あっっっっっぶねえ!
あと少しで緑谷と相澤先生が殺されていた!なんとか紙一重で助けれたが…時間が無い
「つ、司君!」
「よお緑谷大丈夫か?」
「う、うん…!」
「それなら良かった蛙吹、峰田も動けるか?」
「えぇ大丈夫よ」
「おいらも大丈夫だけどよぉ…お前は大丈夫なのかよ?!」
「あぁ俺は大丈夫だ、それよりも相澤先生を連れて今すぐ逃げてくれ」
「お前はどうするんだよ?」
「俺は
「はぁ?!いくらお前でも無茶だろ!?」
「いくら何でも危険よ司ちゃん」
峰田と蛙吹が戦うのは無茶だと制止する
気持ちはわかるよ、ヒーローが目の前で腕をへし折られ殺されそうになったんだ
けどな
「安心しろ、俺がそう簡単に倒されると思うか?」
不安にさせてはだめだ、ヒーローとは人々の希望なんだ
その希望が恐怖してはだめだ!
「3人にしかできないことだ、頼まれてくれないか」
倒れた相澤先生を横抱きで緑谷たちに運んでもらおうとした
しかし
「ダメだ…!十面…!」
相澤先生がかすれた声で制止する
…相澤先生、あんたはすげぇ人だ
両腕へし折られてなお、生徒の心配をするとはな…
「だが相澤先生、あんたは今戦えない状況だ
それに俺が行かなければ
…全員死にますよ?」
「!!」
「安心してください、俺も死ぬつもりなんてさらさらないですから俺を信じてください」
「……絶対に生きて帰ってこい」
先生は苦虫を嚙み潰したような表情でそう言った
「もちろんです」
そう言うと俺は相澤先生を緑谷たちに運ぶのを託した
さて、と
「さぁ!かかって来いよ!
お前らは相澤先生の仇であいつらを恐怖させた
その分のツケは払ってもらうぜ!
「チッ…なんであんなガキに吹き飛ばされてんだ!
何やってるんだ脳無!さっさと起きてあのガキを殺せ!」
死柄木がガリガリと自分の首を掻き
そう叫ぶと壁に叩きつけられた脳無は再び動き出し俺の頭を殴りつぶそうとした!
やっぱり、効いてないか…!
まぁいい!予定通り細切れにしてやる!
するとドライバーからトランプのカードのようなホログラム
エネルギースクリーンが出現しそれを通過すると
仮面ライダー
そして手元にブレイドの専用武器
ブレイラウザーを出現させ、ライドブッカーをソードモードに変形させ
2刀流で脳無に向かって駆け出し
俺に向かって来た腕を切り落とそうとしたが
筋肉繊維しか切れず
バックステップの要領で攻撃を横に避けた!
すると…
「!…腕が再生した?」
切断した筋肉繊維がぐちゃぐちゃと不快音を立てながら再生した!
「当たり前だ!そいつは対オールマイトに作られた脳無!
切断した程度の傷ならあっという間に治る!」
死柄木が少し苛立ちながら自慢げに話した
……思ったより頑丈だ!
ならば切れ味を上げて、それと同時に再生を遅らせればいい!
一枚のカードを装填すると
ライドブッカーがマゼンタ色に輝いた!
さらに!
もう1枚のカードを装填すると
ブレイラウザーが、電撃を帯び青白く光りだした!
そして脳無の懐に潜り込む為に再び走り出した!
「脳無!今度こそあのガキの頭を叩き潰せ!!」
脳無の拳が目の前に迫るが
それよりも早く懐に潜り込み!
「ドリャア!」
今度は腕を斬り飛ばした!
「腕を斬った!?けど無駄だ!そいつは超再生の個性を持っている!腕を斬り落としても治る!」
死柄木がそう叫ぶも
「…あ?なんで!なんで腕が再生しないんだ!?」
脳無の腕は再生しない!
「確かにあの耐久と超再生は厄介と言わざるを得ない
だがな
再生する前に傷口を焼き切ってしまえば
再生は出来ないんじゃないのか?」
昔マンガで
熱したナイフで傷口を塞ぐ応急処置があると読んだことがあったが…
どうやらその知識が今回、生きたようだ
「さぁどうする?これ以上戦ったとしてもお前らには勝ち目はないぞ?
大人しく捕まったらどうだ?」
出来ればこの説得で諦めて欲しいが…
「誰が捕まるか!脳無!
死柄木は脳無に命令し最後まで抵抗する選択肢をとったようだ!
ッチ…やっぱり最後まで抵抗してくるか!
「…そうか」
それを聞くと俺は武器を構えなおし、迫りくる脳無を
「ハァッ!」
縦に真っ二つに切断した!
脳無は再生することなく、ぴくりとも動かなくなった
そしてそれとほぼ同時に
バアン!
USJの出入り口のドアが吹き飛び
「もう大丈夫
私たちが来た!」
黄色のスーツを着たオールマイトと
「1‐Aクラス委員長 飯田 天哉!!ただいま戻りました!!」
飯田が雄英にいるプロヒーローたちを連れて来た!
「あ”あ”ぁ”ぁ”!!黒霧どこ行った!!?」
それ見た死柄木は黒霧を呼び撤退しようとするが肝心の黒霧がいない
…そう言えば今思えばおかしい
俺の記憶が確かなら死柄木と黒霧は脳無と一緒に居たはずだよな?
分身に黒霧の相手は任せたが分身は捕縛まで出来たのか?
というか何故、飯田とオールマイトが同じタイミングで来たんだ?
「黒霧ってのはこいつのことか?」
その声がする方に視線を向けると
そこには白髪糸目の俺と同い年くらいの少年が
……誰だ?あいつは?あんなやつ原作に居たか?
「誰だ!てめぇは?!」
死柄木が
血が出るほど首を引っかき声を荒げて聞いた
「僕の名は
………はぁ!?
「はじめましてやね、ディケイド君!」