なぜか不思議とそれを気にしないでなんでもないように振る舞うことができるようになっていた為、最初からは考えれないくらい落ち着いていられるのだ。
なんだろう…?ずっと想定外のことしか起きなくて、感覚が麻痺してしまったのだろうか。
なんだか自分が自分ではないような謎の感覚を抱きつつ、使者の後についていって歩き進めていった。
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「よく来ましたね、異邦の人。お前を歓迎しますよ」
「え?えっと…ありがとう、ございます…?」
使者の人に連れられて更に進むと、何やらここまでとは雰囲気や空気が一気に変わり物理的にも暗くなってきた。
と思ったら一際大きい部屋に入った瞬間、部屋の一番奥にあるステンドグラスの窓みたいなところが差し込んできた光に反射して、何とも神々しい輝きを放っていた。
それに少し魅入っていると、カツ…カツ…と、ヒールの足音のようなそれと同時に何やら大人の女性のような落ち着いた声が聞こえてきて、そう言いながらその姿を見せた。
『……!』
「お、おおぉ…!」
「ほう…?」
それを見た時の直球な感想は、一言で言えば───
クッッッソ気持ち悪ぃ!!!!!
これに尽きた。
考えても見てほしい、赤い肌で黒い長髪に目が無数にある頭部な上にその目がギョロっと全てこちらを見ている。
しかもそんな奇怪な見た目とは裏腹に、衣装はまるで正反対の純白なドレス。
それでいて立ち方や扇子?の持ち方とかの振る舞い方1つにまるで貴婦人みたいな雰囲気が出てる…という。
ツッコミどころありすぎて最早なんとも言えない状態にまでなってしまった…。
もういっそのこと、どこかの美食四天王みたいに「キッッッッショォォォォォ!!!!!!」と声を限界まであげて叫びたかった。
だが、一応ここは交渉の場。
交渉や取引の場では、お互いに失礼のないように…、
と、どこかで見たことがある。多分仮面ライダーだが!
ともかく!思わずおええっと言いたくなるところを、無理矢理おおっという感嘆の言葉にすり替えることでなんとかこの場を切り抜けることができた。
正直、この切り替えだけでもう自分を褒めたい。偉い!頑張った!
なんかマダム側も感心するような感じの反応してるっぽいし、これはハズレではない…はず!
そうして安堵していると、マダムが口を開いた。
「お前、中々見どころがありますね。昨日の異形の力といい、このまま野ざらしにするなど勿体ない…」
「は、はぁ…?」
こちらに向けて話している?と思ったら、返答を求めるような内容じゃなくて少し返しに困ってしまった。
どう返せばいいんだそれは…。
しかし、何故だか同時に嫌な予感もしてくる。
多分気のせいではないと考え、次の言葉を待つことにした。
「決めました。……お前の名前を聞かせなさい。」
「あ、はい…。城戸ユウマ、です」
「そう。ではユウマ、お前は私の被検体になりなさい。」
「はあ、ひけんたい……はっ!!?」
ひけんたい…被検体!?
え何それは…、初っ端からとんでもないこと言い出しやがったぞこの人!
正気か??正気じゃないのか???初対面の人に言う事じゃないやろどう考えてもぉ!!
実は聞き間違いじゃ…って思ったけど、なんか確認できそうにない雰囲気だし多分間違ってないからなんでか聞かなきゃ…!!
「え、ええと…何故なのか、お聞きしても…?」
「ふむ、理由ですか。それは簡単なこと、お前の身体に宿る神秘が私の知るものとは違う異端なものだからです。付け加えると、それには何故か
「…????」
「お前にはその神秘を研究するため被検体になってもらい、私の更なる進化の礎になって貰います…!」
しんぴ…??いたん…???
わからん、さっぱりわからんが……多分
色々気になるけど、エボルトと話した時のこの身体の記録ってのとも関係してるのは間違いないだろう。
というかそれを一目見ただけで見抜くって……この人、実はかなりやべー人なのか…!?
そう考えるとあまりにも怖い。怖いんだが…、少なくとも、これで被検体なんてものになったら生きることはできないどころか、生きるよりも辛いことが待っていそうだ…。
なんか不穏なこと言ってるし、こっちのことを一切考慮してない物言いだしな。
それに、実際ビルドとか初代とかで、そういうのはかなり定番だったしな。
そう考えると、やはり───
「…ごめんなさい。神秘だとか異端だとか、そういうのはさっぱりわかりませんが……私は自分の命が大事なので、その申し出にはお断りさせていただきます!」
「……」
言った…!よし、ちゃんと言ったぞ…!
これで最悪付け狙われるだろうけど、その時はその時だ。
エボルトの話通りなら、学校はここだけじゃないから他のところに行けば───
「…そうですか、実に残念です。」
「ええ…では、私はこれで」
「ですが、その力を持って好き勝手されると私が困るので、どこかへ行かれるくらいなら今ここで死になさい。」
「…え?何、を」
交渉は決裂。この話はここでおしまい。
そう思って帰ろうと後ろを振り向いたユウマに、表情一つ崩さずユウマを見るマダム。
マダムがそう言葉を放ち、ユウマがそう言って振り返った瞬間、マダムは既に指先をユウマに向けており、その指にエネルギーが集中する。
即座に放たれる、ひと一人を殺すには十分すぎる威力の凄まじいエネルギー弾。ユウマは咄嗟に反応できない。
そう、
『予想はしていたが…、まさか本当にやるとはな!』
《Are you ready?》
「変身!」
《ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!》
《フハハハハハハハ……!!》
「なっ…!!?」
「フハハハハハ!中々面白いことしてくれるじゃないか!さすがマダム、ってとこかぁ?」
エボルトの、まるで悪魔の降臨とも言うほど不気味な笑い声が、神聖なステンドグラスや部屋中に響く。
「何…!?それに、姿と、声が…!」
「…さあて、
それに対しマダムは、目の前の男──いや、白い大型の鎧の男が、自分の知る神秘とは異なる予測不能な存在であることを悟る。
彼女は、この予測不能な存在を自身の計画にどう組み込むか、あるいはどう排除するか、改めて思案を巡らせていた。
今ここに、マダムとエボルトという、二人の悪魔による
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「…マダム、だったか。さっきお前は、こう言っていたよな?」
「…?」
「「お前には神秘を研究するための被検体になってもらい、私の更なる進化のための礎になって貰う」ってな。」
「…そうですね。確かにそう言いました。ですが、それが何か?」
「お前が何を目指してるのかは正直
「何…?」
「お前の神秘は、この世界を支配するためにはまだまだ未熟、ってことだ。」
「…ッ!知ったような口を!」
「そりゃそうさ。
「何…!?どういうことですか!」
「おいおい、なんでもかんでも聞かなきゃわからねえのはおこちゃまのすることだぜ?大人なんだろ、お前?ちょっとは自分で考えるんだな?」
「クッ…!!」
自身の頭の部分にトントンと指を軽く当てたりと、あえて煽るように言葉を選びながら飄々と掴みどころのないように話していくエボルトと、エボルトの一言一言に翻弄されて歯噛みし続けるマダム。
今この場においてどちらが優勢かなど、誰が見ても明らかだった。
「そこで!だ。この俺から特別にいい提案をいくつかしてやろう。」
「…癪ですが、聞くだけ聞いてやりましょう。それで?その内容は?」
「ああ、まずは当然ではあるがこのアリウスの秩序の維持だな。お前がどうやって神秘を強くするにしろ、外敵の存在は厄介だろ?だから俺がお前が集中できるように、掃除を買って出てやる、ってわけだ。」
「ふむ、まあそれくらいは当然ですね。それで?」
「そうだな。次はこちらの知識…お前風に言うなら、「外界の知識」…ってやつだな。これは何を意味するか、お前でもわかるだろう?」
「……ええ、それはもう。」
「だろ?ならこれの説明は不要だな。そして、これは改善点みてえなもんだが…」
「…?」
「…まあ、これは見てもらった方が早いだろう。」
そう言うとエボルトは突然話を切り、部屋の隅にあった瓦礫の山に手を向け始める。
何かとマダムが少し疑惑も含めた視線を向けると、エボルトの手からブラックホールが発生し、瓦礫を瞬く間に消し去った。
驚愕するマダムを他所に、そして今度はマダムへと手を向けると、エボルトの手から再びブラックホールが発生する。
何か仕掛けるのかとマダムは身構えるが、特に何も起きず、それどころか気づくとマダム自身の内から何かが湧き上がるような感覚に襲われる。
「!これは……!」
「…っと、まあこんな感じだな。要するに、俺
「…確かに。これは搾取とはずっと違い、馴染む感覚がある…。」
「だろう?」
「だが、その方向性は以前からずっと行ってきた。それがこのようになるのは…なぜだ?」
「それも自分で考えるくらいしようぜ…。まあ俺は優しいから答えてやるが、カラクリは神秘の応用だ。」
「応用…?」
「ああ。俺には自身の力や能力を何千倍にも膨れ上がらせることができる能力があるんだがな、それも
「………」
「…まだ、何か求めるか?」
「…いいえ、十分です。むしろ、十分すぎるくらいと言いましょうか。」
「…そりゃ何よりで」
「いいでしょう、貴方を私の側近に迎え入れましょう。貴方への実験もやめにし、手を出すこともやめます。それでいいですね?」
「ああ、構わねえ。」
「では、交渉成立です。くれぐれも、そちらが提示した提案忘れないでくださいね?」
「…ああ、契約だ。」
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「…って、なったってわけだ。てことで、把握を宜しくな。ユウマ」
「じ、情報過多…!!」
あの時、死を覚悟しそうになってから突然意識がなくなって…気づいたら全部終わってたみたいで、エボルトに説明を求めたらこれが返ってきました。まる。
……いや、情報過多すぎてまだ飲み込み切れてねぇ!!なんか色々意味含めてるらしいし!
「ちなみになんだが、説明から理解できたと思うが俺はこの契約踏み倒す気満々で組んでるからな。契約内容以上に自由に行動できるぞ。」
「おぅふ……さすがっす…」
もう、じょうほうが、はいりきらない。
顔がまるでFXで全財産溶かした時みたいになっていく気さえしてる。
あ、ちなみに今はその契約相手のマダムから貰い受けた一室で休むため寝るついでに、こうして精神空間¹で話しているというわけだ。
それに、結果的には不本意ながらエボルトに全て任せる形になってしまったのも、個人的にとても悲しいし複雑だ。
…迷惑を、かけてしまったし。
「…ごめん。結局、エボルトに全部任せることになっちゃって…」
「ん?あー、これくらい対価としては十分さ。なんなら、前金ってことにしてもいい。」
「前金…?」
「ああ。「一ゲームの駒として、俺を楽しませてくれる」って、対価へのな。」
「…ははっ、なんだよそれ。まだ払えるかもわからないのにか?」
「いーや、払えるさ。…間違いなく、な。」
「?」
本当に申し訳なく思っていた俺の謝罪に、エボルトからの返しに思わず笑みがこぼれてしまう。
そうしてエボルトを見ると、なんだが本編でも時折見たような
あれは確か……いや、いまいち思い出せん。
いやそれより、ずっと気になっていたんだが…。
「あー…それ、って、何やってるか…聞いてもいい?」
「…これか?これは俺の能力をちょいと加工しているのさ。」
「…加工?何に?」
「それはまぁ…明日以降のお楽しみに、てな。」
「えぇ…またお預けかよ…」
「ハハハ。完成が気になるなら、この特製コーヒーでの飲みながら見てるか?」
「いえいえ!ご遠慮させていただきます!!それでは!!」
「おう、
やべえ、危なかった…!!
本編でもクソまずいことで有名なあのドブラックコーヒーを飲まされるとことだった!!
あ、でもどんなのかは気になるし、休んだら聞きに行こうかな…。²
そんなことを考えながら、自分は後日に備える為にしっかり身体を休めることにした…。
『私は自分の命が大事なので、その申し出にはお断りさせていただきます!』
「………」
「あの坊主、やや悲観的なところはあるが…本当に、楽しませてくれそうなやつだ…。」
そう呟きながら加工を続けるエボルトの脳裏には、かつて自分が認めた人間たちの姿が映っていた。
・城戸ユウマ(inエボルト変わらず)
全てをエボルトに任せてしまい自分は何もできなかったことを悔しく思っている。
何気にエボルト相手にベストではないがベターなコミュニケーションに成功している。
・エボルト
ユウマの格上に必死に立ち向かおうとする姿に成長を垣間見て結構乗り気になった。
これだから人間は面白い!
・マダム
計画が狂わされると思ってたけどある程度軌道修正できた。(本人談)
ユウマのとある事に気付いたようだが…?
・現時点の時間軸→原作からおよそ10年前
今週末のコミケ、1日目のアーリーでネオディケイドドライバー付けながら行けるのですごく楽しみです…!
宜しければ…感想の他にも、評価とか欲しいですね…うへへ…(一般通過する内なるヒヨリ)